The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめのレビュー・感想・評価
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静かに深度をあげていく欲望
牧歌的な風景の
彼方に鳴り響き続ける銃砲の轟
そんな戦場の只中の
閉塞感漂う女たちだけの屋敷に
担ぎ込まれた敵軍の兵士
個々の欲望がある形になったとき
悲劇が幕を開けていく。
後半の激情が痛々しい。
ニコール・キッドマンの
不敵な微笑みに背筋が震えた。
メリハリがない・・・・
1971年のクリント・イーストウッド出演ドン・シーゲル監督の「白い肌の異常な夜」のリメイクと言う事で楽しみにしていたのですが・・・・
まずは、リメイクする必要が有ったのかどうか・・・・
やはり、ドン・シーゲル監督の作品をリメイクしょうとちょっと無理かな・・・
まずは、女性目線で描かれていると聞いていたけど、どうかな・・・
内容にメリハリがない・・・・山も無ければ谷もないので、始まって、「あれ、終っちゃった」みたいな・・・・
意外に本作品は、リメイクではなくて、リブートでも良かったかもね。
エル・ファニングだけは可愛かったな・・・
やはり、「白い肌の異常な夜」に、想いがあると、本作品が物足りないのかも・・・・
おんなたちのため息
禁欲的なおんなたちの館に招かざる男が現れる。
男に接触したおんなたちはドアをしめた途端、
荒く、深く、熱いため息を漏らす。
前半はそんな場面が次々に出てきて、男のぼくも息苦しくなる。
本音と建前。
どっちが本音で、どっちが建前なのか?
わからないが、女性だけでなく人間両面持っているんだと思う。
例えば、ニコール キッドマン演じる館長のマーサ。
男の体の汚れを落としている時は間違いなくため息を漏らしていた。
でも、男が生徒たちに危害を加えようとする時は
毅然として守ろうとする。
そう、その時、その場によって人間は変化するのだ。
そういった女性のグラデーションをよく描いていると思った。
そんなおんなたちを美しい映像の中で見せてくれた。
最後にこの映画、#me tooには距離を置いているのでは?
という意見が多い。確かに女性もセクシアルに感じる時って
あるじゃないという場面が多くあるのは確かだ。
でも、それって当然だろうと思う。
レイプのようなセクハラ、パワーハラは論外だが、
自然にセクシアルな感情になるってことを
否定するのはそれこそ自然じゃないと感じる。
それを否定することはアートそのものを否定することに
通じてしまうのではないか。
もちろん、この感情はとてもセンシティブに
つきあわなければならないのだが。
ソフィア コッポラはきわめて誠実な監督だと思う。
ソフィアコッポラの少女趣味
かっては、クリントイーストウッドとドンシーゲルの
ダーティハリーコンビだ!
今回は、ニコールキドマンとソフィアコッポラ
視点が、変わると怖さから、護りに変わるんだ!
できたら、トムクルーズで観たかったなあ!
あかん?
