「強い意志」ウインド・リバー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
強い意志
ワイオミング州ウインド・リバーの雪山でネイティブアメリカンの少女の遺体がみつかり発見者である地元ハンターとBIAがFBI捜査官と協力し捜査する話。
外傷やレイプの痕跡があり殺人事件とはいえるが死因は他殺ではないことから、警察権のある捜査官の応援は要請出来ず女性捜査官一人と協力者だけで捜査をしなければならないというアメリカのイビツとも思える体制が垣間見える始まり。
ネイティブアメリカンに対する偏見や差別を描きつつ、ハンターの過去と理不尽な事件をみせて行く流れで、哀しさとやるせなさに緊迫感のあるシーンも織り込まれていてとても良かった。
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