ベイビー・ドライバーのレビュー・感想・評価
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ただのクライム映画じゃない
音楽を聴かないと耳鳴りが消えない
凄腕ドライバーが組織から足を洗い、
普通の生活を取り戻そうとする話。
劇中ベイビーが聴いている音楽と
ベイビーの動作だったり映像が
完全にマッチしていて最高。
ミュージカルともまた一味違う
映画音楽に新しい価値を見出した作品。
物語の始まりの強盗のシーンは
カースタントのレベルも高くて
ただただ鳥肌が立つ。
ストーリーも良い。
ただのクライム映画かと思いきや
ベイビーの恋にキュンキュンさせられ
物語にいいアクセント加えてました。
ハイセンスなカームービー。
キャラも音楽もカーアクションも素敵な愛すべき映画。
これだけ魅力的な要素があるだけに、後半の展開が失速してしまったのがなんとも勿体無い。
個人的にはこの手の映画のストーリーにツイストは求めていない。
マッドマックスのように最後まで振り向くことなく走り切ってもらえたら名作にもなり得ただろう。
素材が良いだけにここだけが勿体無かった。
しかしスクリーンで、しかも高音質のウルティラで観れたのは幸運だっただろう。
次回作にも期待したい。
「ザ・ドライバー」へのオマージュ作?
地元の劇場の“爆音映画祭”で鑑賞。
ある意味“音(音楽)”が肝の作品だったので環境としては申し分無しだった。
作品自体の流れもノリと疾走感で一気に観れたので良かったと思う。
何処と無く、以前鑑賞した「ザ・ドライバー」と雰囲気が似ている感じがしたが、「ザ・ドライバー」がフィルム・ノワール色が強かったのに対して、こちらは主人公が若い分青春恋愛的要素が強かった様にも思えた。あと、前作では殆ど感じなかった“人と人の繋がり”的要素も今作では感じた。
更に脇を固めるベテラン陣も見事だった。特に主人公ベイビーと最後まで絡むバティ役のジョン・ハムが「マッド・メン」とはまた違った雰囲気で熱く演じてたのがスゴかった。
一番強く「ザ・ドライバー」を強く意識した作品なのかなと感じたのはキャストに「ザ・ドライバー」のウォルター・ヒル監督が居た事、かな。
現在、この作品の最大の重要要素である音楽のサウンドトラック盤を購入して聞き込んでいる。改めて選曲したエドガー・ライト監督のセンスを感じた。
確かに色々とツッコミ所はあるが、派手目のアクションとノリで一気に観れる作品としては秀逸の部類に入ると思う。
素晴らしい!
すごい映画でした。映画館で観て欲しいです。
観るか観ないか迷ってる人は是非観てください。
とりあえず映画館でスカッとした映画を見たい方も是非観てください。
とにかくBGMとドライブの格好良さ!
周囲の音もBGMに紛れさせ、さながらミュージカル映画の様でした。
ストーリーも単純で明快。悪くいうならベタでした。
しかし全く退屈に思う瞬間はありません!
最高にスカッとします。
主人公は顔は素敵ですが、まだまだ子供なキャラクターなので、恋愛パートも盛り上がります。
そして、最高にクールで、天才的なドライバーで、強盗稼業も長いのに、暴力に直面すると子供の部分が出てくるわけです。
たまりません!
私もそうなのですが、バイオレンス映画や、狂気に満ちた映画などをよく観る方などはついつい「もっとやれ!」と過激な描写や、ハードボイルドな生き様を求めようとしてしまいがちです。
しかし、ベイビーはあくまで一般人の様な価値観を持っています。
そこが逆に新鮮で、それ故に展開に深く感動させられました。
2回鳴り響くEasyが切ない
カーアクションや銃撃がMUSICとシンクロしまくってて楽しさ満載なんだけど、連動してるのはこれだけじゃなくて、
BABYの心情と、その時々のBGMが思いっきりシンクロしてた
これがかなり良い!
