「差別という名の愛がテーマ。」シェイプ・オブ・ウォーター toomeさんの映画レビュー(感想・評価)
差別という名の愛がテーマ。
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魚人はかなり人間ぽいことに違和感感じましたが、
(異物感が伝われば良しぐらいな存在感)
この魚人を気持ち悪いということが1つの差別、
というか。それについて貴方はどう思う?と
問われてるような気がして観てました。
(実際私は魚人の姿にグロテスクさを感じたし、
生理的な拒否反応を抱きました。
それは白人主義の人が見る黒人への目に近いのかもしれない、その具体化だと思うと少しゾッとしました。
私は見た目で差別してしまったのだから。)
それに加え、身体障害を持つ主人公や心優しい黒人女性にゲイの画家、白人主義の上司が登場するけれど、各キャラクターの深掘りは不要というか、植えつけられた其々の社会的イメージとして見るくらいが丁度良いと思います。(俳優の演技力でその辺りの辻褄はカバーされてます)
人種差別の問題が大きくなっていた1960年代アメリカという時代背景と、それから現在に至るまでの観点を想像しながら見ると中々面白かったです。
あと、
サリーホーキンスの演技ひとつで泣けました。
音楽と美術も美しかったです。
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