「生理的に共感出来ない恋愛観😓」寝ても覚めても HIROKICHIさんの映画レビュー(感想・評価)
生理的に共感出来ない恋愛観😓
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初 濱口作品でしたが、淡々と始まり、市川準のような撮り方なのか?と観ていましたが… 全体的に一本調子。
特に主人公二人の演技、演出に共感が持てず。
悲劇のヒロイン的な顔をして、周囲に迷惑をかける確信犯的な朝子の生き方。そしてラストの一度ふった亮平の家の近くで、雨の中ずぶ濡れになりながら猫を探し、こんな可哀想な私を見て的な演出が理的にダメ。そこへ予定調和に亮平が現れちゃう…。
全体を通し朝子の描き方が〝おとなしいお人形の様な女の子なのにやる事が大胆〟的な監督のファンタジーを、女性目線にすり替えている印象を受けました。
こんな結末の男女の関係があっても良いとは思います。
ただそれには朝子の深い心の変化を観せてもらわなくては伝わって来ない。
朝子に共感が持てるか持てないかで大きく印象が違ってくる作品かと思いました。
主人公二人以外の演技はとても良かった。
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bloodtrailさんのコメント
2018年10月17日
事実、全場面淡々としており、一本調子の印象は間違いにあらず。
直感でも、論理でも、倫理・社会通念にてらしても、主役女性と麦には共感しかねる。HIROKICHIさんと同様の感想ですよ、俺も!
ソウルさんのコメント
2018年9月9日
本当にご覧になったのですか?一本調子どころか会話のシーンひとつとっても張り詰めた緊張感でいっぱいの演出だった思います。それに「共感」できるかどうかで映画を観るのがそもそもの間違いで、そんな見方は「共感できるかできないか」という浅はかな鑑賞法でしかなく、何の発見もないでしょう。現に一本調子とか言っているし。映画を見ずに話の筋書きだけ追っているのでは?