「社会問題を投げかける硬派なサスペンス」ウインド・リバー kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
社会問題を投げかける硬派なサスペンス
極寒の地で死体となって発見された少女を殺した犯人を追う地元のハンターとFBI捜査官。
とにかく寒そう!雪国での殺人事件を描いたサスペンスはこれまでもあったが、この映画は空気が重い。アクションや銃撃や犯人探しには重点がおかれていないのもその理由かも。
白人とネイティブアメリカン、都市と辺境、性犯罪の加害者(男性)と被害者(女性)、そして子どもを殺されたことのある親とそうでない親。さまざな対比が描かれている。しかも事実に基づいて作られたというからさらに重く感じる。
単純に面白いとは言えないが、とても心に残る映画だ。
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