シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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相手を選ぶ
この映画は観に行く相手を選びます。
それを知って行くべきかと…
友達以上恋人未満だと、もしくは付き合いたての
まだ…っていう相手と観に行くと序盤から
非常に気まずいシーンがございます。
私は思わずギョギョッとしてまって
映画を観た後で感想を彼と話す時に
アダルトリトルバイオレンスディズニーと
伝えたら笑われてしまいました!
そして序盤のアダルトなシーンを見て目を丸くした
私に気がついたようで、驚いてたねと言われて
それに返す言葉の正解が見つかりませんでした。
だって突然アダルトすぎるし、そのあとグロいし
でも女性の首の傷がエラになるハッピーエンド!
むしろ露骨な描写があると知ってたら他の作品を
選んでたよね?!と確認したくなってしまった。笑
ちなみに途中で相方はトイレに立っていた…
私も終わった後で長いと感じました。
あのセクシー描写は監督の個人的な趣味?
とまで思ってしまう悪役の手を食いちぎられた
男と妻とのセックスシーンは必要だっただろうか…
まぁとにかく声を失ったアダルトな人間アリエルと
ゆで卵で胃袋を掴まれた手話のできる人魚王子は
めでたく一緒になれたわけですが1800円は
ちょっと高いかなぁ…でも音楽は良かったです!
ちなみに猫食べられた隣の部屋の良き友も髪の毛を
気にしてて、カツラってワードが出てきますので
それも観る相手を選びますので、ご注意ください。
これから鑑賞される方は、相手を選びましょう。
会話をしない愛の形
声を出せない主人公に対して、身の回りの登場人物は声を出してコミュニケーション出来るにもかかわらず、無口な夫に呆れる友人、業務的に性行為をする上司など、皆孤独です。その中で半魚人と主人公は心を通わせます。よく「これは〇〇よ!」と言葉で教えて通じ合った気になってしまうことがありますが、身近にない手話でコミュニケーションを取ることで、本当に通じているのか?理解出来ているのか?と、コミュニケーションエラーを疑ってしまいました。普段使い慣れた言葉でコミュニケーションをとることで、相手に自分の真意が伝わっていると信じている事実に気づき、ハッとしました。
最後に主人公の首の傷が半魚人の能力によりエラになりましたが、半魚人の能力は傷を癒したり、元の姿に戻すことなので、もともと主人公も半魚人だったのでは?と思いました。
途中で半魚人は衰弱していましたが、理由が分からず、しかも後半にはピンピンしていたので分かる人がいましたら教えて欲しいです。
さかなの人はよかった
ビジュアルのデザインや造形が素晴らしかった! “彼”の目を見てるだ...
サリーホーキンスはかわいい!
美女と野獣的なロマンティックなお話だとテレビで紹介されていた気がしましたが、ぜんぜーん違います。R15指定でしたがR18指定でも良いくらいグロテスクで性的です。心の準備をしておかないと序盤から度肝ぬかれてしまいます。
最後は所謂ハッピーエンドでしたが、あれで主人公は幸せになれるのでしょうか?
主人公が半魚人に恋をした理由は、半魚人の姿が美しい(見ようによる)ことと、言葉が話せないという共通点があることも大きいと思いますが、何よりこの主人公がかなり欲求不満なので相手してくれるならもう誰でも良かったんじゃ…
そして主人公への半魚人の愛はそこまで描写されてないので主人公の一方的な愛なのではないのか?本当に愛し合っているのか?この先ふたりはどうなってしまうんだ…ともう2日考えている時点で私はこの作品の虜になっているんですね〜、こんなに余韻の長い映画ははじめてだったので私にとっては心に残る作品になりました。
作中でも主人公のサリーホーキンスは美人ではないと言われてましたが、誰がなんと言おうと彼女は可愛くて魅力的な女優さんです。
わかりやすい。
話の流れがわかりやすいので見やすいのでは。謎といえば、あの水に浮かべる緑のやつは何だ?見た目てきに必要なの?くらい。あとはヒロインがちょっと年だなって思ってしまった。
お伽話
私はある程度健常な人間なので、メイン登場人物の気持ちを理解する事は難しいのだけれど、一見ホワイトカラーで何もかもを持っているような悪役の警備室長も、上の人から「まともな男になれ」と圧迫されている時の場面には得も言われぬ気持ちになります。本当は普通の人なんてどこにもいないのかもね、と思わされます。
ラストは二人は幸せだといいね!と6歳のギレルモ・デル・トロ監督に微笑みたい気持ち。
北斎の「蛸と海女」なんだな
ダークサイド童話
良くも悪くもデル・トロ監督らしい映画です
映画としての良い悪いより、合うか合わないかの感性で評価が異なる映画と思います
ファンタジーなのですが 童話だとオブラートに包む人間の欲望やダークサイドを 無造作に投げ込んできます
少し昔だと単なるB級映画で終わっていたかもしれませんが、環境や技術の進歩もありアカデミー賞の対象になる時代になったと感じます
スプラッシュとの類似についての指摘もあるようですが、私はあまり気になりませんでした
確かにプロットはよく似ていますし、ファンタジーを現実に持ち込むというベースも類似していますが、
スプラッシュは監督やキャストの性格もあって、画面や演技、色々な描写が基本的に陽の世界ですが、こちらは明るさ、背景など陰が基本の描きかたなので、印象が大きく異なりました
愛に包まれて生きる幸せ
まず印象深かったのが、計算し尽くされた映像美である。
終始、青緑色が至るところにちりばめられていて、レトロな音楽や雰囲気とも相まって、ずっと水の中にいるような、昔に戻ったような感覚に心地良さを感じた。ところどころ、直接的な姓描写や、グロテスクなシーンがあったにも関わらず…もしかしたら、誰もが経験したお母さんの羊水の中のような?そんな安心感が全編を通してあった。
また、ヒロインの気持ちの変化に合わせて、だんだん赤などの差し色が増していくのが、非常にお洒落で可愛かった。
何気ないひとコマも、そのまま静止画として切り取れば立派な構図になっていて、ストーリーを追うのと映像を楽しむのとで非常に忙しい二時間となった。
観ている間は気づかなかったが、常に3分置きくらいに何かしらの形で水が出てきていたらしい(ギレルモ・デル・トロ監督インタビューより)。
そして、ときどき聖書(サムソンとか)の内容があったので何か意味があるのかと気になったが、具体的な理由は見つけられなかった。アメリカはキリスト教の国なので普通なことなのか…?
「シェイプ…」は「愛」がテーマとのことだが、キリスト教も愛を説いているから、もしかしたら自然なつながりなのかも知れない。
ちなみにカレンダーの「10日」にも何か裏設定があるのかと思い探してみたが、イエス・キリスト復活のち昇天後10日の「ペンテコステ」くらいしか見当たらなかった。深読みし過ぎかな…?
魚人(謎の生物)と人魚(ヒロイン)の違いについても考えた。
最初のナレーションでヒロインのことを「声を失った姫」と言っているのがすごく気になった(日本語訳だが)。「姫」と言われれば人魚姫を連想するが、人魚姫の物語では、姫は声と引き換えに地上で歩くための足を得た。最後に、実は元々いた海に戻っただけだったのだかも、と考えてしまった。
最後に詠まれた詩、はっきりとしたフレーズは覚えていないが「愛に包まれながら、漂いながら生きる」だったか…?
美しいが、ちょっと夢うつつな、この世のものではない幻想的な印象を受けた。いつもあたたかな愛に包まれて生きていられたら、どんなに幸せだろう。
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