「見応えがあった」ウインド・リバー 茶太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
見応えがあった
ハードボイルドな作品で、見応えがあった。
「ボーダーライン」よりもおさえた感じが、むしろむき出しの自然と人間の持つ暴力性を際立たせていて怖かった。
同じように理不尽に娘を失う話でも「スリービルボード」のように怒りが怒りをきたさない。最後の二人が並ぶ背中は似てたけど...
この主人公は静かに怒りと哀しみと共生しながら、あの捨てられた土地で生きている。
弱い者から消えるという過酷な自然の摂理で自身の娘の死までを受け入れてたのが印象に残った。
ラストの言葉に本作品のメッセージが凝縮されていたと思う。
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