去年の冬、きみと別れのレビュー・感想・評価
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脚本もキャスティングもよく練られている
あまり予備知識なく観に行ったのだが、大変面白かった。鮮やかなストーリー展開で映像も美しいし、芝居も洗練されている。
構成も非常に巧みで脚本の上手さを感じる。見事に騙されたし、結末を知った時の納得感もある。見事な愛憎ミステリーだ。
キャスティングもなかなかに巧妙というか、安定感ありそうに見える人物ほど、脆かったり、素朴にみえる人物が一番策を弄していたりと非常によく練られたキャスティングをしていると思う。怪しげな斎藤工、骨太そうな北村一輝、純真そうな山本美月・・・etc
ミステリーとしての展開と人間ドラマの配合も絶妙で、観ていて飽きさせない作品だった。こういう邦画がもっと増えると嬉しい。
原作からの改変の鮮やかさよ
売れたミステリー小説の映画化で、原作を読んだ観客を驚かせるのが難しいのは当然だ。はなから諦めて原作のトリックを忠実に再現する場合もあるし、策を弄した揚げ句に小説の魅力を失ってしまう不幸な例もある。
そんな中、「去年の冬、きみと別れ」の改変は実に鮮やかだ。書き連ねたいのはやまやまだが、原作のトリックの核心部分を残しつつ、「映像化不可能」と言われた要素を巧みに組み換えて別の仕掛けを創造した、と評する程度に留めておこう。原作ファンでも「そこをそう変えてきたか!」と驚嘆すること請け合いだし、未読の人ももちろん楽しめるはず。
「イニシエーション・ラブ」のトリックの改変は(当たり外れのある堤幸彦監督の映画であることを考慮しても)相当うまくいった稀有な例だと思うが、本作もそれに匹敵するか、超えるぐらいの成功例に数えられるだろう。脚本・大石哲也&瀧本智行監督のコンビにお礼を申し上げたい。
最後まで怖かった
この映画を見終わったあとは興奮というか感情がどうかなりそうになっていた( ´∀` )
それくらい凄かったとしか言えない。
一緒に観た友人も同じようなことを言っていた。
ホラー気味なサスペンスなので苦手な人は注意だけと見て損はない。
「すべてのひとがこの罠にハマる」宣伝文句の通り見事にだまされた
「すべてのひとがこの罠にハマる」宣伝文句の通り見事にだまされた。面白かったポイントは3つある。
1つめは、どんでん返しが予測不能だったこと。
2回騙された。まず恭介(岩田剛典)と百合子(山本美月)が偽のカップルだということ、そして焼死したのが朱里(浅見れいな)だということ。どちらも全く予想が出来ずに驚いた。改めて予告編みたら亜希子(土村)の顔が映されてないではないか。予告編の時点でミスリードは始まっていた。
終盤の回想シーンで事実が明らかになってくスタイルは、『カメラを止めるな』に似た面白さがある。
2つめは、気持ちい復讐劇にスカッとしたこと。
復讐のやり方エグいけど、亜希子の時と同じやり方で朱里を殺すのは痛快だった。生きたまま焼かれるって相当苦しそう。雄大もムショで本読んで絶望したろうなぁ。木原坂兄弟ざまぁ。単なる復讐劇だけでなく、自殺死亡者の百合子を生かすのはハッピーエンドで良い後味を残してくれた。「途中からは本気だったんだよ」の一言は切ないけれど。
3つめは、浅見れいなの色気に魅了されたこと。
ドS女王オーラ放ってる浅見れいなが魅力的だった。くびれた身体と口元がセクシー。小林(北村一輝)をペットにしちゃうのも頷ける。
ただ1つ分からんかったのは薬の正体。あれは一体なんだったんだ。あの薬飲んで朱里を抱いちゃうのは理解不能だった。恋人死んだばかりで仇の姉を抱くとか有り得んでしょ。相当ヤバい効能があったに違いない。俺も飲んでみたい。
中村文則って堅いイメージあったけど、サスペンスも書けるのね。
原作未読でも問題なく楽しめたんで、サスペンス好きなら観て損はないと思う。間違っても鑑賞前にネタバレを喰らわないように。
緻密な計画の背後にあるヤクモの決心
かなり凝った作りの作品
単なる恋愛ドラマだと思って見ていなかったが、壮大な復讐の物語だった。
この作品は推理作品だと思う。
そして、カギは最初から主人公が持っていた。
主人公ヤクモ
彼がなぜあの出版社を選択したのか、編集者小林の正体
そして何よりも凝っていたのが婚約者ユリコの正体だ。
目が見えない吉岡アキコとの出会い。
数少ない点字図書
