「高クオリティ」シェイプ・オブ・ウォーター U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
高クオリティ
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お話がどおとか、テーマがどおとか言う前に、紡がれる画面の美しさに息を呑む。
そのアングル!
そのフレーム!
その照明!
…よくぞそこまでのクオリティを維持したと感嘆する。
物語はなんだか、どこかで読んだ事があるようなないようなな感じではあり…芯を外さない感じ。
異人種というか異生物であり、共通の言葉というコミュニケーションツールを持たない恋人たちの話…で、いいのだろうか?
文字に表すとなんだか幻想的でもある。
なのだが、作品中の恋愛模様は中々に生々しい。初Hの模様を恋バナの如く語る様はパワフルでもある。
まあ…魚に欲情できるかどおかの話しは、一旦置いといてだが。
まあ、色々あって彼女は不遇なる世界を捨てて、愛するパートナーと新世界に旅立ったみたいな結末。
「愛」は全てを凌駕するのだ!
今回凌駕していった数々は結構凄かった!
猫を食っても色褪せない!
生殖器がグロテスクに出現しても、なんのその!
というか…愛は盲目って事で説明できちゃうのだろうか。力技やなあ。
物語は既存ながら、それをデコレートする全てが高水準すぎる事に驚きを隠せない。
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