祈りの幕が下りる時のレビュー・感想・評価
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凄かったぁ
さすが!!!という感じで、安定して、ハラハラドキドキさせて観させていただきました。新参者シリーズを全部観てきましたが、退屈とか、つまらないとか感じたことないですね、阿部寛さんと東野圭吾さんに感服です。今回も親子愛の深い深いとこを魅させていただきました。もう、誰が犯人かとか、カラクリを考えるのを途中からやめて、ストーリーを堪能して、涙を流して、作品に没頭することができました。加賀さんの活躍事件の続きも観たい気持ちはありますが、とりあえず、お疲れ様です!!!
人物整理が大変
このシリーズは映画、ドラマとも楽しく見ている。今回の作品も人間ドラマとしては良くできていて非常に見応えのある作品ではあった。
しかしながら、複雑に絡んだ人物関係の整理が付きにくく、あれ?と考えている間に話が進んでしまうので、追いつくのに大変だった。偽名とかもあるので、名前をしっかり覚えて見進めていかないとならない。
小説と違い、時間の関係上一人一人を踏み込んで描けないため、ミッチーなどはストーリーから除外した方が良かったのかも。その他随所に無理があるシーンが見えるのが残念でならない。父娘の最後に取った手段も好きではない。それでも楽しめた作品ではある。
原作より良かった
原作を読んだ時はもっとドライな感じで、東野圭吾にしてはそれほど出来はいいとは思わなかったが、映画の出来はすこぶる良く、原作よりも良くできていた。ちょっと「砂の器」を意識したのかなという感じはあったが、原作を上回る映画はそれほどなく、エンターテイメントを目指してこれほど感動作に仕上げたのには感心した。
これぞ東野圭吾の真骨頂
複雑に絡み合った人間模様…と見せかけて、実は単純な二組の親子の切ない愛の物語とでもいおうか。
儚げな松嶋菜々子がとてつもなく美しい。
あの母親さえあんなことをしなければ、この親子はこれほどまでに苦しまずに済んだのに。
人を殺めることもなかったのに。
そう思うと観ているこちらまで苦しくて辛い。
小日向さん、素晴らしかった。
そして桜田ひよりちゃん、HEROや相棒で観て印象に残る女優さんだとは思ってたけど、本当にうまい!
これからが楽しみです。
新参者は観たことないけど、これ一話だけでも充分に楽しめるストーリーとなっている。
これまで東野圭吾作品の映画では容疑者Xの献身が自分の中でナンバー1だったけど、この映画も負けてない。
ぜひ劇場で観てもらいたい傑作です。
最後にふさわしい作品
映像化された加賀恭一郎シリーズで最高の作品だとおもいます。原作に忠実でストーリーの進行とともにどんどん引き込まれていきます。
無駄なシーンがなく、さりげない場面での一瞬の表情が見逃せません。
最後の数分のシーンにこのシリーズが始まってからの歴史がかんじられました。エンディングに流れるJUJUさんの曲もよかったです。スピンオフでもいいから もっと観たいです。
父娘愛、見事に演じ切った三女優と小日向文世さん。
巧い作り方だったので、途中までのミスリードにも、真相の考えさせ具合も、本当に惹きつけられた。娘と父の固い絆、松嶋菜々子さん、久しぶりに見せて貰った好演でした。
加賀恭一郎、日本橋所轄勤務がこれで終焉なのかと言う切ない気持ち、エンドロールで繰り広げられた過去の事件関係者等の登場で救われた感じになってましたね。
父隆正を看取ってくれた田中麗奈さんの好演も光ってました。
祈りの幕が下りる時
とても楽しみにしていた映画だったのに、とても残念な気持ちがいっぱいです。松嶋菜々子さんの若い頃を演じているのが飯豊まりえという人でとても大事な役なのに大根過ぎて全然ストーリーの良さが入ってきませんでした。ミッチーの場面も生徒と同窓会で一緒に写真に写っているミッチーは白髪老人メイクのミッチー、飯豊をストークして見つかって殺されるミッチーは黒髪。。。。こういうところが雑だと萎える。
とにかくゴリ押しはシリーズものには使わないでほしい。
ミステリーというより、ヒューマンドラマ 桜田ひより、飯豊まりえ、松...