ストーンズのHarkem ShuffleはBABYを鼓舞するような煽りsongのようだし、
そして何より、コモドアーズのEasy
これが切ない
聴いたことがない人は映画を観る前に、
Easyを聴いて歌詞を読むと本作をもっと楽しめると思う
物語中盤のスクラップされるクルマを見つめるBABY、そして背景に響くeasy
もうこの曲の歌詞で、BABYの運命を予感してしまう
終盤のデボラとの逃避行で再度Easyが、 「ああーBABYが終わる、成就しない。。」と胸が締めつけられて
ラストに大団円を用意してくれていてエドガー・ライト監督に感謝するばかり。
ただ欲張るなら、
エンドロールのBGMを もう一回Easyにしてほしかったなー
コモドアーズじゃなくて、
フェイスノーモアのカバーでもいいし
というわけで音楽好き、特に ロックファンやモータウンファンにとっては堪らない作品だったと思う
イケてる不良の部屋で流れてるべき映画がまた一つ増えた。
前半の見事な世界観と演出はグイグイ引き込まれたけど
後半結局ギャングもののただのドンパチになるのはどうなの、
なんかもう少しなかったの、
って思っちゃって星少なめ。
前半ループさせて家でかけときたいくらい、
体験として素晴らしい映画でした。
エドガーライトはキャラクターの描き方がうまい。寡黙という難しい設定...
エドガーライトはキャラクターの描き方がうまい。寡黙という難しい設定ながらも見事に感情移入できるキャラクターを作り上げている。回想の描き方もスマートでグダグダしていない。
ツッコミどころは探せばたくさんあるが、映画としての軸がブレていないのでそんなに気にならない。(女の子が主人公を好きになるのがいささか急すぎる、ボスがあんな甘くてあの地位までいけるのか、など)
冒頭のアクションシーンはお見事。あれで監督のペースに引き込まれる。映画的な快感とはこういうことなんだよなぁ!
一つのイヤホンを2人で聞くというベタベタな展開が伏線になっているところは印象的だった。きっと意図していないんだろうけど日本映画に対する当てつけにも感じられた。(この前アイアムアヒーローをみてそのシーンにうんざりしたので)
どのキャラクターも破滅の色を孕んでいるから魅力的に感じられた。刹那的な人間の美しさは普遍的だ。だから最後は少し単調に感じた。あしたのジョー的な燃え尽きるラストを無意識で期待していたのかもしれない。好みの問題ではあると思うが。
ドライブというテーマを、瞬間的な快感と破滅というところから、好きな音楽を聴きながらゆったりと走るというところに落とし込んだということなのだろうか。それはそれでありだが置きに行った感は否めない。とはいえトータルとしては本当にいい映画だった。
爽快感もバカバカしさもない
どうしてエドガー・ライト監督はこんな映画を作ったんでしょう?ライト監督が過去に製作した『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』みたいなバカバカしい映画を観たかったです。。。
犯罪に加担する主人公に魅力を感じられません。主人公は葛藤しながらも強盗団で組まされたジェイミー・フォックスを故意に殺してるから、結局離れようとしてる連中と変わりがありません。痛い目に遭っても自業自得です。もし主人公が最後に野垂れ死んだとしても当然の結果だとしか思えないでしょうね。
主人公は、天才ドライバーという設定なのに劇中でけっこう車をぶつけています。運転がめちゃくちゃ巧いのですが、それほど天才的には描かれていませんでした。
強盗団の仲間たち(お近づきになりたくない連中ですが)の描き分けはよくできていました。物語が始まった時と進んでからとでは、キャラクターの印象が変わります。
『ベイビー・ドライバー』はカーアクション映画ではなく特に爽快感はありません。強盗団からなかなか足を洗えずに足掻く主人公の姿を描いた犯罪映画でした。
上映当時今から観れる映画で検索して、どうしても○○タージュを観る気...
上映当時今から観れる映画で検索して、どうしても○○タージュを観る気が起きず、今まで一度も気が付かなかった本作を観ることに。
よく見たらお気に入り俳優のケビン スペイシーは出てるしジェイミー・フォックスも出てる。しかも8月から公開されてまだやってるってことはきっと良いに違いない♪
結果期待を裏切らないなかなかの良作でした。
音楽とカーアクションの融合がなかなか良いですし、犯罪カーアクション映画に有りがちな中身空っぽ感もなく心あたたまる映画でした。
DVDでたらもう一回見てたい映画です♪
人気の理由が分かる
音楽を聴くことで耳鳴りが止むベイビーは借金の返済のため強盗の逃し屋を行なっていたが返済が終わっても引退することが出来ず…。
評価の高い今作をようやく鑑賞。音楽の使い方、先が読めずハラハラする展開、華麗なカーチェイスなど人気な理由が確かに分かる作品。
最高のアクション
アクション、ストーリー、キャスト、音楽…、いろんな面で最高な映画でした。
こんなに素敵な映画なのに何で上映してるとこ少ないの!?って感じ。
開始1分程で始まるカーチェイスシーンが最高すぎて、あ、これいい映画だなって確信しました。笑
それと、約2時間殆どずっとながれる音楽…!!!ドストライクすぎ!!
