祈りの幕が下りる時のレビュー・感想・評価
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「半沢直樹」監督 meets 東野圭吾
「半沢直樹」をはじめとする池井戸潤氏の原作のドラマ化、映画化といえば真っ先に名前が浮上するのは、TBSの福澤克雄氏。その福澤監督が手がける今作は、東野圭吾原作「新参者」シリーズの完結編となるわけだが、最もセンチメンタルな内容になっているかもしれない。
阿部寛と溝端淳平のコンビはもちろん良いのだが、浅居博美に扮した松嶋菜々子(現在)、飯豊まりえ(20歳当時)、桜田ひより(14歳当時)が素晴らしかった。撮影前や撮影中に綿密な打ち合わせなどはしていないと聞いているので、若い2人が松嶋のこれまでの芝居を細部にわたり検証して寄せていったことになる。
「半沢直樹」とはまた異なる福澤監督の演出を堪能することができる作品だ。
砂の器をオマージュ
火カスとかサスペンスドラマ好きの人には、ワクワクする展開かもしれないが、私はサスペンスの魅力がいまいち分からないので、刺さらなかった。
バラバラになったピースを一つずつ組み立てていくような展開のドラマ。
頭の中が少しこんがらがった。
苗村先生の部分でイマイチ分からない点があったので、小説を読んで確認してみたいと思った。一度顔を見られたくらいで殺してしまうのがどうも納得できない。
阿部寛の結婚できない男みたいな、ウケを狙ってるわけじゃないのに、少しクスッとしてしまうようなキャラクターが魅力。
彦根、琵琶湖、なんで選ばれたんやろ?
どんどん引き込まれていき、どんどん謎が深まっていった。
昭和時代、マチ金やサラ金でお金を借り膨大に高い金利で返すに返せなくなり身を滅ぼす人は多かった。
家に取り立てに来るのは当たり前で深夜にも及ぶ。
職場にも遠慮無く電話で督促。精神的にも参ってしまう。
夜逃げなんて至る所であったと言っても過言でないくらいの時代だった。
そんな人を何人か見てきた経験があるので思ったのは夜逃げのシーンが甘いのではないか?
いかにも夜逃げしてますという感じだし歩いて親子で逃げるのはどうなんか?
すぐ見つかってしまいそうだけれど。
本当なら嫁さんの借金は支払う義務はないし、最悪、自己破産という手もあったのではないか?
そこにこの事件の発端があるとすれば弁護士なりに相談していればこんな悲しいことにはならなかったと思う。
すべての役者の演技が素晴らしく良い映画でした。
今回のテーマは親子愛なのかと思ってしまうほど素晴らしいストーリーだった。
ハッピーエンドでなかったのが残念。
沈んだ気持ちで見終わりかけたけれどエンドロールで杏ちゃんと歌舞伎役者さんが出ていて思わずほっこりした。
サービス精神ありありでしたねえ。
こんなに感動するとは
捜査資料みながら、
おれ?おれか?と。
小日向さんって憎たらしい裁判官とかよりこんな優しい味のある役も好きだなぁ
伊藤蘭さん、もう哀愁と色気が漂って田舎の場末のスナックでひっそり生きた雰囲気出てるわ
みなさんすごいのですけど
やっぱ東野圭吾ハズレなし。
原作未読でしたけどこれは読まないと
あと、このシリーズ全て観てなくてこれが初見の映画だったので
新参者から麒麟の〜
気になってしかたないです。
親子の在り方に涙がとまりませんでした。
ドラマは観ていませんでしたが
ドラマは観ていませんでしたが、本作が初めてでも問題なく鑑賞できました。他のレビュアーさんも書いていらっしゃいますが、砂の器ですね。当時はバブル期かと思いますが、この様な方もいらっしゃったと思うので、もう少しヤミ金や原発作業員の闇を描いた方が良かったと思いました。ラストの父親の言動は腑に落ちませんでした。ここまできて、愛する娘を父親殺しにはさせないと思うので。
新参者の最後
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2つの殺人事件が起こり、容疑者は松嶋だった。
自分の母の死が関わってたため、加賀も捜査に参加する。
松嶋が子供だった頃、松嶋の父は妻が借金作って失踪し、自殺を考える。
そんな折に松嶋が通りすがりの糞野郎に襲われて、逆に殺してしまった。
そこで父親は自分が自殺したことにしてその男になりすまして生きていく。
