「静かな魅力」シェイプ・オブ・ウォーター BARCA!さんの映画レビュー(感想・評価)
静かな魅力
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主人公イライザは声を失っており、周りの人たちも日常において会話の機会ぎ明らかに少ない。そんなところに半魚人が現れて…
コミュニケーションらしい会話は無く、イライザと"”モンスター”の恋は続いていくわけだが、自分にはネット社会が確立された現代への風刺の様に感じられた。
オーバーな描写は極力抑えられていて、静かに2人が描かれており、そこに作品自体の価値、魅力が見られた。また、恋愛映画にとらわれず、カテゴリーの枠を超えた作品とも言える。
ただ、イライザも結局川に行ってしまうラストはその場では飲み込み切れず、作品のパンチはそれほどなので、アカデミー獲得という色眼鏡は避けるべきか。
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