「なりたい男」寝ても覚めても hideaquiさんの映画レビュー(感想・評価)
なりたい男
最近、いまもっともかっこいい男は福山雅治じゃないかと思っていて、彼の楽曲でもっともいいのは「家族になろうよ」じゃないかと思っているのだが、なぜ「家族に」だと思うのかというと、恥ずかしい告白だがその家族観に共感するからなのだが、この「#寝ても覚めても」のヒロインは、この世に数多ある女性像のひとつのステレオタイプだと思うし、少なくない女性がこの唐田えりかに「あー、私だ」と思い、それ以上に多くの男性が、後のほうの東出昌大を「これは俺だ」と思うと考えられ、それは「家族になろうよ」の表象で、本当は先の方の東出昌大になりたかったんだけどな、と思っているはずで、そのどちらも体現しているのが福山雅治だと思うのだ。
いい映画だ。「あの夏いちばん静かな海」以来かな。
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