The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめのレビュー・感想・評価
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毒キノコ
巨匠の娘というだけで色々なプレッシャーと立ち向かう姿勢は大変素晴らしいとは思う。過去作は未見だが、今回初めて鑑賞した。女流監督というと、キャスリン・ビグロー監督を思い出す。あの激しさをコッポラ監督は表現出来るのか、そんな思いで観たのだが・・・
結論から言うと、塩味的な出来映えだった。作品を創るという才能は流石親譲りだが、では観客に訴えるべきものはあるのかというと、少々薄いかなと。。。テーマとしては面白く、それに南北戦争時の生活様式、正に、カントリーマアムのあのお菓子のような世界が繰広げられているロケーションは興味深い演出であった。しかし、逃げ込んだ伍長の小賢しさや、女子供の嫉妬心の浅さに、ドラマ性が見えずらかったと感じる。男はもっと暴れても良いだろうし、女たちはもっと嫉妬と裏切りを他の女性にぶつけてもよいのではないだろうかと。ま、自分が伍長だとしても、やはりエル・ファニングのあの幻想的な容姿にはメロメロになってしまうけどねw
起伏のなだらかさを愛でる人ならば楽しめたかもしれないが、もう少し味付けが欲しかった作品である。
面白い
見る前はもっとドロドロな感じになるのかと期待に胸躍らせていたが、とてもあっさりしていた。個々の人物のドラマよりも「こういう環境に置かれたら、人は、女性はどうなる?」と俯瞰から見せられている感覚だった。コリン・ファレルは自業自得感が凄かったが、あんな状態になってもちゃんとセックスできるのは尊敬してしまう。
静かに深度をあげていく欲望
メリハリがない・・・・
1971年のクリント・イーストウッド出演ドン・シーゲル監督の「白い肌の異常な夜」のリメイクと言う事で楽しみにしていたのですが・・・・
まずは、リメイクする必要が有ったのかどうか・・・・
やはり、ドン・シーゲル監督の作品をリメイクしょうとちょっと無理かな・・・
まずは、女性目線で描かれていると聞いていたけど、どうかな・・・
内容にメリハリがない・・・・山も無ければ谷もないので、始まって、「あれ、終っちゃった」みたいな・・・・
意外に本作品は、リメイクではなくて、リブートでも良かったかもね。
エル・ファニングだけは可愛かったな・・・
やはり、「白い肌の異常な夜」に、想いがあると、本作品が物足りないのかも・・・・
おんなたちのため息
禁欲的なおんなたちの館に招かざる男が現れる。
男に接触したおんなたちはドアをしめた途端、
荒く、深く、熱いため息を漏らす。
前半はそんな場面が次々に出てきて、男のぼくも息苦しくなる。
本音と建前。
どっちが本音で、どっちが建前なのか?
わからないが、女性だけでなく人間両面持っているんだと思う。
例えば、ニコール キッドマン演じる館長のマーサ。
男の体の汚れを落としている時は間違いなくため息を漏らしていた。
でも、男が生徒たちに危害を加えようとする時は
毅然として守ろうとする。
そう、その時、その場によって人間は変化するのだ。
そういった女性のグラデーションをよく描いていると思った。
そんなおんなたちを美しい映像の中で見せてくれた。
最後にこの映画、#me tooには距離を置いているのでは?
という意見が多い。確かに女性もセクシアルに感じる時って
あるじゃないという場面が多くあるのは確かだ。
でも、それって当然だろうと思う。
レイプのようなセクハラ、パワーハラは論外だが、
自然にセクシアルな感情になるってことを
否定するのはそれこそ自然じゃないと感じる。
それを否定することはアートそのものを否定することに
通じてしまうのではないか。
もちろん、この感情はとてもセンシティブに
つきあわなければならないのだが。
ソフィア コッポラはきわめて誠実な監督だと思う。
ソフィアコッポラの少女趣味
美しいくスリリング。
人間の欲望と渇きが…
キレイな絵のような映画
女って怖いなあ、で済ませてはダメですよ
うーん
正直イマイチ分からん
この映画が何なのか、掴めないまま終わってしまった。
南北戦争戦時中、森の奥にある女学校の生徒に助けられた兵士を巡るお話なのだが、正直単調というか画的に盛り上がりみたいなモノはない。(正直言えば最初のほう、少し眠気が…)
他の方のレビュアーも参考にさせて頂いたが、それでもうーん(゚-゚)といった飲食
とりあえず邦題のこともくんで考えると、色んな欲望が人間を狂わせる物語とでも言えばいいのだろうか。
戦時中の閉鎖的な女学校にやって来た(今までにない刺激をもたらす存在でもある)魅力的な男性
女性達は彼に気に入られよう、少しでも長く居てもらおうという欲望から彼へ優しくしたり、コミュニケーションを取ったりするわけで
で、兵士も魅力的な女性達に囲まれ、優しくされることで愚かな欲望を抱き始める。
そして、その夜事件が起こる…
彼は怒りを巻き散らかし、女性達は自分達の安全を求め、彼を何とかしようと企む…
双方ともに様々な欲望に駆り立てられた結果、愚かで悲劇的な展開を迎えるといった感じだろうかな?
最後の食卓のシーンでの女性達の容赦ない表情はなかなかゾクッとする
様々な心理的描写が、よく言えば繊細、悪く言えば分かりづらかったのかも
そんな感じでした。
秘めたる情欲
戦時に少人数の女だけで囲い暮らす中、男前の兵士さんが一人やってきたらそりゃドキドキしてムラムラしちゃうよな…
伍長に惹かれ、互いに嫉妬の目で睨み牽制し合う女達にゾクゾクした。
ただ、冗長で一人一人の描写も薄く、のめり込み心に触れるものは全く無かった。
それぞれの揺れ動く心情も唐突に感じるものが多かった。
事件後の伍長の怒りっぷりは人が変わったようで恐ろしかったけど。
女性陣のビジュアルや衣装のドレス、舞台の森と学院がとても美しくて、絵になるシーンがたくさんあったので見ていて飽きなかったのが救い。
もう少し光を多めにあててくれたらもっと綺麗に見えたのでは?と思いつつ。
女の秘めたる情欲とドロついた奪い合いをもう少しハードに観せてくれる方が私は好きだなと思った。
それにしても、コリン・ファレルとコリン・ファースを間違えずにいられる日は来るのだろうか…
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