ヤクモ つまり当時のナカゾノが手掛けた外国の小説を点字にしたことで、アキコとの出会いとなるのも非常に巧みな設定だ。
そして強烈だったのがアキコの死の真相
小林とアカリで拉致し、泣き喚いて使い物にならなかったから火をつけた。
それを知ったナカゾノは故郷金沢に一旦帰省し、想い出の浜辺で「化けモノになることを決めた」
この時ナカゾノは名前をヤクモに変えたのだろう。
復讐すべき3人 その方法を思案し続けた。
ヤクモのした復讐
アカリに火をつける あたかもそれをアキコに見せかけて
その様子を小林に見せつける。
夢中で姉の焼死シーンをカメラに収める木原坂
そうして真実を記載した「本」
タイトルのない白紙の表紙
見開きに記された「ふたりのYKへ そしてAYに捧ぐ」
二冊しか作らなかった本
吉岡アキコに捧げた小林と木原坂に読ませるための本
さて、
ある種の良心というものを抹殺したナカゾノ
彼女アカリを想うゆえに、アカリの死の真相を知った後、彼女と別れる決心をした。
この部分は非常にリアルに描かれている。
復讐のために別れたのだ。
化け物のような奴らに復讐するためには、それ以上のバケモノになるしかない。
徹底して純粋なバケモノとなった彼が仕掛けたトリックは見破れない。
それを本にして二人に読ませた効果は絶大だ。
さて、
彼は吉岡アキコの焼死事件の真実を記事にした。
すでに書籍化も決定した。
そこにはそれ以外の真実は書かれていない。
表紙のない「本」
イニシャル表記では証拠にならないのだろう。
おそらく登場人物すべてがイニシャル表記されているのだと推測する。
内容の違う二冊の本
一つがヤクモ記者の追った事件の真相
もう一つがナカゾノがアキコのために成した復讐劇の真相
当事者にしかわからないことで、おそらくすでにアカリの遺体は焼却されてしまったのだろう。
ヤクモの記事はどこまで真相を記載したのだろう?
50人分の証言で収めてしまったのかもしれない。
しかし、
アキコが交通事故にあうが、まったく大したことはなかったにもかかわらず、ナカゾノがその後ストーカーのように彼女の後を付け回す心理は理解しにくい。
彼女は彼の気配を感じ彼に言う。
「私は子供じゃないのよ。何も見えてないのはあなたよ」
彼女は自分自身が彼のしていることによって苦しんでいることを吐露するが、この二人の恋愛の感情の起伏がよく理解できなかった。
そのシーンが必要だったのは、「別れ」の演出だと思われるが、描写表現としては荒すぎると思う。
視覚障害者に多少の危険が伴うのは当然だし、今までもそうだったはずだ。
設定上、彼が彼女を好きであり続けなければならないことと、別れざるを得なかったことが必要なわけだが、このプロットは確かに難しい。
彼には彼女の居場所さえわかってはいけないのだ。
しかし、視覚障害者の婚約者をストーカーする行為は、彼もまた木原坂と似たところがあると考えてよさそうだ。
物語は基本的に人が描かれる。
この作品の中で見たナカゾノという人物の純粋なるバケモノは見事だったと思う。
情念のどす黒い闇
斎藤工と岩田剛典・・・作者が仕掛けた罠
かなりヤバい世界の話でした。
原作だと、斎藤工(カメラマン)は死刑囚として投獄している設定、
なのだそうですから、映画はかなり変更されてる気がします。
後出しで、岩田剛典の演じるライターの男の裏の顔と言うか、
相当マッドな実像が現れるラスト。
こいつも斎藤工に負けず劣らずの犯罪者なのかも・・・と、
ミステリーとして予想外に面白かったです。
作者の中村文則さんは、全く知らなかったのですが、
まだ46歳のそれなりに若い方で、芥川賞や国内の文学賞を
数多く受賞してるのみならず、アメリカでデヴィッド・グーディス賞、
とやらを受賞しているとか。
岩田扮する新新ライターは、カメラマンの齋藤が以前の火災の時、
焼けるモデルの女性の写真のシャッターを押し続けていた。
そんな疑惑を取材して記事を週刊誌に掲載してもらい、
最終的には本として刊行しようとする。
そして積極的に斎藤工に接触してインタビューを敢行する。
カメラマンは協力的で、「自由に取材して良いよ」と、
自宅の豪邸の鍵を渡してくれる。
そして木原坂(齋藤)が過去に父親の殺害事件で姉と共に
不可解な事件の真相も明らかになる。
そうこうするうちに、ライターの邪雲(岩田)の過去にも、
謎があることが分かってくる。
果たして邪雲と木原坂の接点は?
