ゆれる人魚のレビュー・感想・評価
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自分はまともだと信じてる監督が作った狂った映画
インタビュー記事をとかを呼んでいると、監督はしごく真っ当なコメントばかり話していて、映画の従来のルールが通用しないはっちゃけ感とは随分印象が違う。おおよそこうなるだろうという常識がまったく通用せず、このシーンを一体なぜ観ているんだろうという疑問符が次々と湧いてくるのだが、そうやって振り回されている感覚に中毒性があって気持ちいい。ミュージカルというよりミュージックビデオっぽいのだが、それもまた新しいジャンルを観ている気がしなくもない。監督は理路整然と説明しているのだけれど、やっぱりどう観てもイビツに狂った映画で、しかも他では見られない禍々しくて美しいアイデア&ビジュアルが満載。いやあ、変なものを観た。そしていいものを観ました。
人魚と言うよりでっかいヘビ?生臭さが伝わってきます。あんな露骨な手...
人魚と言うよりでっかいヘビ?生臭さが伝わってきます。あんな露骨な手術痕見たら萎えるんじゃないの?それにしてもバンドマンを好きになっちゃダメってのは世界共通なのかも。
生々しい肉食人魚
たまたまamazonプライムビデオで見つけ、ポーランド映画は観た事が無かったので、興味本位で鑑賞してみました。 結論としては、結構エログロな感じだったので、途中で見るのを止めてしまいました。 同じ人魚を題材にしても、スプラッシュの様に甘酸っぱいラブコメに出来たり、本作の様にグロいホラーに出来たり、設定次第で色々な調理がで切るものだなとは感心しましたが、自分としてはこの味付けは口に合いませんでした。 フランス映画のチタンでも感じた嫌悪感と似た様な印象だったので、そもそもヨーロッパ映画は根本的に身体に合わないのかもしれません。
絵本を開くような良いオープニング、何とも素敵な物語の始まりを予感さ...
絵本を開くような良いオープニング、何とも素敵な物語の始まりを予感させます 歌がすごい怖いと思ってったら、ものすごいフュージョンな展開に。 二人の肢体はどこもいやらしさが無く、本当に魚のようでした。 ただ人魚化はちょっと下半身でかすぎでは?って思ったのですがこれが逆に作用していて、ファンタジックなもので無くクラシックな人魚を彷彿させ、人とそう成らざる物との乖離がよく見て取れました。 それと最初からだけど楽曲が素晴らしい、サントラが欲しくなる出来です。 作品は全編ミュージカル仕立てで、サウンドのテイストは違うけどどこかベッソンの「サブウェイ」を感じたのは私だけでしょうか。 やはりと言うか、儚く消える泡のような恋物語なのですが、それでもどこか胸にチクリとくる切ないお話でした。 監督は本作が長編デビューらしく、今後の作品も期待したいです。 何とも素敵な寓話でした。
映像センス
ストリップのショーとか スーパーマーケットでのミュージカルとか 初めて姉妹の鰭が出てくるエグいところとか映像センスにやられました。 赤いスパンコールのボディコン着た姉妹も可愛すぎる。 ベースの男もクズだけどイケメンでタバコ吹かすバスルームのシーンもムカつくけどカッコいいのよ。 お洒落でエグい作品です!
おっ、おぉぉ!なんだ、なんなんだ、この映画は!?めっちゃテンション...
おっ、おぉぉ!なんだ、なんなんだ、この映画は!?めっちゃテンション上がる⤴︎ポップな色彩に、ミュージカルあり、コメディあり、エロあり、ホラーありと、これだけの要素をよく92分にぶち込んだ、素晴らしい。中弛みして中盤は退屈になるが、エンディングは儚く美しかった
久しぶりに最高の映画を観てしまった
最高に美しくてグロくて切なくてホラー!!! 台詞が少なくて全体的に暗いトーンなのに、妙にミュージカル調なのも凄くいい。ミュージカルは基本的に好きじゃないけど、これは曲がポップなのもあればロックなのもバラードなのもあり、どれも素敵で飽きない。歌の分量も、本筋を邪魔しない程度なので本当ちょうどいい。 アンデルセンの人魚姫をベースに、ギャロのガーゴイルっぽい冷たさとグロさをふんだんに混ぜ込んで、そこにシェイプオブウォーターっぽい異種純愛テイストをチョイ足ししたかんじ。 これが英語ではなくてポーランド語なこと、時代設定が古めなことも、ファンタジー特有の違和感をうまく軽減している。 最高すぎてツライ。
この愛の果ては
古くからある人魚伝説が、1980年代の東欧を舞台に表現されてる。 感性が乏しい人には何も響かない作品なんだろうけど、映像美、東欧のアンニュイさ、音楽、そして、ラストシーンが素敵だった。
全編ミュージックビデオ
ミュージックビデオのような映像がオシャレ。 意外にストーリーは王道だけど悪くなかった。 エログロファンタジーな世界観、好きです。 最後のシルバーの表情が何とも言えず切なかった…。
ダークファンタジーミュージカル
ミュージカル部分少な目、その分ダーク描写が強調されて目を奪われる。 ここら辺は好みの範疇かもしれないが、 私的にはもちっと明るいミュージカルパートが有っても良かったかなぁ。
雰囲気映画
アンデルセンの人魚姫+シェイプ・オブ・ウォーターの現代解釈といった印象。 東欧映画としてダンサーインザダークの影響も受けていそうな唐突なミュージカルシーンが楽しいが、歌唱シーンが多くて間延びした印象もある。 ラストはあっけなく終わってしまった感じがしました。 結構血がドバーッと出るので、苦手な人は注意です。
ヨーロッパ映画らしくさえない
観る前から、「きっとヨーロッパ映画らしい雰囲気の意味わかんない作品なんだろうな」と思ってた。そしたら人魚は人の姿と行き来するわカニバリズムやら悪魔やら、もうぶっとびすぎててごめんなさいって感じでした。 おもしろくないとは言わないけど、ひとには勧めないし同じ監督の作品も多分観ないだろう。
ダークファンタジー
ミュージカルは苦手だがコレははまる。 80年代エレクトロポップ、東欧のナイトクラブ、そして妖艶な人食い人魚姉妹。 MV風でエログロ。 人魚の魅力にみせられた人間たちと、人間に憧れた人魚の悲しい物語。 曲が素敵。
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