ウインド・リバーのレビュー・感想・評価
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非常に満足度は高かった。 分かりやすいラストだし アカデミー候補に...
非常に満足度は高かった。
分かりやすいラストだし
アカデミー候補になってもよかったんじゃないかな…
この映画が初監督作品らしい…
今後が楽しみな監督ですね。
2017年 ハリウッド映画賞 - ブレイクスルー監督
2017年 カンヌ国際映画祭 - ある視点部門 監督賞
良い意味で社会派と思わせない。
最後まで見れば、途中でメッセージ性の強さに気づき、新たな学びや課題意識を持つことができる。
しかし、それを抜きにしてもサスペンスとして上手く出来ている。音の使い方ひとつにしても、人物の感情の描写ひとつにしても上手い。
ストーリーは他のサスペンスやミステリーに比べれば浅いと感じるかもしれないが、メッセージ性のバランスや他の技術を鑑みれば特に気にならず、むしろ引き立たせていると評価することができる。
社会派な部分を抜きに一言で言えば、最高の鬱サスペンスと言える。
インフィニティウォー
また実話ですって。そのテロップは最後にしてよ。
全く意外なミステリーで、犯人追跡がメインでは有るが、それ以上にこの「ウインドリバー居留地」のアナーキーさに、ホントに最近の出来事なのかと疑いたくなる。
「ボーダーライン」も中々の無法地帯だったが、この地の救いの無さはどうしようも無い。警察官6人しか居なくて、殺人あってもFBIから1人しか来ないって、どんだけ格差あるねん!
「この地に運なんて無いさ」というのも分かる。
でFBIのスカーレットウィッチが超能力で犯人を探して、ホークアイが弓矢で仕留める(ほとんど嘘)訳ですが、スカーレットの名前がバナーと言うのもボケなんでしょうか?(これは本当)
ジェレミーレナーの最初のカモフラージュの防寒着がカッコいいなあ。
何言いたいかよく分かんない文章ですが、アメリカにはこういう無法地帯はまだまだありそうで、住民にとっては、特に先住民の人々にとっては永遠に終わらない戦いである事に違いない。
受け入れることの意志と強さ
ネイティブ・アメリカンとして現代を生きて行く難しさ、偏見、差別、コミュニティの絆、そして葛藤と苛立ち、受け入れる事の意志を、素晴らしい風景と映像で物語る作品です。
根底あるアメリカの最悪な部分と、それでも受け入れ続ける人の強さに心打たれます。
まるで「スリー・ビルボード」を観終わった時と同じ、心に染み込む映画です。
ぜひ鑑賞して頂きたい秀作だったと思います。
インディアン居住地で発生した少女殺害事件を、FBI女性捜査員と彼女に協力するハンターが捜査する物語。
派手さはありませんが、しっかりとした設定とストーリーは見るものを引き込みます。クライマックスの緊張感、絶体絶命のピンチ、犯人に対する復讐が鑑賞者のカタルシスを高めてくれます。
極寒の中で必死に逃げた少女の恐怖と無念は最後までしっかりと語りつつ、それでも後味の良いエンディングに繋げているので、鑑賞後に暗い気持ちにならずにすみました。
一つ注文を付けるとすれば、主人公はインディアンであった欲しかった作品ですが、現状のハリウッドの状況を考えると難しいのでしょうね。
アメリカの闇…
正直、アメリカの先住民族“ネイティブ・アメリカン”の人達の置かれている状況など、表面的にしか知らなかったけれど…本当に酷い話だと思った。
でも、どこの国でも そうやって争いを繰り返し、勝者の影に追いやられ苦しんでいる人達が沢山いるんだよなぁと改めて思った。
何も出来ない土地に押し込められ、今までに沢山の女性達を含めた人達が行方不明になっている。
きちんと取り締まる警察もなく有耶無耶にされ、諦めるしかない。
アメリカやカナダには、今でもそういう土地(保留地)が沢山あるらしい。
この作品では、そこに焦点を当てている。
野生生物局のコリー(ジェレミー・レナー)と、FBIから派遣された捜査官ジェーン(エリザベス・オルセン)が、犯人を探すべく立ち上がる。
作品とは 全然関係ないかも知れないけれど、ANTHRAXの「INDIANS」って曲があって、その頃はサビの所しか良く解かんなかったけど(笑)、LIVEでもメチャクチャ盛り上がって…でも、今考えたら 哀しい曲なんだなーって…。
ジェレミー・レナーの人間性、じんわりとした優しさに涙。また、女性捜...