邪雲の真の目的は?
本当に木早坂は生きたままモデルが焼け死ぬ光景を
シャターを押し続け、そして見殺しにしたのか?
それにしても邪雲の婚約者の百合子(山本美月)が、
捨て駒みたいに扱われて、とても不憫でした。
サイコパスに近づき過ぎると、自分もまた、
サイコになってしまう。
そんなドロドロした映画でした。
陰鬱なトーンの展開
岩田剛典扮する婚約中のフリーライター耶雲恭介は執行猶予で終わったと言われている斎藤工扮する写真家木原坂雄大の盲目モデル焼死事件について北村一輝扮する週刊誌の小林デスクに持ち込んだ。
今回の岩田剛典はちょっと暗めでヒステリックなキャラクターで意外だったね。取材対象の木原坂も異常体質だから無気味な雰囲気だ。小林デスクも木原坂の姉と関係を持つ曲者だ。だからどうしても陰鬱なトーンの展開になるね。そして木原坂は山本美月扮する恭介の婚約者に狙いを定める。まあ一種のホラーかな。執念深いのもほどほどにしておかないとね。
1時間推理ドラマのレベル
アマプラで見ました。
この結末に皆騙された!っていう触れ込みだったのでなるほどサスペンス物かぁって思ってある程度意気込んでみたのはある意味最悪への序章でした。何も知らずにみればまだ評価も違ったかも。
結果として邦画の悪いとこ全開でしたね。
まず1/4の物語でいう2章に入る前、登場人物がほぼ全部出た時点
主人公の出どころを調べ始めるよりも前に真相とだいたいの結末分かっちゃうほど薄っぺら。
それ以上を期待しようにも複雑すぎてまとまりきらないから無理だろうなという尺的な推測も出来てしまうほど単純。
お涙頂戴も1時間ドラマで見飽きた薄っぺらさで激白けました。
しょーもないエロ描写に時間使うくらいなら視聴者を混乱させるような描写に時間割いたほうが良かった。例えば雄大の信用になるプロ意識の高さを表現したりとか。
これなら変な触れ込みしなかったり時間差トリックなんて陳腐で小手先なストーリー構成でなく
正当な順序で障害者との純情ドラマからの一転って描いたほうが良かったのでは?とさえ思ってしまう
ま、どちらにしろ陳腐だけどさ
無駄に登場人物に瑕疵つけたのが更に馬鹿らしい
朱理の行方も入れ替えもハイハイで逆にがっかり
僕は「百合子が役割以上に本気になり復讐の邪魔になったから復讐ついでに処分した」という流れを予想してましたがね
そこまで鬼畜になれなかったライターにがっかりです。
もし俺がこのライターなら
ラストは心が折れた小林を拘束した上で頭からガソリンぶっかけてろうそくに囲まれた朱理が拘束されてる場所に連れていき
ロウソクとマッチを渡して「貴方の手でこの物語を終わらせてください」てするね
姉を溺愛してた雄大は本からその結末を知って全てを自白してでも姉のもとに助けに行きたいと思わせ死刑間違いなし
てしましたね。
この結末ならただの道具として最後を迎えた百合子の不憫さと雄大のやり方で全員に仕返しが出来
復讐のためにモンスターとなった男という厚みが出て
後味の悪さで作品が完成できた
下手に最後きれいに終わらせたせいで1時間ドラマの犯人よりモンスター感がなく何がモンスターになっただって思うレベル
はー無駄な時間だった。
斎藤工はまだマシなほうのモンスター
いきなりの第二章。と、のっけからのトリッキーさに、もしかしたら数秒間眠ってしまったかと思い焦ってしまいました。これはビリー・クリスタルの『彼と彼女の第二章』を第一章から観なければと思い、第一章を探し求めていたことと似ている(いやいや全然)。