のちにこの父親は加賀の母と交際し、その関係で加賀と松嶋は顔見知りだった。
父は密かに松嶋と月1回会ってたが、それをかぎつけた人間を殺した。
松嶋は有名な演出家のため、父の存在が明るみに出れば全てが台無しになる。
隠れた生活にも疲れ果てていた父は自殺することにした。
それを知った松嶋は自分の手で父を殺したのだった。
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新参者映画の最終作。なかなか面白かった。
父の愛情があまりにも悲し過ぎて涙してもたわ。
大体こういう映画って犯人側を応援しながら見てしまう。
現実と違い、犯人側にも十分に同情できるように書かれてるしね。
でも最後は逮捕または死亡で、逃げ切り勝ちなんて結末はまずないんだけど。
ミステリーの傑作
東野圭吾らしいミステリー。
この物語に主人公の過去をぶち込んでくるほど、力を入れた作品だ。
母を思う気持ちと、父を思う気持ち…
彼女の凄惨な過去。
長い間の点と点が、ある事件をきっかけに繋がりだした。
主人公が動く最大の動機、母の謎のメモ。
すべてが巧みに繋がっていくさまは見事としか言いようがない。
しかしながら、彼女が最後に父を殺す理由に、今ひとつ共感できなかったのが残念だった。
殺さないでも、最高傑作だったんじゃないかと思う。
死体が閲覧注意
まず、閲覧注意場面(腐乱死体&焼死体)がすごく嫌でした
トラウマになります...
話の内容はおもしろかったです
だからこそ、色々考えちゃいますね
まず、同級生に関しては殺さなくても、20年ほどたっているのだから、人違いです、で押し通せたんじゃないかとか
先生の顔が6年で別人のように変わってしまっていた理由って何だったのでしょうか
不倫して、疲れたって事でしょうか??
それから、中学生だった博子が原発のおじさんを殺してしまって、それを隠すためと自分が生きるために父親が自分の自殺に見せかけて、とやっていますが、おじさんが売春をそそのかした訳で、博子も未成年だし、自首しても情状酌量等でそれ程重い罪にはならなかったのではないかな、少年院の中なら借金取りにも追われないし、良かったんじゃないのかなと思いました
でも殺人の過去があれば、舞台監督?としてあそこまで大成しなかっただろうし、普通に生きて、夢を追える人生を娘に送らせたかったっていう父親の思いって事か...
松嶋菜々子さんの表情の演技が良かったです!
殺人現場に残された橋のメモが、母親の遺品のメモと同じだと分かった時の加賀の反応が、急かし過ぎ、強引過ぎでドン引きしました
いつもの感じ。
子役が良かったです。桜田ひより?非常に良かったです。もうそれに尽きます。
感想としてはちとやり過ぎというか、お涙頂戴で微妙。なんか違うな感が強かったです。
親は我が子のためなら死ねるし何でもやります、というのは分かる。だけどストーリーを面白くさせようとしてこねくり回したせいで嘘臭くなっちゃったような気がして。登場人物たちが、作者が言いたいことを描くための駒のように見えてしまいました。
このシリーズなら、麒麟の翼の方がまだちょっと好きかな。
☆ 3.8
新参者シリーズは一切見てなかったのですが映画だけでも楽しめました
父と子のシーンでは涙脆いのでわんわん泣きました
面白かったのですが、あの年齢の子が割り箸で人を殺せるのか疑問ですね、あとなんで恋人の先生が居なくなったのに気づかなかったのか(あの時は別れてた?)
面白かった。
面白かった。おそらく監督か脚本が良いのでしょうかね?
緊張感があり, どうやってバラバラの話がつながるのか?
を常に感じさせる展開。
悲しい物語ですが,非常に丁寧に作られていて,なおかつ
ダラダラしていない。
現代版 砂の器と言われているみたいですが,こちらのほうが
はるかに良い。
サスペンスより親子の絆
後半まで本当に誰が犯人か分からない。
サスペンス部分もしっかりしながら
家族の形の魅せ方も素晴らしい。
ちゃんと最後まで綺麗にまとめている。
だからといって事の説明は疎かにしないし
父と子の苦しみ、絆に泣きました。
誰かの不幸の上に幸せがあるという物を実感する作品です。
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