さよならの朝に約束の花をかざろうのレビュー・感想・評価
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とても切ないけれど、幸福感もある。
エンドロールで誰一人立ち上がりませんでした。
ちょっとでも気になっているなら、前情報無しで是非観て欲しいです。
Blu-ray絶対買います。
母であるひと息子であるひと
上記タイトルの両者にはズドンとはまり、ラストで止めどなく溢れるものがあること受け合いでしょう。
原作を知らないので、予告編で勝手に「希少種族と人間の軋轢。そこに翻弄されつつ成長していく義理の親子」みたいなのを想像していまして…。文章にしてみると、まぁそんな感じなんだけれども、ナウシカの様なFFの様なという想像だったので結構面食らいました(笑) 。
「スカイクロラ」を希望のある哀しい物語だとすれば、哀しみを抱えながら希望を探す物語。といった印象でした。ともかく、駆け足な作品のわりにじんわり染み渡る素敵な作品だったと思います。
なにもしらないでみたけれど
私はこの作品もこの作品の監督作品も一つも知らずに見たが、とても感動した。
この作品は生と死を大きくフォーカスされている作品だと思う。
私は独身ですが、私が母親で子供がいたりしていたら号泣してしまいそうです。
走馬燈キター!
年を取らない設定の主人公が赤ちゃんを拾った時点でラストは走馬燈でシメだな!
老犬が寿命で死ぬのを見送ったのは前振りだな!!
と読めていたのに、途中の波瀾万丈や人間関係のアレコレで。
最後はついウルッとしてしまった。
ズルい!(良い意味で!)
いい年こいた大人にこそお勧め
本作は扱うテーマ的に、子を持つ親や、家族を看取った経験のある人に訴えかけるものが大きく、人生経験がある人ほど色々な登場人物に共感し、感動できる様に思う。
善人ばかりのお話ではないが、胸糞悪い描写は少ない。結果的にシーンが一気に飛び、ブツ切り感を感じるかもしれないが、蛇足故のカットと私は解釈した。
故に、大人にこそ本作をお勧めする。
近くに上映館がある方は是非。
大満足
良作。前半から泣いていて、後半はずっと泣きっぱなしでした。3回は見たいです。
主人公の愛の深さに、ただただ感動しました。
この映画の趣旨に合わないかもしれませんが、主人公がもう少し救われるような結末も見てみたいと思いました。
機能不全家族・毒親の元で育った人は「さよ朝」を観て泣き散らかそう
早速私事で恐縮なのですが、私はいわゆる毒親と呼ばれる人たちの元で育ちました。おおよそ幸せな親子関係に必要とされる機能が停止し、身体的暴力と言葉の暴力が支配する機能不全家族です。
子どもを傷つけることが当たり前の場所と言ってもいいでしょう。
愛されたことがないから、愛が何なのか未だにわかりません。
そんな僕が先ほどこの映画を見てきました。
この映画は、親子の物語です。
不老長寿の一族・イオルフの民である主人公のマキアと、そんなマキアに拾われた人間の赤子エリアル。
マキアは母親として、子育てに奮闘します。そこで描かれているのは、決して上手ではないけれど幸せな1コマ1コマです。親が子どもに心の底から向き合い、温かさを与え、生きる瞬間を共有する姿です。
それら全ては僕の家に無いものでした。
「愛して、よかった」
劇中でのマキアのこの一言で僕は崩れ去りました。止め処なく止め処なく涙が溢れました。必死に嗚咽を堪えようとし、喉が震えました。隣の友人はドン引きしていました。
身近で大切な人に「愛してよかった」と言ってもらえること。「愛されてよかった」と感じられること。そういう未曾有の温かさみたいなものが愛なのかもしれない。はっきり言葉にできませんが、そう思いました。
例え赤の他人の、異種族の子どもとの関係でも「愛してよかった」という境地にたどり着ける。僕の親も10分の1、いや1000分の1でいいから、マキアのようであってくれたなら。暴力と傷ではなく、愛と癒しを与えてくれたなら。
マキアのような親がほしかったなあ
そう思うと、一層涙がぽろぽろと零れ落ちました。僕がいくら願おうと、親が愛を与えてくれることはありません。僕に幸せな親子関係が訪れることは永久に無いのです。
ですが、僕がマキアになることはできます。毒親の家系には負の連鎖として受け継がれてきた毒の歴史があることがほとんどですが、親を変えることができなくても、毒を断ち切り、子どもが変わることはできるのです。例え親に愛されなくても、マキアのように誰かを愛し、自分の子どもを愛すること。そして自分が「愛して、よかった」と思えるのだということ。この映画はそんなことを僕に、機能不全家族で育った僕のような人間に教えてくれました。
僕にとって大切な作品となった「さよならの朝に約束の花をかざろう」。
みなさんもおひとつ、いかがですか。
