霊幻道士 こちらキョンシー退治局
劇場公開日:2017年7月15日
解説
1980年代に日本でも一大ブームを巻き起こした「霊幻道士」のキャストが再結集し、対キョンシー専門の秘密組織・キョンシー退治局の活躍を描いたアクションホラーコメディ。露天で賑わう香港で、市民の生活を支える街の清掃局。その正体は、キョンシー絡みの事件を密かに解決する政府管理下の組織・キョンシー退治局だった。祖父が働く清掃局でアルバイトを始めた学生チョンティンは、その実態を知らされキョンシー退治の修行をすることに。実はチョンティンの母は彼がお腹にいる時にキョンシーに襲われており、チョンティンにはキョンシーに対する免疫ができていた。ある満月の晩、本部に運び込まれた美女のキョンシーがチョンティンに噛み付くと、美女キョンシーに変化が現われ……。オリジナル版「霊幻道士」で弟子役を演じたチン・シュウホウが師匠役、「霊幻道士3 キョンシーの七不思議」のリチャード・ンが局長役をそれぞれ演じる。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」(17年7月15日~8月18日)上映作品。
2017年製作/94分/香港
原題:Vampire Cleanup Department
配給:アットエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2022年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
動画配信で映画「霊幻道士 こちらキョンシー退治局」を見た。
劇場公開日 2017年7月15日
2017年製作/94分/香港
原題:救殭清道夫
Vampire Cleanup Department
配給:アットエンタテインメント
錢小豪
蔡瀚億
林明禎
吳耀漢
羅莽
趙學而
袁祥仁
曾志偉
譚杏藍
蔡瀚億はキョンシー退治局の新米局員。
蔡瀚億は日夜キョンシー退治局で訓練しているが、
自宅では美人のキョンシー(林明禎)と暮らしている。
この作品は『メン・イン・ブラック』の影響を受けていると推測する。ていうかちょっとパクっていると思う。
ストーリーは美人のキョンシーとの恋愛が半分で、
あとはゾンビキョンシーを倒すこととその訓練が主である。
終盤に主人公と美人のキョンシーの心が通い合ったところでちょっと感動した。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
2022年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
霊幻道士一作目で道士の弟子の一人を演じたチン・シュウホウやベテラン俳優リチャード・ンなどが顔を揃えた現代版キョンシーホラー。
基本的にコメディやラブロマンス要素を軸に展開するストーリーだし、邦題は霊幻道士と銘打っているので、いわゆるサモハン製作のアクションキョンシー路線のアップデートを狙ってはいるのだろうと思われるが、ことアクションパートに関しては作品を通してほぼ皆無で、全盛期で見せたキョンシーとの素晴らしいバトルアクションはかけらもない。とりあえず掘り下げられた部分としてはまずホラー要素で、2013年公開の清水崇プロデュース「リゴル・モルティス/死後硬直」(翌2014年のシッチェス映画祭で邦題がキョンシーに変更)系の現代的ゾンビホラー路線の影響が強いのではないかと思う。
そして一作目のオマージュなのか、何故かキョンシーに耐性を持つイケメン主人公がミイラ化した女性キョンシーを蘇らせて恋仲になるというサブストーリー。
(一作目ではチン・シュウホウ演ずる弟子が、若くして死んだ女性の幽霊に惚れられて取り憑かれ大変な目に遭うというサブストーリーがあった)
結果、この展開が長かったせいか、肝心のキョンシー退治はそれほど見せ場もなくあっさりと片がつく形となった。
正直、現在の香港映画に当時のアクション路線を求めるのは酷な話かもしれないし、そもそもあの頃の無茶苦茶なフィジカルアクションは倫理的に実現が不可能なのかもしれない。
ラム・チェンインが道士だったアクション路線はもはや前時代のクラシックという位置付けなのだろう。
いやしかし、リチャード・ンやエリック・ツァンも歳を取ったが、まだまだ健在で何よりだと思った!
低い評価が目立つが個人的にはとても楽しめた。
一口にキョンシー映画好き(昔の香港アクションコメディ好き)にも色々いると思うが、確かに従来のアクションコメディのキョンシー映画のイメージを期待して見ると肩透かしをくらう映画。私もそれを期待して見た1人だが想像と違ったにも関わらず楽しめたのは、結局のところ自分の中で【キョンシーを題材にした映画】であるという点が【香港アクションコメディ】よりも重要な要素だったと言うことだと思う。キョンシーとアクションコメディの合わせ技が最高に嬉しいが、キョンシーブームの頃と比べてキョンシー映画の新作がほとんど作られない今となっては出るだけで非常に有り難く、それだけで見てよかったと思った。ブームの終盤に乱発したコメディ要素が強すぎるだけのキョンシーの設定なんかもメチャクチャな作品よりよっぽどしっかり作られていると感じる。他の人が言うように、キョンシー役の女優さんが超絶可愛くてたまらなかったので是非見て頂きたい。 つまりオススメと言うこと(笑)
2018年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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霊幻道士、幽幻道士とキョンシーものをリアルに見てきた世代からしてみれば、キョンシーのブランドを叩き落とした映画でした。
個人的に好きな、霊幻道士3に出てきたリチャード・ンが出演していたのだけが救い。
ストーリーも他の映画のコピペを繰り返したような内容。
先が読みやすすぎて、全然興奮せず。
最後は女キョンシーはどうせラストで主役をかばって死ぬんだろうと思ったら、本当にその通りになり、まさかオチにひょっこり出ないだろうなと思ったら、これまた人間として再度出てくるって…オイオイ。
ここまで予想ドンピシャってなんなのか。もっと意外性持たせてくれ!
これなら2014年に公開された「キョンシー」のほうが、恐怖感もあって遥かにマシでした。
そもそもホラー映画にもかかわらず、女性キョンシーとのラブロマンスが大半で、肝心のキョンシーの恐怖が薄れてしまったのはどうなのか?
恋愛をメインにあてて女性客の呼び込みをしたいのがミエミエすぎて、シラけます。
こんな内容で推し進めた三流の監督、脚本家、プロデューサーらは、二度と映画界に関わらないでほしいですね、ダサすぎます。