ジェレミー・レナーの人間性、じんわりとした優しさに涙。また、女性捜査官が未熟ながら熱いFBI魂を持っていて好感を持てた。最後には認め合う二人の関係性も素晴らしい。
浮ついた感じがなく
雪山というロケーションが印象に残るサスペンス。トリック云々ではなく事件そのものを見せる内容。浮ついた感じがなくまじめに見れるし良いです。
しかしまあ、これは、この作品に限ったことではないが、1事件に対して解決時の惨劇が遥かに上回ってしまう、あれって果たしてどうなのか笑一件落着みたいにしてるけど、ずいぶん殺したよ、と。
これって映画ではよくあるし、べつにいいんだけど、今作はまじめな内容だったぶんその違和感がすごかった。。アクションかバイオレンスなら悪役一掃する場面はスルーできるが、あの銃撃戦の死者数は全米トップニュース級だろ。ブランコの横で座ってられんと思う笑
レビュー
ワイオミング州・ウインドリバーでの先住民族に関する情報を基にした映画。
何が正しいかは観る人に委ねられていますが、その異常性が際立っています🦊💦
極寒で広大な土地、僅かな警察、職の少なさ…社会問題の一つにスポットを当てて、現実を見事に描かれていました🦊
加害者としての我々、というか俺たち
端のことを考えることは自分のことを思い直すことである、というねじれたように聞こえるけれど真実である、ということを映画にしている。
最小限の言葉で繋がっていく数日間、数年間、数百年間、という、とてつもないスケールの話をたったの2時間未満で描ききっている。
脚本が見事過ぎて演出の良さがわからないくらい。
見事っ!
こんなにシンプルなのに深く染みる
極限にデカい密室で繰り広げられる犯人探し。特にミスリードもどんでん返しもない。はずなのに、切り取られた世界と人を深く掘り下げてリアルにリアルに描いているので、恐ろしく引き込まれる。派手なドンパチもカーチェイスもない、でも先住民居住区にすべてを取り上げられ投げ出された者たちの悲痛な思いだけが、静かに画面を覆い続ける。
端的にスッゲー良かった。
高評価なのも納得です。 エリザベス・オルセンも素晴らしい演技でした...
高評価なのも納得です。
エリザベス・オルセンも素晴らしい演技でしたが、ジェレミー・レナーの演技は秀逸でしたね。
主人公であるコリー・ランバートの内面を見事に表していたと思います。
“ボーダーライン”もそうでしたが、ずっしりと重く心に響くテイラー・シェリダン脚本らしい作品でした。
これもアメリカの現状のひとつなんですよね。
考えさせられるものがありました。
テイラー・シェリダンの脚本、どうやら僕の好みみたいです。
without Remorse楽しみです。
これは現代版のレヴェナントだ!
個人評価:4.0
ネイティブアメリカンから、極寒と静寂以外は全て奪っていった白人。北の大地まで追いやり、さらに尚、白人は彼等から奪おうとする。
太古からある自然は無情に震え、そのどちらものみ込んで行く。
サスペンス仕立てだが、根底にあるテーマがとても重厚で、直接的な描写こそないが、大地に古くから宿る精霊などの息吹を感じる様な作品だ。
これは現代版のレヴェナントだ!
静寂の中に隠されたヤバい真相。
『ウインド・リバー』鑑賞。
*主演*
ジェレミー・レナー
エリザベス・オルセン
*感想*
アベンジャーズでお馴染みのホークアイとワンダが出てるので鑑賞。実話モノの映画は割りと好きなので、期待してました。(^^)
ガチのサスペンスなので、前半はゆっくりスローベースで話が進むので、やや退屈でしたが、後半からの展開に胸が締め付けられた。
ベテランハンターを演じたジェレミー・レナーが渋くてカッコ良いし、FBI捜査官を演じたエリザベス・オルセンが可愛かった。
BGMがほとんどないので、静寂なので何度も眠たくなったけど、話は完全にはわからなかったけど、背景が重たいし、考えさせられました。。。静寂の中にあんなヤバい真相が隠されてたとは。。
ゾッとする!
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