「You don't know just how much I love you !」シェイプ・オブ・ウォーター Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
You don't know just how much I love you !
1980年頃は年3~400本映画を観ていた時期もあったが、自身の入院や脳梗塞になった父親や認知証を発症した母親の介護で映画を観ていない(観られない)時期もあった。
2017年などは劇場観た映画はたった1本だった。
最近、再上映される作品が多いのは、見逃していた作品や若い人が旧作を映画館で観る機会が得られて良いことだと思う。
12月3日(火)
サーチライトピクチャーズ設立30周年を記念して再上映されている作品の一つである未見だった「シエイプ・オブ・ウオーター」をTOHOシネマズ日比谷で。
イライザ(サリー・ホーキンス)は、耳は聞こえるが言葉が発せられない。政府機関の研究所の清掃の仕事をしている。隣人の絵描きジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)とは仲良くしているが、彼は女性には興味がない。一緒に清掃の仕事をしているゼルダ(オクタビア・スペンサー)は超おしゃべりだが、手話を理解しイライザを助けてくれる。(喋れないイライザと喋りまくるゼルダのコンビが絶妙)
ある日、研究所にアマゾンで捕らえられた半魚人のような生物が秘密裏に運ばれて来る。責任者のストリックランド(マイケル・シャノン)は“彼”を虐待している。“彼”が捕らえられている部屋も清掃するイライザは“彼”と手話等でコミュニケーションを取るようになる。
ストリックランドは“彼”を生体解剖をすると言い出し、イライザはソ連のスパイであるホフステトラー博士(マイケル・スタールバーグ)やジャイルズの手助けもあり、“彼”を研究所から脱出させ自宅のバスルームに匿うのだが・・・。
この映画では緑色がかなり強調されている。イライザが清掃業務の時のユニフオームが緑色、隣人のジャイルズが描がいて書いているポスターには緑色を使えとオーダーされるし、ジャイルズがイライザと一緒に食べるパイが緑色、ストリックランドが購入したキャデラックの色がグリーン(グリーンではない、ティルだ)、食べている菓子の色もグリーンである。
全てがダークウオーターの緑色を暗示しているかのようだ。
イライザも最初のうちは地味な色の服を着ているが、“彼”に会って、夢で“彼”と踊るシーン(まるでここだけミュージカル)では真っ白な服を着ている。ウエディングドレス姿を想起させる。そして、彼女は“彼”と結ばれ、真っ赤な服を着るようになり、ラストでは真っ赤な血にまみれてしまうのだ。映画のポスターにも使われている赤いドレス姿で水中で抱き合うイライザと彼。
水には形がない。彼らの愛も形に収まるものではなかった。ちょっと「スプラッシュ」を思い出したね。
ストリックランドに言い寄られたりして、彼に嫌悪するイライザが面と向かって(中指を立てるのではなく)手話でF・U・C・Kとやるのが可笑しかった。
シネクイント、楽しみにしてましたが上映時間がとても遅かったので今回は残念ですが断念します!声のかすれがやっとのことで治り始めてき来たので、人混みと寒さは避けます。でも情報ありがとうございました。全く私は知らなかったのでとても嬉しかったです。
この映画は映画館で観ました。
サリー・ホーキンスさん以外にこの役を演じられる人は
思い浮かびません。
手話でF・U・C・K・・・ありましたか?そんなシーン。
本当に細かく繊細に観られてますね。
そうなんですよ。
コメントも共感も一切届かないです。
知らせて下さりありがとうございます😊
緑色ってあまりよくない色ですか?歌舞伎では緑色の着物の女形は、決して位が高くない、場合によっては田舎の女の子、或いは不細工な女性の着物ですよね。あと、アメリカとかでは、緑色は怖い人(異なる人)の色ですよね?ウィキッドでもそうだし。緑色ってなんなんだろう、面白いですね!
こんばんは。この映画とても好きです。たまたま飛行機内でしか見ていません。地上の映画館で見たい!ポスター(池袋のグランドシネマサンシャインに架かっている)が美しい。映画館で見たいです。