「感動の押し売りにウンザリ」パーフェクトワールド 君といる奇跡 お局圭子様さんの映画レビュー(感想・評価)
感動の押し売りにウンザリ
一言でいうと、最近批判の多い24時間テレビのような内容。
世間的な目を気にしているのか、登場人物が善人だらけで薄っぺらい印象。
悪人を用意する必要は無いが、多少なりとも毒っ気の有るキャラクターがいないとリアリティが感じられない。
最も気になったのが、全編通して語られる杉咲花のモノローグ。「私が代わりにがんばらなきゃ」とか「先輩のために」とか、間違ったことは言ってはいないが、結果的に健常者が見下しているような感じがしてしまった。
出演者の演技力よりもシナリオのひどさが全てです。
ちなみに、タイトル「パーフェクトワールド」の意味はラストのセリフで明かされますが、「えっ、そんなことでこれほどの仰々しいタイトル!?」と思わされるものでした。
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