「世の中には悪役という引き立て役も必要だ」パパはわるものチャンピオン 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
世の中には悪役という引き立て役も必要だ
ゴキブリマスクと言う悪役プロレスラーとその息子の愛情物語。
現在の新日本プロレスの看板を背負う棚橋弘至を筆頭に、オカダ・カズチカ、真壁、天山、内藤など豪華な新日プロレスラーの面々には、プロレスファンとしては 胸熱なモノがあった。
父と息子のある心情を描く物語としては一級品のネタであるだけに、男(漢)としては見逃せない作品に。
サブとして、仲里依紗演ずる編集記者の熱い話も見逃せない。
残念な点は分かりやすさに重点を置いているせいか、話の流れ的に演出的不自然(行き着いた先にいきなりプロレス試合中会場や、車で知らない場所に来た息子の帰りをほっとく父親等)な部分も。
まぁそこは、プロレスファンには「面白けりゃ、細けぇ事はいいんだよ!」と言われる訳でw
昭和50年頃賑わせていたあのプロレスブームに匹敵する人気プロレスラーがいる現在、この映画を機にもう一度本当のプロレスリングに観客が来てくれる事を願いたい。
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