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映画「茅ヶ崎物語 MY LITTLE HOMETOWN」 茅ヶ崎物語 MY LITTLE HOMETOWN
劇場公開日:2017年9月16日
解説
加山雄三や桑田佳祐をはじめ、これまで数々のミュージシャンや文化人などを輩出した「芸能の地」茅ヶ崎の秘密を独自の視点で探る音楽探訪記。桑田の中学時代の同級生で、「サザンオールスターズ」の名付け親としても知られる、洋楽ポップスのプロモーター・宮治淳一。親友である桑田への還暦プレゼントとして、茅ヶ崎と芸能の関係性を探る映像作品の自主制作を思い立った宮治が、より多角的に茅ヶ崎を捉えるために人類学者の中沢新一と、「パーク アンド ラブホテル」で日本人初となるベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を受賞した映画監督の熊坂出に協力を依頼。過去に実際に起こった出来事のみならず、神話や伝説などと土地のかかわりを数万年規模でさかのぼる「アースダイブ」という手法で茅ヶ崎を探る中沢の姿や、加山雄三へのインタビューなどのドキュメンタリー要素、さらに宮地と桑田の学生時代を神木隆之介と野村周平によるドラマで再現するなど、さまざまな角度から茅ヶ崎の秘密を探っていく。2017年6月の第6回茅ヶ崎映画祭でプレミア上映され、同年7月21~23日の3日間に一部の劇場で特別上映。9月16日から全国公開される。
2017年製作/95分/G/日本
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
スタッフ・キャスト
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2020年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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神奈川県茅ケ崎市。サザン通りという名称がある通り、「サザンオールスターズ」の桑田佳祐の出生地である。桑田の同級生である宮治淳一が、桑田への還暦プレゼントとして自主制作を思い立ったのがきっかけ。人類学者の中沢新一が茅ヶ崎という土地を紐解いていくパートも興味深いが、学生時代の宮治と桑田を描く再現ドラマが豪華。宮治を神木隆之介、桑田を野村周平が演じているのだが、ほかにも豪華キャストがずらり。さらに加山雄三がインタビューに登場したり、桑田の姿も…。ドキュメンタリーであって、ドキュメンタリーではない、不思議な映画に仕上がっている。
2020年10月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ブラタモリと家族に乾杯である。ウチの近所をブラブラしている。
タモさんいわく、家族に乾杯は平面でブラブラして、ブラタモリは垂直にブラブラしているのだそうだ。この映画はそのどちらもやっている。宮治淳一さんが鶴瓶で、中沢新一さんがタモさん。テンプレと予定調和が心地よい。
世界ふれあい街歩きとか、ドキュメント72時間とか、火野正平のこころ旅とか、つい見ちゃうんだけど、なにも起こらないんだけど何かあって、どこも同じなんだけど、少しちがう。
中沢さんは30年前と言ってることは変わらないし、桑田さんも30年前から変わらない。見た目こそ30年の齢を重ねているけれど、当時それぞれの領域で旋風を巻き起こして、いまもなお、押しも押されもしない。変わらないけど、昔の名前だけでは出ていない。
いまラスベガスでもっとも集客力があるのはロッド・スチュワートだそうだ。ちなみに2位はストーンズ。世代別人口のボリュームのある層を押さえているからだけど、離れさせないことがすごいことだし、その子どもや孫まで引きつける。超人だな。
2018年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ドキュメンタリープラス再現映像で、茅ケ崎のルーツを探る。
茅ケ崎と言えば桑田佳祐で、再現映像でもいろんな意味で大活躍している。
郷土愛が微笑ましく、頑張って完成してください、と思う。
数々の著名な芸能人を産んだ街、茅ヶ崎。その秘密について地理的、歴史的な視点で識者が紐解いていく「ブラタモリ」的展開…かと思いきや、それらしく単純にまとめられてしまっていて期待外れでした。
人類学者の中沢新一さんや加山雄三さんを登場させて、作品に箔がついたように見せていますが、「桑田佳祐は凄い」という結論に誘導していくだけのもののように思えてなりませんでした。
また、ドラマパートも実力のある役者さんを起用しておきながら、主要ターゲットであろう中年層へのノスタルジーを煽るだけのような展開で、再現度や登場人物の心情は完全に後回しでした。さらに、中途半端なファンタジー要素を盛り込んでいるせいで伝えたいことが余計に見えにくくなっています。
桑田佳祐さん、そして茅ヶ崎の街を本当に愛している方にのみ、おすすめできるものだと思います。