劇場公開日 2017年10月21日

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婚約者の友人のレビュー・感想・評価

全39件中、1~20件目を表示

4.5恐るべき傑作

2024年6月13日
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鑑賞方法:VOD

知的

この監督作品を初めて観た。極めて映画と言う表現方式に精通した監督である。原作はあるようだがほぼオリジナル化してると言う。まるで上質な恋愛文学を読むよな切なく甘美な恋愛物語だが、ここにセンチメンタルな音楽をつけなかったところに知性を感じる。映像の美しさは画家のマネを連想させる。

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mark108hello

4.0【第一次世界大戦時、ドイツ兵を殺したフランス兵だった男の贖罪の気持ちと、殺された男の婚約者が男を赦し、彼の人間性に惹かれていく様を、気品高く且つ哀しみを漂わせて描いた逸品。】

2023年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

■婚約者のフランツが戦死し、悲しみに暮れるアンナ(パウラ・ベーア)。  ある日、フランツの墓に花を手向けて泣いている男と出会う。  男の名はアドリアン(ピエール・ニネ)。彼は、フランツの”友人”だと名乗る。  やがてアンナがアドリアンに“婚約者の友人”以上の感情を抱いた時、彼は自らの秘密を明かす。 ◆感想<Caution!内容に触れています。> ・今作は、気品のある映画であるし、もしかしたらフランソワ・オゾン流の反戦映画であるのかもしれない。 ・第一次世界大戦後の衣装、意匠も美しいが、矢張りアドリアンを演じたピエール・ニネの深い憂愁を湛えた表情に魅入られる。 ー あの表情を見れば、婚約者フランツを殺された事が分かっていても、アンナが心惹かれるのも無理は無いであろう。- ・アンナは、戦後フランスから反フランスの空気が残るドイツに来て、フランツの墓に涙を流しながら花を手向けるアドリアンの贖罪の心を受け入れ、フランツの両親には彼がアンナに告白した”真実”を告げない。 ー アンナは当初はフランス人という理由で、アドリアンに冷たかったフランツの両親が彼が亡き息子の友人だったという嘘を信じて、アドリアンを赦す心になった事を壊したくはなかったのであろう。   更に言えば、アンナはアドリアンの真摯な姿に心惹かれて行くのである。- ・そして、今度はアンナがアドリアンに会いにフランスに赴く。だが、彼は巴里の楽団を辞めていた。不安になるアンナだが、無事再会するが、アドリアンには婚約者のファニーが居た・・。 ー アンナは、傷つきアドリアンの家を辞そうとするが、アドリアンに引き留められ、一夜を過ごしてドイツに戻るのである。   ここで、安易なハッピーエンドにしない所が、フランソワ・オゾン監督らしさが出ていて、巧いのである。- <今作は、第一次世界大戦中に戦ったフランス兵とドイツ兵の両親や婚約者の姿を気品高く描くことで、人間性を保つ大切さと戦争の愚かさをミステリー風味を纏わせながら描いた作品である。  モノトーンとカラーの使い訳も上手く、フランソワ・オゾン監督の才能の高さを感じる作品でもある。  フランツの父が、パブでフランス人であるアドリアンと一緒に居た事で、飲み仲間に冷たくされた時に言い放った”息子達を殺したのは、戦地に送った私達父親だ!”と言う言葉は沁みたなあ。>

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NOBU

4.0観たかった度○鑑賞後の満足度◎ 映像で書かれた小説を読んでいるよう。様々な顔を持ちながら奥底には一筋の清流が流れている様な。この時点でのフランソワ・オゾン監督の集大成かも知れない。

2023年8月9日
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もーさん

3.5身勝手なアドリアン

2022年1月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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カメレオン

4.0心がざわざわ☆

2021年5月29日
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やぶ

4.0時々カラー。昔うちにあった壊れたカラーテレビみたい・・・

2020年1月6日
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鑑賞方法:映画館

 フランソワ・オゾン監督が初めてモノクロに挑戦し、1919年のドイツを舞台に、アンナ(パウラ・ベーア)の戦死した婚約者の友人アドリアン(ピエール・ニネ)との交流をミステリアスに描いた人間ドラマ。時々カラー映像に変わるという手法で、カラーになった時はアンナの精神状態を投影しているかのように感じるが、ハッキリとはわからない。  ヒロインであるアンナが婚約者フランツの墓前で、泣いている男を目撃する。アドリアンは墓参以外に、直接フランツの父親であるハンス・ホフマイスター(エルンスト・シュトッツナー)のもとを訪れていた。ドイツは戦争でフランスに敗れていたため、当然ドイツ人はフランス人嫌い。ハンスも例外なく嫌っていたため、アドリアンがフランス人であるとわかると追い返してしまうのだ。ホフマイスター家に身を寄せていたアンナはアドリアンがフランツの友人だと思い、彼を招待し、やがて彼の思い出話でハンスも妻マグダも気を許していくのだった。  そんな単純な構図の作品をオゾンが手掛けるわけがない!予想通り、フランツの戦死はアドリアンが関わっていて、彼は赦しを乞うためにわざわざパリからドイツまでやってきたのだ。戦争による人殺しだから罰することもできない。しかもフランツもアドリアンも戦争には反対する平和主義者だったのだ。アンナはその事実を告白されても、ホフマイスター夫妻には打ち明けることが出来ず、アドリアンが罪を抱え込むのと同様に、彼らに嘘をつき通すことで悩みや罪を抱え込み苦しむことになっていく。  反戦映画と一言で片付けるのも簡単だが、アンナが教会で告解するシーンに集約されているように、「赦し」と「隣人を愛せよ」というキリスト教的なメッセージが見て取れる。息子を失った父親たちがバーで飲んでいるときにも、罪がどこにあるのか問うていたように、憎しみの連鎖をどこかで断ち切らねばならない。アンナは入水自殺を試みるほど落ち込んでいたのだが、事実を隠し通すことで連鎖を断ち切ろうと決心したのだ。  終盤には赦しを経て、愛へと変化するアンナの心情が手に取るようにわかるのですが、マネの絵画「自殺」を何度も見るうちに、アドリアンの本意や、これからの自分の生き方を与えてもらったような気がします。

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kossy

4.0最後の意味がわからなかったので、他のかたのレビューを読んだら、アン...