猟奇的な写真家・木原坂雄大(斎藤工)、その姉・木原坂朱里(浅見れいな)、週刊誌編集者・小林良樹(北村一輝)、そして新進気鋭のルポライター・耶雲恭介(岩田剛典)とその婚約者・松田百合子(山本美月)の織りなす複雑怪奇な心理クインテットとも言えようか。真実を積み重ねようにも、それぞれに嘘や秘密があるためアンバランスさという虚構をねじ曲げてしまったかのようだった。
人が燃える瞬間をカメラに収めようとする異常性。その木原坂姉弟の凄惨な過去に小林が絡んでくる。それを暴こうとするものの、恋人を監禁されてしまうという悲劇のヒーロー。うーん、何だかワケが分からん・・・といったストーリーから一転、小林が耶雲の過去を洗い出してからが怒濤の逆転劇となるのだ。
虐待?近親相姦?人のものを欲しがる性格といった木原坂雄大一家の過去も大きなミスリード。そこへ根底の異常性欲者と異常姉弟愛といった闇の部分に復讐劇が絡んでくる。そして5人が5人ともモンスターであったという驚愕。終盤になって、二回も恋人を奪われたんかいっ!リーアム・ニーソン以上だわ!と勝手に感じたのも事実。
金沢も舞台となっているので少々加点。原作は未読だけれども、フリーライターの「僕」目線であるところから映画の脚本は見事だと思う。言ってみれば、僕こと耶雲視点から小林視点に変化するのが絶妙だったからだ。第二章から始まった仕掛も視点変化を意識したからなのだろう。久しぶりに邦画サスペンスに魅了された。
斎藤工は黒いタンクトップが似合う
予告で観たときから「面白そう!」と密かにチェックしていた。何と言っても怪しい魅力たっぷりの斎藤工にやられた。夫に「えぇ~?」と言われようと絶対観る!くらいの意気込み。実際はヤツもチェックしていたので、すんなり観ましたが。
序盤から斎藤工演じる木原坂は怪しさ満点、それだけでも超満足。モデル焼死事件の真贋を確める、というストーリーもテンポよく楽しめる。サスペンスらしく、いきなり「第二章」から始まる仕掛けや、意味ありげに置かれてる「地獄変」なんかも良いスパイス。
中盤過ぎた辺りで「あれっ?これってそういうストーリーなの?」となってからは一気に仕掛けの回収が始まり、勢いよくエンディングへ。凝縮された良サスペンスでした。
全体的にはなかなか面白かったけど、最後もう一捻り欲しかったな~。あんだけ怪しさバリバリだった木原坂も存在消えちゃってたし。後味悪くても余韻があったほうがもっと印象深かったと思う。
あと演出にももう少しヒリヒリ感が欲しかった。木原坂邸の門が開くシーンで気持ち悪いくらいのシンメトリーにするとか、スタジオを激しいコントラストの色使いにするとか。
まぁ、全体的には面白かったんでちょっと惜しいくらいかな。
テレビ俳優の真剣な演技
20代で芥川賞を受賞し、海外でも高く評価されているという中村文則のベストセラーになったサスペンス小説を映画化した作品。
よく練られた緻密なストーリーに引き込まれ、予想もつかない巧妙なトリックを解き明かしていくという面白さはありましたが、メインテーマである純愛についてはあまり胸に迫るところはなく、見終わった後に余韻が残り考えさせられるというようなことはありませんでした。
小説の方も読んでみると、また印象は違ってくるのでしょうか。
テレビでお馴染みの出演者の映画だけで見せる真剣な演技を楽しむなら、ファンの方にはおすすめです。
興行収入につられる日本に未来はない
どんでん返しというのはある種のネタバレであり、事前に知らない方がいいのかもしれない。それだけでハードルは上がってしまい、そこまでどんでん返しではないなぁという想いが強くなってしまう。
