「If do nothing, neither we are. とってもデル・トロ」シェイプ・オブ・ウォーター アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
If do nothing, neither we are. とってもデル・トロ
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ギレルモ・デル・トロと言えば「パシフィック・リム」や「ヘル・ボーイ」で知られるオタク監督。そんなオタクな監督がついにアカデミー賞取ったかぁと何だか感慨深い物もあって期待してた今作なのですが・・・何というかアカデミー会員との距離を感じました。
アカデミー会員って映画関係者なので、単に映画が趣味の一般人とは違う感覚を持っていると思ってるんですが、今作はそれが如実に表れた印象を受けました。
ま、半魚人と喋る事のできない女性とのラブストーリーを撮ろうなんてギレルモ・デル・トロ監督しか考えないでしょうし、独創性は相変わらずスゴいと思いますけどね。こういった作品がアカデミー賞を取るって事自体が時代の変化を感じ喜ばしいのですが・・・内容は正直普通でした。
個人的には主役より周りのキャラクターが良かったです。マイケル・シャノンはいかにも悪役でハマってました。仕事仲間のオクタヴィア・スペンサー、面倒見が良いオバチャン役が最高に似合いますよねー。御年70歳のリチャード・ジェンキンス、気の良い隣人としていい味出してましたね。ネコ食べられちゃって可哀想!
デル・トロ監督の作品では「パンズ・ラビリンス」の方が印象に残りましたが、今作は今作でデル・トロ・ワールドへの入り口として良いのではないでしょうか?
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