綺麗に泣ける良い作品
いつだったか、試写会が終わった頃にこの映画が凄いらしいという噂を聞いて
気になっていたため鑑賞。結果、大満足な映画でした。
タイトルにも書いた通り泣ける作品ではありますが、
悲しい等のマイナス方向の涙では無く、応援したくなるような種類の泣ける作品です。
映画はボロボロ泣けるのに鑑賞後は幸せな気持ちになれる凄いやつ。
また、詳しくは書きませんが物語のテーマがテーマですので、
もし既に結婚されている方やお子さんいらっしゃる方が鑑賞されるのであれば
さらに深く楽しめる事間違い無しですが、残念ながら私は対象外。ちくしょい。
どんな方にもお勧めできる作品ですが、特に年配の方に是非見て頂きたい
珍しくも素晴らしいアニメ作品です。
映像素晴らしく、壮大
予備知識なしで観ました。まず、始まった瞬間映像の綺麗さに感動。
人物の動きは滑らか、生きている人々の生命力がありまるでその世界に入り込んだかのよう。
ストーリーは悲しくも輝かしい人々の絆が描かれていたと思います。
最後は涙が溢れて溢れて観れなかったです。
ただ、残念なのが時間が圧倒的に足りなかったこと。
周りの人々の深掘りがなく、最後あたりの親子との関わりが浅くなりすぎて逆に悲しかった。
誘拐?されてからの時間の流れが髪の毛でしか分からず、その間の描写も少ない。
もっと時間があればと、本当に残念でした。公式設定資料を買っていないので、そちらをみたいと思います。
省き方が下手
力技で泣かせにきて実際に泣いている人が多いようだし、とりあえずは成功なのかなあ。
感動を買いに来た人、泣くぞ泣くぞという姿勢でいた人にとっては代金分の商品ではあると思う。
確かにウルッとは来るよ。ツボを押さえている。
だけど登場人物わらわらし過ぎて失敗してるよなーって感じが最初から最後まで変わらなくて泣けなかったよ笑
メイン二人の心情変化、葛藤の背景が弱い、弱過ぎる。
ところどころチラッとした台詞と表情の欠片だけぶん投げて「あとお前ら勝手に脳内補完しとけよな」なのが多過ぎてもうね……。
無慈悲に拉致っておいてレイリアさまぁとか敬ってるイゾルって奴にかける尺が無駄過ぎるよね笑
ちょいちょい思わせぶりな感じにしておいて結局何もしないままだったし描写する意味ない人物の筆頭。なんなんあいつ?笑
最初に匿った一家の長男ラング。恋心を抱いたのはわかったけど、それが活かされることは結局最後までなかった笑。なんか戦ってたけどそれだけ。
狂気に陥ったクリムとレイリア。裏主人公格にしたかったんだろうけど、この二人も何から何までいきなり現れては狂ちゃったって感じで、ただの狂気しか感じなかった。娘に会いたい! 愛しい人を救いたい! それはわかるんだけど、その台詞と直接的シーンしかなくて、物語の中で完全に浮いている。ってか別物語だよね。
極めつけがあれだけ会いたかっっていたのにいきなり我を忘れよ、って叫んで飛んじゃうんだもの。いや、忘れるも何も娘さんあなたのこと知らないんですけど……。なんだったん? マジで謎
風車の弥七なハーフであるバロウ。お前ずっとこっそりストーキングしてただろwって具合な登場ばかりだし。まあ最後の台詞はよかったけどね。
そしてマキアとエリアル。
疑似親子の葛藤はわかるんだけど、実母じゃないって分かってはやし立てられたからって欲情するなよ……。
まあ暴走しないように自分から離れたのはいいけどさ、いろいろ気持ち悪い。
でも岡田さんこういうの好きなんだよね笑
背景や人物を深く掘り下げて設定したのは非常によくわかる。頑張って書いたんだろう。でもね、兎にも角にも尺が足りないっての。
省略するなら最初から出さない方がよかった周辺人物が多過ぎ。
おかげで肝心なマキアとエリアルの成長の時間差、葛藤が浅くなり過ぎた。
力技で泣かせにかかってきても、それらのせいで白けまくった。
たぶん何も考えないでいた方が泣けて楽しめるんだろうね。
切なくて泣ける映画
後半、度々涙腺が崩壊してました。
公開前はノーマークで公開作一覧を見て期待半分で見に行きましたが、十分鑑賞料を払って見る価値のある映画だとおもいます。
なぜ、こんなに泣けてくるのかうまく言葉であらわしにくいです。
母子愛なのか、男女愛なのか、人間愛なのか、限りある命の尊さなのか、もしかしたら作中の登場人物本人たちでさえハッキリわかっていないようにも見えました。
確かに考えると難しく感じられる作品かもしれません、
色々ダメだしをしている方もおられますが、自分的にはこういう作品は解析抜きで感じられればいいのではと思います。
感動とは違いました、ただ、ただ泣けました。
映像も綺麗でしたし私は名作に入ると思いました。
こういう作品は、かえってヒットしてほしくないと思う人はいないでしょうか、私は感性が合う人の中でだけ話されていてほしい気がします(オタク感性?笑)。