何より見ていて辛いのが岩田君の演技力である。耶雲恭介という人物は紛れもなくこの作品のキーパーソンであり、二面性を使い分ける難しい役所である。それだけに演技に定評のある若手俳優でなく、今をときめく売れっ子アイドルにその役所を委ねたことは明らかに作品の価値を落としており、残念極まりない。
別に岩田君を責めているのではない。
彼は歌手であり、演技の質を求めることは甚だお門違いである。
寧ろ批判すべきは今の日本の映画界である。今の日本の映画界にとって、作品価値を落としてでも興行収入を得るというのはそれほど大事なことであり、現実問題避けては通れない。
映画監督が自由気ままに己の才能を発揮できる現場や環境が出来上がらないことには邦画の未来は無いのかもしれない。
タイトルにひかれて、ずっと見たかった作品
面白かったです、特に北村さんの狂気が。時点で山本美月さん、いい感じで騙されました。浅見れいなさんと主役の男の岩田さんて言うのかな頑張ってました。一番迫力がないというか説得力がないというかただの兄ちゃんに見えたのが斉藤さんでした・・・物語は途中から話の先が見えちゃうのがおしい。
最近作品の質が子役に救われることが多い作品に当たる、長澤まさみのマザーとか、今回の作品も虐待を受けている頃の姉弟の描かれ方はインパクトがあり悲惨さは想像できる、作品ではそこから大人になってるので姉弟の今までのそこの間の映像が欲しかったかな、姉ちゃんもおかしいが弟がなぜそこまでってとこ・・・。岩田さんに主役をさせる勇気は買います、頑張ってましたこれからに期待ですね。映画のタイトルも興味をそそるものでしたし、配役が、ちょっと変わっていれば・・・って失礼な話なんですけどね、、、。
話はそれます、ドラマの話ですがミステリという勿れ原作が好きで最初ととのうが菅田くんて、イメージと違いすぎてショックでした、あとふろみつさんもね、いやいや・・・という感じ、青砥と池本は納得。でもまードラマはドラマとして見てると役者さんが達者ならそれなりに面白く見れるのです。配役てほんと難しい
楽しめたが、予告編で騙されると謳っていたのでどれほどのものかと身構...
楽しめたが、予告編で騙されると謳っていたのでどれほどのものかと身構えてしまったのもあり、物足りなく感じた部分があった。
観賞後スッキリするような物語でもないのでやられたという感覚にはなれなかった。
ストーリーは好きです。
タイトルの意味が切ない
全ての演技に秘められた意味がある。見終わってすぐにもう一度見返したくなります。
私は百合子の感情の動きが好きです。嘘の婚約指輪を眺めて微笑む百合子。手帳に残した『愛してる。あなたの事を愛してる』の言葉は恭介の指示とは別の彼女の本心なのでは。
『すべての人が騙される』的な宣伝やめたらいいのに。観て、そのうえで「騙されたぁ~」ってなりたいもんじゃないの。最初から「騙すからね!?」って念押しされてから見始める映画ってなに?
あとED曲に批判的なレビューが多いように見受けたんだけど、私的にはリサさんの歌声は全然アリだしラップもOK。ただ『過去のことはもう関係ねぃイェイイェイ』って歌詞はちょっと…。…いやごめん。やっぱり挿入歌の『Make You Feel My Love』でエンドロールも観たかったです。
映画の内容やキャストの演技とは関係無いところで作品の評価が下がってしまうことに結構怒っています。オコですよ。
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