2019年7月7日
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マッターホルン2

4.0タイトルなし

2019年4月19日
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1919年ドイツ フランスとの戦いで 婚約者フランツを亡くしたアンナの元に フランツの友人 アドリアンが現れる . 何故会いに来たのか… 『彼を知れば知るほど好きになる』 『君に許しを請いに…解放されたくて…』 アドリアンに惹かれはじめるアンナ . 養父母の優しさ 気遣うアンナ アドリアンの罪な純粋さ 読めなかった展開 そして 美しい映像・美しい音楽・美しいニネ . この映画とても好き

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lily

0.5なにかのリメイクだそうですが、

2018年12月21日
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原作のままで良かったのでは。 何が言いたいのか分からない、 映像美などに惑わされても 興行に成功しても、 内容が伴っていません。

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深山釉日

4.0悲しみを乗り越え・・・

2018年9月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

1919年のドイツ、婚約者フランツを戦争で失ったアンナは毎日、お墓参りをしていた、ある日、見知らぬ男が墓の前で泣いているのを目撃する。 話を聞くと、パリでの友人でアドリアンといい、墓参りに来たという。 フランツの両親とアンナは生前の様子が聞けて喜ぶ。 アンナは次第にアドリアンにひかれていくが、アドリアンには隠していることがあった。 善人が戦争でたどる道のようで、とても切ない。

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いやよセブン

4.0美談

2018年4月1日
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知的

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ミカ

3.0許しを乞うのは自分の罪の意識を軽くして相手に重荷を背負わせてしまう...

2018年3月31日
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tsumumiki

4.5これ、おもろしろかった〜‼︎‼︎ 感情が揺さぶられるような作品でした。

2018年2月27日
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これ、おもろしろかった〜‼︎‼︎ 感情が揺さぶられるような作品でした。

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ふー

4.5果てしなく孤独

2018年1月15日
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悲しい

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凪

4.0悲しみや喪失の物語

2017年12月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しみや喪失の物語。巧みなストーリーテリングで、一度失われたものはなかなか他のもので埋めることはできないということを描いている。 1919年、第一次大戦終結直後のドイツとフランスが舞台。婚約者が戦死して悲しみの日々を送るドイツ女性のもとに、生前パリで知り合ったというフランス人の青年が訪れる。 ストーリーを離れたところで、戦争が終結したばかりの隣国同士の憎しみ合いという舞台背景は、とてもアクチュアルで、そしてそう感じさせるほどに普遍的な問題なのだろうと感じた。 私たちも日々感じているように、隣国同士というものは、利害が対立したり、しばしばその結果として勝/敗、支配/非支配といった立場の違いが両者の隔たりをさらに広くしたり、また憎しみを強めたりする。 それらは、集団としては仕方のないことなのだけれど、個人の間はまた違う関係があるはずだと思っている。だからこそ、利害対立の部分以外の、文化や生活習慣の面を取り上げて見下したり、面白がるような態度は最もよくない。 息子の命を奪ったフランスを毛嫌いする父 ハンスが次第にフランス人の青年に心を開いていく姿はとても印象的だ。彼は、個人の悲しみが集団の犠牲であって、ドイツの父親たちが息子たちを失ったのと同様に、フランスの父親たちも息子を失ったことに気づいたのである。 そして、懸隔を縮める理解を促すのは文化の尊重であり、言語だ。ひさびさに中国語や韓国語を復習したいと思った。

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SungHo

3.0このオチはツライ

2017年12月22日
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snowball

3.0サスペンスより、戦争によって巻き起こされる人の感情について、その結果

2017年12月9日
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鑑賞方法:映画館

サスペンス風味の導入部から「友人」との真実の関係はどんなものかを思索しつつ、あっけないほど明かされて、新たな展開を迎える。 戦争というものに対するオゾンのスタンスが見える。そして女性の強さ、男性の「純粋無垢さ」。役者も絵画もヴァイオリンも素晴らしかった 私の大好きな映画「ひまわり」を思い出した。 ヒロインの強く美しいところや美しい映像など共通点があると思い至る。

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夢は映画館の部屋を作ること。

4.0映画名、最高。

2017年12月7日
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鑑賞方法:映画館

自分の先入観のおかげで、この映画が50倍愉しめた。 あざす。

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72013001080306

3.5モノクロームの映像と時折入るカラーが美しいです。 俳優も良し。 ラ...

2017年12月5日
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モノクロームの映像と時折入るカラーが美しいです。 俳優も良し。 ラストシーンは生きる事を決意したのか?、自殺を仄めかしているのか?どちらとも取れるように思いますが。。

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やまぼうし

4.0嘘は必要

2017年12月3日
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本まぐろトロ子