バンブルビーのレビュー・感想・評価
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青春物語とロボットバトルの合体
本流シリーズよりスピンオフ作品の方が面白かった。これ程、感動的な作品だとは思わなかった。本作は、トランスフォーマ本流シリーズのスピンオフ作品である。本流シリーズは、ド派手なCGを過剰に駆使した動的SFである。本作は、そんな本流シリーズを踏まえてはいるが、本作のメインは青春物語であり、青春期にある少女の苦悩、葛藤、不安などを丁寧に描くことで、動的なSFと静的な青春物語を融合した出色な作品に仕上がっている。
本作の舞台は1987年のアメリカ。主人公である18歳の少女・チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は、実父が亡くなり、義父のいる新しい家庭に馴染めず、悶々とした日々を過ごしていた。車好きの彼女は、ある日、中古の車を見つけ修理していくが、その車には大きな秘密があった・・・。
本作は、本流シリーズの前日譜であり、本流シリーズの源流という位置付けだが、作風が全く違う。ロボットバトル、変身に終始した感のあるSF本流シリーズに対して、本作は、人間ドラマをメインにして、チャーリーとロボット(バンブルビー)との触れ合いを主軸に描いている。
スピルバーグ監督作品のETを筆頭に、人間と異種生命体、ロボットとの触れ合いを描いた作品は多いが、本作はその青春篇とも呼べる作品である。主人公を青春期にある少女、1980年代の曲を散りばめたことが奏功し、1980年代の青春映画の雰囲気に溢れている。年齢的に、様々な出来事に遭遇した時のチャーリーの心情には、違和感なく、感情移入ができる。本作がSF作品であることを忘れてしまう。
相変わらず、ロボットバトルなど、SFとしてのクオリティは高いが、敢えてそれらは必要最小限に留め、ストーリー展開を重視しているので、作品全体としてのまとまりが非常に良い。加えて、登場人物たち(バンブルビーはロボットだが)の心情をしっかり描いているので、感動的な作品になっている。やはり、人を描く作品には観客を感動させる力がある。
トランスフォーマー後半作品より断然良い
トランスフォーマーシリーズのスピンオフ作品。
トランスフォーマー1よりも前、オートボットとディセプティコンが地球にやって来る時からのストーリー。
バンブルビーの名前の由来や、発声機能が損傷してラジオで話すことになった経緯を知ることができる。
地球に来た時は孤独で怯えていたバンブルビーだったが、主人公のチャーリーと過ごしながら、家を壊したり、いたずらしたりして、地球の暮らしに慣れていくところもおもしろい。
ストーリーもまとまっているし、主人公のチャーリーとバンブルビーの信頼関係が築き上げられていくところが良い。
話がごちゃごちゃしていたり、間伸びしていてイライラさせる展開の多いトランスフォーマーの後半作品よりも、ストーリーがシンプルで分かりやすく、断然おもしろい。
物言わぬロボットと孤独な少女の物語
青春トランスフォーマー!
心温まるのにしっかりトランスフォーマー
配役は素晴らしいが、、
トランスフォーマーもマンネリ化してきていて、騎士王がとても残念だった中、原点回帰ともいえる今作はとてもよかった!
と言いたいが、バンブルビーと言うキャラ、旧車ビートル、主役の子はまさにピッタリなのにどうにもハマれない。
話の内容がどこかで見たような展開をなぞっていて既視感バリバリでした。
極力シンプルな内容なので見てて疲れないのはよかった、尺もうまい具合に収めたとは思うけど、相変わらず軍?セクター7を絡めたがる。
ジョンシナはよかったけどね、軍のやりとりよりバンブルビーと主役の子のドタバタをもう少し見たかったな
駆け足で絆深めて、あのラストの友情はとってつけたように見えます。
80年代感もとってつけたようで残念。
まあ、最新のCGに今風の顔の俳優なので仕方ないかな?
マイケルベイの気合入りすぎたトランスフォーマーより気楽に観れる
ようやく見ましたが、、、トランスフォーマーを期待するとダメ
一番面白かった
まだ最後の騎士王は見てないけど、
ストーリーとしては一番面白くまとまっていた。
確かに他のシリーズと比べれば戦闘シーンの迫力はないけど
時間もシリーズより1時間も短くまとまっていたと思う。
今回はディセプティコンとの戦いよりチャーリとの友情が主になっていて
バンブルビーの可愛らしさと戦うときの戦士らしさのギャップ萌えも
良かった。
ハクション大魔王
凶暴化すると大体目が赤くなるのね
’80鬼盛り娯楽作
1980年代は、なんだろう。物凄く印象的に残る。私自身1995年生まれで、リアルタイムで80年代を謳歌していないが、どこか「懐かしい」と思えてしまう。特にこの年代のアメリカには憧れに近い感情を持ってさえいる。
さて、そんな’80鬼盛りのシリーズ第6弾だが、前日譚となる初の作品だ。
マイケル・ベイが監督を降りたのが物凄く残念だったが、作風もガラリと変わり良い方向に行ったのではないか。前作等は物語が壮大すぎて、どこまで行ってしまうんだという思いが出てきてしまったが、今回の見直し的な構成で新しいファンも獲得できただろう。
予算は明らかに前作よりも低い為、変形シーンや戦闘シーンは正直物足りないのは否めない。代わりに描かれるのが、バンブルビーと少女の友情と成長。ここは、第1作で描かれたものと共通の部分である。本作を観るとオプティマスらが地球にやって来たタイミング等がずれてしまうが、そこは見て見ぬふりでいいだろう。
愛らしく、弱さと強さを秘めるバンブルビーにキュンとしつつ、心温まるストーリーで癒やされる。本シリーズがこうなるとは。何が起こるか分からないものである。
バンブルビー
TF"らしさ"が足りない
トランスフォーマー80's青春物語。
意外と面白かった。
トランスフォーマー日常物語とでも言うべきか、
こちらが心配するくらい日常青春シーンが多く、
アクションシーンを期待する人はガッカリするのかも。
僕的にはこちらの方が楽しめた。
だけど、突っ込むシーンも多く、
細かい事は気にせず少年の心で観るのをオススメする。
なぜなら、
オンボロで弱そうなバンブルビーが実は不死身で無敵。
この装備で勝てるわけがないと言うところから始まって、
少女によって強く改造されるのかな?と思ってたら
そうでもないのにボロボロのままなんだかんだ最強だし、
ジョンシナはバンブルビーに守ってもらったはずなのに、
ずっと敵視してたり、
物語が都合よく進んでいく。
ずっとボロボロのバンブルビーを掃除してやれよ!
とたぶんみんなが思うのだが、
ラストにピカピカのカマロに変形するのは、
トリックを教えてくれてよ!と思わずにはいられなかった。
少女の修理してた車も然り。
KUBOを作った監督にしては細部のこだわりが甘いんじゃ
ないかな?と思いました。
80年代の音楽に乗せて青春映画調で
トランスフォーマーを観るのは
斬新でとても良かった。
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