「主役の女性の描き方が素晴らしい」シェイプ・オブ・ウォーター フラレオンさんの映画レビュー(感想・評価)
主役の女性の描き方が素晴らしい
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話すことができない女性と、秘密の研究所に監禁された怪物?との愛の物語。
舞台は冷戦時代のアメリカ。
彼女の周りにはゲイの画家や黒人女性、共産主義者などマイノリティが多くいます。
逆に悪役のストリックランドは典型的な白人の成功者。
マイホームに高級車、美人の奥さんに囲まれています。
ちなみに暴力的な彼が家でDVでもしてたら話がぶれますが、家族との関係も良さそうです。
この対比やマイノリティの苦しみが表現されています。
怪物?との交流をとおしてそれほど美しくないと思っていたイライザがどんどんチャーミングになっていきます。
彼女の日常を表現している監督のセンスもいいですし、
勉強不足で主役の方をしりませんでしたがすごくいい女優ですね。
彼女の演技が映画をグイグイ引っ張っているためストーリーのアラがあまり気になりません。
研究所のセキュリティがズボラすぎ。
ボブ、死に際に何で清掃員ってヒント与えちゃうの?とか。
マイノリティがみんな良い人。マジョリティが悪い人。とステレオタイプな表現が逆にダメなかなと思い、ちょっとマイナス。弱いからと言って常に正しいとは限りません。
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