「悲しいけれど幸せな気分になるのは何故?」シェイプ・オブ・ウォーター ともちんさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しいけれど幸せな気分になるのは何故?
最後の文にラストのネタバレを書いています
観てない人は 注意してね
昨日は「しあわせの絵の具 愛を描く人 モードルイス」
そして本日は「シェイプ・オブ・ウォーター」
続けて サリーホーキンズ主演の映画を観ることになるとは
(しあわせの絵の具が 内容が気になっていて まさか
サリーが出ているとは知らず 映画を観ている時に
あれ?この人 もしや・・・って感じ)
ギルレモ監督は日本の特撮ものが大好きだそうで
やはりかつての円谷作品の「ウルトラQ」も観ていたのだろうか?
この映画を観ているとかつての「ウルトラQ」にも重なる
1話完結で 空想SF作品があったのだけれど
思わず これはウルトラQだ!と思ってしまった
形や肌の色や さまざまな愛し方や
そういうものがあっても いいんだよ
世界が 慈しみあい 愛し合ったら
世界は素晴らしいんだよと
この映画は伝えているような気がした
しかし 世間はそうはいかず
違うものは受け入れられず 憎み 怒り
暴力で傷つける
この作品でもそういう悲しい
人の愚かなところも描かれる
以下はラストのネタバレなので
見ていない人は 読まないでね
ラストは彼女は死んでしまうのだけれど
その 瞬間
同監督の「パンズ・ラビリンス」を思い出してしまった
監督!!殺すの好きね
と 彼女の死んだ悲しさと
同時に 監督また殺した と思ってしまった
ラスト水中で死んだ彼女を抱きしめる彼(半漁人?)
突然彼女が目を覚まし生き返るのだけれど
あれは どう解釈したらいいのだろう・・・
「パンズ・ラビリンス」のラストから観てとると
やはり あれは 空想の世界なのかな?