ミステリーというより、ヒューマンドラマ
桜田ひより、飯豊まりえ、松嶋菜々子とリレーされる浅居博美に泣かされました
加賀の母が、仙台に住んでいたという設定だが、石巻や松島が仙台に?小説の世界の話だから、許される話なのか
映像と音楽がマッチしていて、スクリーンに引き込まれた
エンドロールのJUJUの歌、カメオ出演している役者達、日本橋を自分が歩いているような錯覚、最後まで楽しませてもらった
東野圭吾だな
例によって善人が運命を狂わされて人を殺めてしまってそれをかばう話。いつかは日本橋の麒麟がどうのという話だった気がしたが、またもや橋の話。
阿部寛さんは好きなので同じ話でも見てしまう。
まあ、同じとはいえ、とにかくよく考えたなーと感心する込み入った話。
ミッチーの件、いるかな〜?尺が短かったのだろうか。しばらく会えなかったとしても、半分蒸発したような元先生なんて、小日向文世、黙っているかな?
父親が殺した男からのプレゼント、阿部寛に会いに行くときもする?それだけ大事にしているなら、殺した父親とうまくやれるか?
蘭ちゃん、親子で警察だったら見つけられるんじゃないかと思うけど。
自分と娘の人生を狂わせたのと同じ、蒸発主婦とつき合うかな〜?
キムラ緑子くらい悪者なら、有名人になった娘にたかりにいくけどなー。
似顔絵、似てるかなー?
新参者ならぬ古参者との別れは少々寂しいね
東野圭吾の小説で数えると1986年の『卒業』から数えて第2作『眠りの森』、第7作『赤い指』、第8作『新参者』、第9作『麒麟の翼』、第10作本作となるのですが、テレビドラマ『新参者』を起点にすると、第2作『赤い指』、第3作『麒麟の翼』、第4作『眠りの森』、第5作本作となっています。
いずれにしても(いまのところ)最新作にして最終作。
さて、落とし前をどうつけるのか。
ある日、東京都葛飾区のアパートの一室で死後20日経過した女性死体が発見される。
被害者は滋賀県彦根に暮らす40歳の女性、アパートの住人は70歳を越えた独身男性。
しかし部屋主はその後姿をくらましている。
一方、女性の死亡日にほど近い日付に、近所の河原でホームレスの死体が発見されている。
両者に接点はあるのか、ないのか・・・
というところから始まる物語で、事件の捜査にははじめ加賀の従弟・松宮(溝端淳平)が当たっていたが、いくつか思う着く節があり、加賀(阿部寛)自身も捜査に加わることとなる。
というのも、加賀が幼い自分に家を出、すでに死亡している加賀の母親(伊藤蘭)が事件との接点があるらしい。
そして、事件は、加賀自身の生い立ちも出奔後の母も絡み、ファミリーヒストリーの様相を呈してくる・・・と展開していきます。
事件そのものに決着もつけなければならないし、加賀自身が「新参者」として日本橋署に赴任した経緯(いきさつ)も明らかにしなければならないということで、最終作としての落としどころはかなり難しい。
結末としては、犯人の親子関係と加賀の親子関係が二重写しになるようなハナシなのだけれど、うまくいったかどうかはちょっと微妙なところ。
あまりにも、犯人側の過去の物語の回想シーンに尺が割かれ、あまりにもウェットすぎて、バランスを欠いたかもしれません。
とはいえ、決着についても無理無理なところもなく、概ね満足できるので、映画を観終わったあとの満足感はかなり高いかもしれません。
特に、エピローグ的に描かれる『新参者』の登場人物がカーテンコールにように登場するのには、胸が熱くなるかもしれません。
これで阿部寛=加賀恭一郎とお別れかと思うと少々寂しい思いもしますが、もうかなりの歳月を日本橋署で過ごしているので、「新参者」ならぬ「古参者」になっていますからね。
究極の家族愛に泣く。
新参者シリーズの完結編となる今作。
といっても今までの新参者を一度も見ておらず映画館へ足を運んだのだが。
辛く悲しい、壮絶な人間模様があり、すぐに世界に取り込まれていた。
涙なしには観れない、壮絶な家族愛が描かれていて、とにかく辛い、辛い。
JUJUの主題歌も、凄く刺さるリリックを歌っていて、エンディングに相応しい。
こんなに泣いたのはいつぶりだろう。
心を揺さぶられる衝撃作でした。
小日向さん…
