祈りの幕が下りる時のレビュー・感想・評価
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新参者シリーズ最後にして最優秀作
過去の「新参者」ドラマ、映画シリーズは観たことあるけれど愛着があるわけではない。また、東野圭吾原作は良く見る事での評価になります。
一言で言えば「映画館に行って観て良かった」です。
主要メンバーを前から知っていれば楽しめるは確かですが、新参者シリーズ久しぶりだった私が阿部ちゃん演じる恭一郎他を観ても違和感無く楽しめました。
麒麟の翼にしろ、ドラマシリーズにしろ安っぽく感じていた私。
今回の映画は違った。良すぎて「すまぬ」と言う思い。
前半の事件内容テロップは試みは良かった。分かりやすかった。
内容は重厚な親子ドラマに仕上がっております。
後半になればなるほど引き込まれて行く。
このシリーズの醍醐味は犯人や被害者の境遇に共感出来るかにかかってくる訳だが、私は見事にハマった。
まぁ、砂の器に少し近いと言われればそれまでですが。
映画館鑑賞オススメします。
よかった❗️
東野圭吾作品の映画では突出してました。
泣けました。新参者シリーズを読んでた人にはたまらないと思います。
実写になった途端に原作の良さが失われがちな東野圭吾の作品の中では最も実写劣化が無い作品と言えると思います。凄く良かったです。
ニュースター桜田ひより
とにかく桜田ひよりがすごい!小日向文世との掛け合いは涙なしでは見れなかった。この作品後、必ずくるニュースターだと思う。
ストーリーも文句なし。東野圭吾原作のミステリーはキャラクターの掘り方がエゲツない。こんなん感情移入して心揺さぶられるに決まってるやん… 名作「容疑者xの献身」に匹敵するほどのクオリティーだった。
完結編にして最高傑作
東野圭吾のファンで、ほぼ読了。
中でも大大大好きな加賀恭一郎シリーズ。
新参者、赤い指、眠りの森、麒麟の翼
全て見ました。
阿部寛演じる加賀恭一郎!本当にはまり役だと思ってます。
そう行った意味で数ある東野さんの映像化作品で非常に安心して見ることができるんです。
しかし!
この祈りの幕が下りる時は、正直2時間で伝えるには、無茶なくらいの重厚な内容。。
話がわかってる私のような人から見ても、前半はすごく駆け足で進みます。
テロップをふんだんに使いますが、これも、2時間に収めるためにはいたしかたないかなと。
その分後半は原作に忠実に、みっちり連れさらってくれます。
当たり前ですが、本を読むのと、映像を観るのとは、心の揺さぶられ方が全く違いました。
私含め会場で皆さん泣いてらっしゃいました。
結末がわかってる私でも号泣。
出来れば原作を読んで、鑑賞してもらいたいです!
登場人物多いですし、恭一郎や松宮や博美や、1人1人の思いをより深く知った上で観てほしい!!
悲しいお話ですが、家族愛に心つかまれます。
俳優陣の熱演ぶりをご覧あれ!!!!
阿部さん小日向さんが素晴らしかった。
昨日観た内容を家族に話していたら泣きそうになった
お母さんを愛しむ加賀恭一郎は、阿部さんの寡黙な雰囲気がぴったりでした。
小日向さんの娘を愛する台詞が切なかったです。
試写とロードショーでは若干内容が違ってた気がした
新参者シリーズ悲しくも美しいフィナーレ
発見された絞殺遺体、行方不明のアパートの住人
また別の事件で発見された焼死体
何の繋がりを持たないはずだった2つの事件が
恭一郎のヒントを得て動き出す
絞殺遺体の関係者として美人演出家が上がり
何の繋がりもないはずだった
恭一郎との接点が浮かび上がる
そして恭一郎との運命が交差し
遠い過去へと結びつきそして解けてゆく・・・
時を得て紐解かれる運命は
悲しくも美しいフィナーレを迎える
途中からすすり泣きが聞こえ始めて
うわぁ~これはヤバいと・・・
本と違いはあるものの
そんな差はまったく気にならないほど
映画に引き込まれました
そして何度も息をのみました
親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ち
その思いに胸が熱くなり終盤ではもう涙が止まらず
いや~とにかく皆さん素晴らしい
阿部寛さん、松嶋菜々子さん、出演者全員
子役さんを含めどの役者さんをとっても素晴らしい♪
2時間という短い枠の中に収められていても
しっかりと描かれていて
加賀恭一郎を知らなくても
満足出来る映画になってると思います
これ日本アカデミー賞42回最優秀賞でしょ
(↑かなり気が早いけど(笑))
それほど素晴らしい映画だと思います♪
必見です♪
シリーズラストに相応しい、完璧な幕開けです‼︎
これは素晴らしい‼︎
絶対、日本アカデミー賞にノミネートするでしょう‼︎
この作品は、新参者である加賀恭一郎の最強で最高のシリーズとなりました!
なんといっても主人公を演じた阿部寛さんの演技力。
そして、ヒロインの松嶋菜々子さんの美しくも儚く恐ろしい存在感。
この2人が事件のクライマックスに相応しい、完璧なストーリーに仕上げていました。
焼死体発見から始まるこの事件。
始めは、加賀さんにとって何も関わりのないものだと思っていました。
しかし、事件の捜査をすればするほど、この事件は自分の過去に強い関わりがあることが分かってくるのです。
事件の鍵は自分…⁉︎
一体自分にどんな秘密が隠されているのか?
捜査を進めていくうちに、複雑に絡み合った殺人事件の糸が、何十年もの歳月を越えて紐解かれようとしています。
阿部さん自身も濃いキャラクターで有名ですが、ここに登場する人物は皆濃いキャラを持つものばかり。
誰一人見落とすことのないよう、スクリーンに釘付けになること必須です!
そして、私の一押しは、なんといっても小日向文世さん。
あの優しくて素朴な姿に、劇場全員が涙することでしょう…。
彼の多彩な演技力は、毎度のことながら驚かされてばかりです。
「さらば新参者」とありますが、これで終わって欲しくはありません…!
この事件が解決したからこそ、今度こそ加賀恭一郎の新たなステージの幕開けとなることでしょう!
新参者シリーズは、これで終わってしまいますが、加賀恭一郎シリーズはこれからもずっと続いて欲しいと願っています!
砂の器を感じた
捜査本部に集う刑事たちの男臭さが似合う映画である。警察手帳を手に持ち、殺された被害者の身辺捜査に始まり、現場に残された痕跡を科学的に調べ捜査に活かす捜査官たち。仮説を立て検証しても犯人に辿り着くことは困難である。その困難を可能にする推理の天才が加賀恭一郎という男である。彼の鋭い眼差しの向こうには常に犯人の顔が見えている。しかし今回の事件は彼が培ったノウハウを集積しても迷宮入り確実と思われた。物語が進むにつれ、昭和の名作『砂の器』野村芳太郎監督を彷彿させる親子の絆、そして決して諦めず推理に推理を重ね証拠を立証する刑事たちの戦いが本作進行と同時に私の頭の中で走馬燈のようにオーバーラップして見えた。現場に残された記号の意味を手探りで引き寄せ、犯人の心の奥底まで潜り解読した時、加賀恭一郎の鋭い刑事の「鷹の目」は犯人を優しく諭す「天使の目」に変わって行く。昭和のバタ臭い匂いを全身から解き放つ超個性的な刑事の事件簿は一旦ここで幕を下します。
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