劇場公開日 2018年9月1日

  • 予告編を見る

「臆病者のようなつまらない結末 映画はピント外れ」寝ても覚めても nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5臆病者のようなつまらない結末 映画はピント外れ

2022年2月27日
Androidアプリから投稿

”ドライブ・マイ・カー”を観てモヤモヤしたので、エロいの観てすっきりしたくなって
プライムで”寝ても覚めても”を観たんですよ
なんせ、東出昌大と唐田えりかの不倫が話題になったし、寝ても覚めてもだもんね

邪(ヨコシマ)な妄想満開だったのに、見事に裏切られました
ショボーンです

キスシーンはあるけど、あとなんも無し
これは新人女優を飛躍させる目的の映画です
だから、ほとんど肌を見せる事もなく、ベッドシーンも無し
まだまだ出し惜しみできる期待の大型新人だったんでしょう
168cmのスラッとした美人
既に韓国で人気なのがわかるルックスですね
幼さもまだ残っていますし
まあ結局プレイボーイの共演者のおかげで、思惑は水泡と消えたわけですが

新人女優を売り出すにしては、浮かれたところもない、淡々としたシーンが続く
外見はいいのに彼女の良さが全然でてない
演出はしっかりしてるし、丁寧なんだけど
抑揚が無いのでなんの面白みも無い
デジャブを見ているみたいな感覚が・・・
なんと監督が”ドライブ・マイ・カー”の濱口 竜介だったんですねえ
なんという不運

ストーリーからして新人女優ができる役ではなかった
しっかりした演技ができる女優がやればずいぶん変わったと思う
全くのピント外れな作品になってしまった
この映画に唐田えりかを使うべきではないし
唐田えりかのためなら、ストーリーと監督を変えないといけない

ピント外れと言えば、ほとんど関東人の俳優に関西弁を使わせる意味があるのかい
唯一の西日本出身の山下リオは東京人役
関西弁の指導だけでも無駄な労力がどんだけいるか

原作は未読ですが、後半にいっきに話が動きます
コレは男性には書けないだろうなと思ったら、やっぱり女性でした
男には酷すぎるもの
が・・・・
結末はとてもつまらない
ヒロインの友人役の伊藤沙莉のように
やりおったなあっと喜んでいたら
結局、常識の範囲におさまってしまった
ほんま、つまらん
”鬼滅の刃”の結末みたいにつまらん
あそこまで行ったら破滅を見せてくれよなあ

ぜんぜん関係ないけど、ネコちゃんの名前
ちんたんって清湯(チンタン)スープからとったのかな

nakaji