主演女優に尽きる
この作品は、主演女優の松嶋菜々子に尽きる。それ以外の俳優はあくまで脇役、阿部寛は至っては滑舌が悪くセリフが聞き取りにくいし、肝心の作品内容は平凡で感動や涙は一切無し。
主題歌「東京」は心に響きました。作品中でもっと使って欲しかった。
2018-22
マザコン
アパートの一室から住人ではない女性の絞殺腐乱死体がみつかり、住人が行方不明となっている事件が発生したことから展開する話。
人の心だけではなく、自身の心を読むストーリーで、加賀の過去や日本橋にいる理由等々、シリーズ集大成という感じで
過去作から好きな人にはエンドロールも嬉しい仕上がり。
特にシリーズに思い入れがなくても、過去作を知らなくても、今作の事件の話だけでも充分楽しめるドラマになっていて面白かったけど…やはりTVドラマの延長感は否めない。
泣いてしまいました
阿部さん演じる加賀恭一郎は、すごく引き付けるものがあります。これで最後になるのは、すごい残念です。
「人は嘘をつく」は、心に突き刺さる言葉です、自分にとって…
優しい嘘をつくのは、人のため、それとも自分のため?相手のためと思ってついた嘘は、実は本当にそうなのか?嘘を突き通すために、また、嘘をつくの繰り返し。
トンネルのシーンは泣かずにはいられない。映画館で観るもよし、DVDで観てもよいですので、観てほしいです🎵
テレビ局らしい偏った映画!!
全くの初見ですが、期待した松嶋との心理戦は一度しかなく薄かったです。出だしで孤独死2件を2人が寂しい人生だったと決め付けて、そうとは限らないだろと不快でした。敬語がおかしい若い刑事が鼻に付きました。予告では分かりませんが、明治座(台詞内でも無駄に連呼)、神田明神、水上散歩を初めエンディング映像と曲に至るまで不自然な東京ageが多く、地方(滋賀)は金銭トラブル、いじめ、自殺したビルの映像を繰り返してとても気になりました。上手くごまかしていますが、実際の明治座はただの古い建物です。マスコミが大好きな不倫話もあり、さすがテレビ局が作った映画と言う感じです。小日向と娘のエピソードは見応えがありましたが、原発労働も盛り込み、小日向が破滅的な人間なので無駄に重い後味でした。脇役は皆過去をさらけ出す汚れ役ばかりでしたが、主人公は「事件の鍵は俺。俺なのか」とポスターにはありますが役者イメージに頼り切って無個性で過去には何もないので、与党から選挙に出れる感じでした。捜査本部なのに2人くらいしか外出してなくて笑えました。春風亭昇太は声が特徴的なので「加賀の母親の遺留品から、ポケモンゲットだぜ!!」とか飲み会で言って笑わせて欲しいです。
降りた幕は、悲しみの幕
加賀恭一郎シリーズの最終章。
キャッチコピーに“泣けるミステリー”とありますが、確かに少しウルっとくるかも。特にね、浅居博美の子供の頃の逃避行の件とかね、泣けますね。
シリーズ最終章と言う事で、このシリーズでここに至るまでのところが凝縮されている感じがします。エンドロールではなぜか、この作品には出ていない人が登場していたりしますしね。まさに、回想シーンと言う事でしょうか。
阿部寛の演技はすごく良いのですが、ちょっとだけ突っ込みを。って言うか、阿部寛への突っ込みでは無く、加賀の母が仙台に居たと言う設定についての突っ込みです。あの、加賀の母が居たところって、仙台市内じゃ無いんじゃね?塩釜とか、多賀城とか、そういう感じがしたんですけど?違いますかね?河口のすぐ近くに建屋がある街なんで、そういう所かなぁと。
それと、一方の松嶋菜々子。「やっぱ、ちょー美人だな。」と言う加賀のセリフはさておき(笑)、なんか、彼女の演技の良いところが、あまり出ていなかったような気がするんですよねぇ。加賀中心に話が進むので、彼女の演技力を試されるシーンが意外に少なかったかなと。なんか、あまりにも淡々とした感じで、もうちょっと演技を見たかった気がします。
いやぁ、それにしても、浅居博美の話は、悲しい話ですね。この話は、ミステリーと言うより、ヒューマンドラマと言う方が、正しいような気がします。
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