「静寂と冷気」ウインド・リバー 主に1人さんの映画レビュー(感想・評価)
静寂と冷気
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この映画はとても静かだ。
だけどとても胸に刺さる。
今回雪の中で見つけた友達の娘の遺体。
友達がとても辛そうにしている時にかける言葉が本当に胸に刺さる。
「時間が癒してくれるなんてのは真実ではない。
だが、痛みには慣れるんだ」
この言葉は同じ痛みを感じたものからしか出てこない言葉だ。
私も父を亡くしており、
どこにぶつけていいか分からない気持ちがあった。
もう10年以上も前の事だが未だに傷は癒えていない。
だけど、痛みには慣れてきた。
ほんとうにその通りだと感じた。
コリーも娘を亡くしている立場のためこの言葉が出たんだろうと思う。
綺麗事ではない。
また罪を償わせるだけでは気持ちが落ち着かないってのも分かる。
そんなんで済ませてたまるか、と言うのが正直な所だ。
だからコリーのあの決断には私は賛成したい。。。
そしてオルセン、色気を封じ込めてなかなか演技が良かったと思う。
催涙スプレーをかけられて、あとのあの演技は女優魂を感じて胸が熱くなった!
あと、急に始まる銃撃戦、とても興奮する。
なにかが起きる!という予感はしていたが痺れた。
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