劇場公開日 2018年3月1日

「テンポが良く、思ってたのよりシンプルで、思ってたよりグロくなかった...」シェイプ・オブ・ウォーター collectibleさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0テンポが良く、思ってたのよりシンプルで、思ってたよりグロくなかった...

2022年10月2日
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テンポが良く、思ってたのよりシンプルで、思ってたよりグロくなかった。なまなましいシーンはあったけれど、それは重要ではなく、なくてもいいくらい。全年齢対象できるようにすればよかったのに...と思っちゃう。本当に良かった。他にいろいろ思ったのは、セットが非常に良い。そもそも映画館の上にすんでるとか良い。オーナーも好き。
ゆでたまごのせいでバレんのかと思ったけど違ってた。
ストリックランドが嫁とヤッてるシーンが一番いらない。指の血が...とかも関係なかったし、家族シーンは権力側の人間という事をいいたいのか、イライザとの対比で見せているのか。

ホフ博士は(ディミトリ)根性ありそうだったのに最後は何で喋ったかね。言わなさそうだったけど。死後に手掛かりが出てきてバレる...みたいな展開のほうがしっくりくる。良キャラだったのに、さいごイヤになった。

ジャイルズ(リチャードジェンキンス)がとても良いキャラクターをしていた。自分に忠実じゃないか。良識はあるもダメな部分が結構あってそこがまた良い。パイ屋のイケメン目当てで店に通うので、まずいパイが冷蔵庫にびっしり入ってる。ダメポイント。酒で失敗してる過去があり、ハゲを気にしてカツラをかぶる。
はじめは救出を断る。イケメンが黒人差別にゲイ差別だったので傷心→イライザ、君を手伝うよ。この流れも人間くさい。
ハゲなおったら大喜びして魚人への評価が変わるとこも人間くさい。

純愛ストーリーとしての評価が高い作品なのだけど、ストリックランドを差別と権力の象徴のように描かれていて、差別される側の人間がそれと戦う物語でもある。ラストも良かった。

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