「想像を絶する零下30度の世界」ウインド・リバー ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
想像を絶する零下30度の世界
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FBI捜査官の女性(ジェーン)が撃たれてからの銃撃戦には、びっくりさせられた。直前に、一触即発の緊張した場面があったが、どうにか銃撃戦にならずに収まったので、もうないと思っていたらのいきなりであったので。
容疑者達が住んでいるコンテナのドアにジェーンがノックすると、後で 死体で発見されるナタリーに切り替わる展開は実に上手い演出だったと思う。
映画全体として、重くて暗いアメリカの闇を考えさせる映画であった。「ウィンターズ・ボーン」を見たときの印象に近いかな。
最後は個人的にはコリーとジェーンの関係がロマンスに発展する展開を見てみたかったが、この映画のシリアスな雰囲気をぶち壊してしまうかな?
このジェーン役の女優、「イット」に出ていた女優(子役)に似ている。
映画からわかったこと:
・舞台はワイオミング州だった、昔テレビで放映していた「ララミー牧場」もワイオミング州が舞台だったが、見てた人いるかな?
・保留地は自然環境が厳しい
・保留地では殺人事件でないとFBIは関知しない
・保留地では統計上はわからない未解決の失踪事件が多いらしい
・保留地では身を守るため、生活のため銃は必要
・零下30度の世界では、走ってはいけない
・現地では、相変わらず先住民のことをインディアンと呼んでいるらしい・・・映画最初の方で、主人公が住んでいるワイオミング州ランダーから保留地に入る時、以下の道路標識が掲げられていた。
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WIND RIVER INDIAN
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