美しいくスリリング。
始まるなりソフィアのフィルム色にゾクゾク💖
いつになくストーリー重視の作品なので、いつのまにか作品の世界観にドップリ浸かっていました。
ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、
、エル・ファニング、この三人の美女の共演をソフィア・コッポラが撮るなんて夢の様な作品でした。
人間の欲望と渇きが…
恐らくこれ良くないとレビューしている人って
南北戦争のアメリカの事を知らない人だと思う。
と言う訳で見る前に多少のお勉強した方が楽しめます
それと南部の気性とかね。
女の園に男が…
そのあたりのまどろっこしい男と女のやりとりが…
だが、ある事件で状況が一変する。
細かな事は書かないけど
異性断ちの空間では起こりうるだろうな
その辺とか、男女の感情をフランシスならではの
綺麗な映像で魅せる
エンドロール迄綺麗
それが逆に怖い
なかなかいい映像だった
ゴットファーザーにも通じる描写だった
キレイな絵のような映画
ほとんど音楽がなく鳥のさえずりがよく聴こえたり、木漏れ日など光と美しい映像の映画でした
出演者もほとんど全部が8人だけ
わかりやすく嫉妬心のドロドロをみせるのではなく、美女3人が牽制しあってるのをきれいにうまく表現してると思いました
思ったよりドロドロはしてなかったかも
セクシーイケメンのコリン・ファレルに、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニングの美女3人で成立してる映画だと思いました
女って怖いなあ、で済ませてはダメですよ
ソフィア・コッポラ作品は初めての鑑賞。
絵画的な美しさは感嘆するほど素晴らしかったです。
監督の作風や思想的なバックボーンなどの予備知識が一切無いまま観ると、冗長な語り口が少し辛かったというのが正直なところです。
多数の人で構成されている一般的な社会においては、必然的に公共の概念やルールやモラルが出来上がって来るが、少数の閉じた社会では支配する者がそのまま社会の優先事項を決定づける。カルト教団やブラック企業・ブラック部署などもそういう要素があるのだと思います。
女って怖いなぁ、で済ませてはいけない映画だと思います。
うーん
正直イマイチ分からん
この映画が何なのか、掴めないまま終わってしまった。
南北戦争戦時中、森の奥にある女学校の生徒に助けられた兵士を巡るお話なのだが、正直単調というか画的に盛り上がりみたいなモノはない。(正直言えば最初のほう、少し眠気が…)
他の方のレビュアーも参考にさせて頂いたが、それでもうーん(゚-゚)といった飲食
とりあえず邦題のこともくんで考えると、色んな欲望が人間を狂わせる物語とでも言えばいいのだろうか。
戦時中の閉鎖的な女学校にやって来た(今までにない刺激をもたらす存在でもある)魅力的な男性
女性達は彼に気に入られよう、少しでも長く居てもらおうという欲望から彼へ優しくしたり、コミュニケーションを取ったりするわけで
で、兵士も魅力的な女性達に囲まれ、優しくされることで愚かな欲望を抱き始める。
そして、その夜事件が起こる…
彼は怒りを巻き散らかし、女性達は自分達の安全を求め、彼を何とかしようと企む…
双方ともに様々な欲望に駆り立てられた結果、愚かで悲劇的な展開を迎えるといった感じだろうかな?
最後の食卓のシーンでの女性達の容赦ない表情はなかなかゾクッとする
様々な心理的描写が、よく言えば繊細、悪く言えば分かりづらかったのかも
そんな感じでした。
秘めたる情欲
戦時に少人数の女だけで囲い暮らす中、男前の兵士さんが一人やってきたらそりゃドキドキしてムラムラしちゃうよな…
伍長に惹かれ、互いに嫉妬の目で睨み牽制し合う女達にゾクゾクした。
ただ、冗長で一人一人の描写も薄く、のめり込み心に触れるものは全く無かった。
それぞれの揺れ動く心情も唐突に感じるものが多かった。
事件後の伍長の怒りっぷりは人が変わったようで恐ろしかったけど。
女性陣のビジュアルや衣装のドレス、舞台の森と学院がとても美しくて、絵になるシーンがたくさんあったので見ていて飽きなかったのが救い。
もう少し光を多めにあててくれたらもっと綺麗に見えたのでは?と思いつつ。
女の秘めたる情欲とドロついた奪い合いをもう少しハードに観せてくれる方が私は好きだなと思った。
それにしても、コリン・ファレルとコリン・ファースを間違えずにいられる日は来るのだろうか…
男前がいるともめるのは今も昔も変わらないな〜〜。 ニコールさんが美...
男前がいるともめるのは今も昔も変わらないな〜〜。
ニコールさんが美人過ぎたのであの役はもっと普通のおばちゃんの方がリアルだったかも。
豪華スター達に美しい映像。
何気に俳優達が豪華。
女子学校に敵対軍の男性がひとり、暮らし始める。
謳い文句ほどのドロドロさはないがそれぞれの深い疑ぐり勘ぐりが。
とにかく舞台に衣装にひかりにと全体が美しい映像でした。
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