「良い意味で社会派と思わせない。」ウインド・リバー Wataru Kumazawaさんの映画レビュー(感想・評価)
良い意味で社会派と思わせない。
最後まで見れば、途中でメッセージ性の強さに気づき、新たな学びや課題意識を持つことができる。
しかし、それを抜きにしてもサスペンスとして上手く出来ている。音の使い方ひとつにしても、人物の感情の描写ひとつにしても上手い。
ストーリーは他のサスペンスやミステリーに比べれば浅いと感じるかもしれないが、メッセージ性のバランスや他の技術を鑑みれば特に気にならず、むしろ引き立たせていると評価することができる。
社会派な部分を抜きに一言で言えば、最高の鬱サスペンスと言える。
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