予告で判断しないで!思わぬ展開!思わぬ結末!胸がいっぱい・・・
鑑賞前に、この作品の予告を見た私の感想→「またお涙頂戴のフンイキ映画か・・・」
ストーリーの内容もよくわからないし、どうせヒーローとヒロインが力を合わせて、ファンタジー要素のある敵と戦い、最後には困難を乗り越えた二人がめでたく結ばれる・・・そんなありきたりなストーリーだろう・・・そう思って、観る気はさらさらなかったのですが、色々あって、1人で鑑賞することになりました。
・・・舐めてました。
こんなにも胸がいっぱいになるアニメ映画、今までに見たことがないように思います。
私はアニメオタクですが、こんなストーリー展開は初めてです。
最後には「感動」とか「感激」とか「泣ける」とか、そんな言葉では言い表せないような感情で、胸がいっぱいになりました。
涙、涙の連続ではありましたが、全然、切ないとか、悲しいとかいう気持ちは残らないんです。
結末にも納得できたし、ストーリー全体が本当に、綺麗にまとまっています。
絵柄だけ見ると、オタク向け?という感じですが、オタク受けを狙ったような萌え要素なども全然なくて、そこもポイントが高いです。万人向けの内容となっております。
この作品の予告では詳しいストーリー内容は紹介されていませんが、観おわったあとに、納得しました。
何も知らずに観るのが一番いいんです。この作品は。
まだ観ていない方には、ぜひとも、あらすじや登場人物の関係性などは、何も調べずに鑑賞してほしいと思います。
それでこそ、私が感じた「胸いっぱい」という感情を、最大限、体感できますから。
そこまで計算して制作者が、予告で詳しいことは何も紹介していないのだとしたら、なんというか・・・尊敬します。
利益よりも、鑑賞者にいかに作品を魅せるか。そこに重きを置いたのか、と。
しかしながら、予告だけで判断して、観るのをやめたという人がきっと多いことでしょう。私もそうなるところでしたから。
それがなんとも悔しい!
気が進まないと思っても、観たあとは絶対に後悔しません。
すべての人に観てほしい。
来週、もう1度、劇場で鑑賞してきます。
そうしなければ、この昂ぶりが治まりませんから・・・。
映像美
映像が綺麗すぎてびっくりした。
実写のような細かさ。
岡田麿里の脚本がもともと好きで、今回ビジュアルを見て微妙かなと思ったりもしたけど、見てよかった。
ハンカチが絞れるくらい泣いてしまった。
もう一回見るかも。
指をグッと握りしめて
全体的に練り込まれた、良い作品に仕上がっていました。
初監督作品としては、上出来だと思います。
アニメを見ない人達にも見て欲しい作品ですが、「君の名は。」のように、大ヒットにはならないかな。
さて気になった点を2つ。
まずイオルフの民の顔だちが似ていたので、時々誰だっけ?と思ってしまいました。これは意図したキャラデザインだと思うので、仕方ないですね。
次に音楽ですが、いい曲調だな〜と思い聞いていましたが、途中で「あ、いつもの川井憲次調だ・・」と気付き、感動が半減してしまいました。
別に川井憲次さんを批判しているわけではありませんが、毎作品似たような曲調なので・・・。
(放送中の仮面ライダービルドもしかり)
好きなシーンは、赤ちゃんが親の指をグッと握りしめる所です。
あれは、子供を育てた方には分かるシーンですね。
あれをされると、嬉しくてたまりません。
大号泣でした
大いに感動したのですが、どの点にどのように感動したのか言葉にするのが難しいです。
というのも母子愛・男女愛・母子愛・半永遠などの要素が、1つの時間軸の中で複合的に絡んでいた濃密な作品だからです。
ただ、観て損はない、むしろ多くの人に観てもらい、そしてこの作品を通して何かを考え感じて欲しいです。1800円の価値以上の価値がある作品で、後悔させない作品だという事は断言できます。
ラストシーンは、それまでの感動的な要素を踏まえてさらに大きな感動を呼びます。(私はここで大号泣でした笑)
是非みなさんもエリアルとマキアの紡ぐ物語を劇場で味わってください。
素敵な時間をいただきました
よく作りこんでいて多くの方が泣ける映画だと思います。
ただし、対象としたターゲット層がみえない、幅を広げすぎた感があるため、世代や男女によっては世界観についていけないところが出ると思います。
個人的にはセンシティブなところにはまって感傷的になってしまい、感想をまとめるのに時間がかかってしましました。
試写会と映画館と2回目を見たところですが、やはり時々でぐっときて涙が落ちました。
悲しいでもうれしいとも少し違う気がして、、、切ないが近いかもしれません。
魅力的なキャラクターが多いので、誰に感情移入するかによっても見方は違うと思いますが、優しい涙を流すことができました。
穏やかな素敵な時間をいただきました。
全250件中、161~180件目を表示