あと3000回くらいは観たい…
傑作手前
幼い頃の事故の後遺症で耳鳴りが止まない青年、通称ベイビー。
お気に入りの音楽を爆音で流し、凄腕のドラテクで他を寄せ付けないカリスマ的な逃し屋として犯罪者集団の1人として仕事を送る日々に嫌気が刺した頃、1人の運命の女性、デボラと出会う。
真っ当な人生を生きることを決意したベイビーの孤独で壮絶な戦いを描いたロックンロールカーチェイスアクション。
まさにミュージカルカーチェイス!
最高のタイミングで最高の曲を流すDJエドガーライトのセンスが爆発した代表作として挙げてもいい作品が誕生!
まるでこの冒頭のために書き下ろされたようなThe Jon Spencer Blues ExplosionのBellbottomsから始まり、BlurにQueenにBECKとロックファンにはたまらないし、Beach BoysやSimon & Garfunkelなど懐かしのレジェンドたちのナンバーなど幅広い音楽で鮮やかにスタイリッシュに魅せる!
とかいいながらこのメンツ以外知らない勉強不足笑。この並びにSky Ferreira?って思ったらママン役で出てた笑。
主演には新星アンセルエルゴート。
ベイビーフェイスに似つかない190cm越えの身長と抜群のスタイルで音楽に合わせて小粋に踊りながら街中を闊歩する変な青年をカッコよくこなし、意外と可愛いハニカミスマイルで世の女性陣を虜にするといった、自分より年下の青年をめちゃくちゃに褒めちぎる自分が気持ち悪い、そんな感想を持たせる俳優笑。
音楽の趣味が最高で是非友達、いや師匠と呼ばせていただきたい笑。
DJとしてULTRA JAPANに出演したこともあるパリピな一面もある注目の新人。
そのお相手のデボラことリリージェームズ。
抜群に可愛くて綺麗でそれだけでもう充分笑。
濃い顔立ちだけどそれが凄く良い(キモい)
大したきっかけもないのに彼女と親しくなるベイビーがとてつもなく羨ましい笑。
今作の予告編が公開され、あのトンデモドライビングシーンを観た瞬間に、うわ名作きたわと公開前から間違いなく2017年度トップクラスだと思っていた。
しかし、なんか、どこか、物足りない。。笑
原因不明の不完全燃焼感に取り憑かれながらなんとなーく思ったのが、こういう個人技が凄いだけの映画って自分そこまで好みじゃないんだって思った。
いろんなキャラクターが出てきて、いろんな組み合わせでいろんなチームプレイを見せる。多分そういったとこがこの作品には少し足りなかったのかもしれない。
その最高の例がMCU(なんでもMARVELと比較する悪い癖)なんだろうなと思った。
脇役もしくは準主役がもう一押し、例えばケビンスペイシーが生きていてベイビーの味方になってくれる的な展開、があればなおのこと好みの作品だったんではないかなと思う。
あとは予告編観た段階で勝手にジェイミーフォックスはなんだかんだ仲間になってくれるんだと思い込んで、それを裏切られたのが大きかったのかもしれない笑。
要は自分勝手な思い込みの結果笑。
とか言いつつも凄い面白かったし、復讐の鬼と化して襲いかかってくるバディもなかなかカッコよくて良かった!!
あと今作の同時期に来日してフジロック満喫していたエドガーライトへの親近感が増した笑。
新宿バルト9にて観賞
曲に合わせた編集は巧みだし、クセ者揃いの助演陣も楽しい。特にリリー・ジェイムズの可憐さとジェイミー・フォックスのねちっこいゲス野郎振りは見物。
他エドガー・ライト作品と同じように、終盤のアクションは緩急が無く押しの一手で飽きてくる。
ゲッタウェイ・ドライバー物としても『ドライヴ』と比べて逃げ方に面白味が無い。
むしろ、猫背アンセル・エルゴートの軽やかな走りっぷりの方が観る価値ありだ。
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