善惡の刃

劇場公開日:

善惡の刃

解説

2000年に韓国で起こった薬村五叉路タクシー運転手殺人事件をベースにしたサスペンス作品。全北益山市でタクシー運転手が刺殺される事件が発生し、当初第一発見者とされていた15歳の少年ヒョヌが、ナイフを隠し持っていたために逮捕された。それから10年。刑期を終えて出所したヒョヌは、被害者遺族へ賠償金を支払うために作った多額の借金と盲目の母親を抱えて生きていた。度重なる敗訴により職にあぶれていた弁護士のジュニョンは、話題性のある依頼人を担当して一発逆転を目論み、ヒョヌに事件の再審を持ちかける。提案に乗ったヒョヌはジュニョンに「本当に人を殺していない」と打ち明けるが……。弁護士ジュニョン役を「ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆」「レッド・ファミリー」のチョンウ、ヒョヌ役を、「二十歳」のカン・ハヌルがそれぞれ演じる。

2017年製作/119分/韓国
原題または英題:New Trial
配給:「反逆の韓国ノワール2017」上映委員会
劇場公開日:2017年7月1日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

3.5【免罪。そしてそれを暴こうとした真実を求め紛争するそれまでダメダメだった弁護士の物語。】

2023年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■タクシー運転手殺害事件の犯人として逮捕され、10年の刑期を終えて出所したヒョヌ。
 だが彼には被害者遺族への賠償金の支払いが残されていた。
 一方、敗訴続きの弁護士・ジュニョン(チョン・ウ)は、話題性のあるヒョヌ(カン・ハヌル)の再審で起死回生を狙おうとする。
 韓国で実際に起きた殺人事件をもとに制作されたサスペンス。
 ストーリーが進むにつれて次第に明らかになるそれぞれの思惑に驚がく。法定での論争も骨太で見応えがある。

◆感想

・最初はダメダメだった、ジュニョンが金のためでなく、真実を求めようとする姿が印象的的な作品。

・ヒョヌが、警察により犯人にでっち上げられ、10年もの刑期を受ける姿が、哀しい。

<韓国だけではなく、日本でも冤罪の再審が続々と始まり、殆どが無罪になっている現在。
 今作は、意義ある作品であると思います。>

コメントする (0件)
共感した! 1件)
NOBU

4.0いつものように事前に情報を入れないで観たのですが…これ、実話を基に...

2021年3月25日
iPhoneアプリから投稿

いつものように事前に情報を入れないで観たのですが…これ、実話を基にした作品だったんですね。
それもつい最近の出来事って(; ・`ω・´)ナン…ダト!?
韓国って、ある意味凄いですね。

それはさておき、どのくらい脚色されているのか分かりませんが、実話を基にした作品としては、エンターテイメント性に富んでいますし、かなり面白く仕上がっていたと思います。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
刺繍屋

4.0少年の優しい心

2020年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
yutorimama

4.0重いです

2020年8月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

見応えはあるけどものすごくしんどい展開が続きます。
しかもこれが実話を基にした話とは。
警察も検察も弁護士も自分のことしか考えない連中ばかりです。
韓国映画でわりとよく見るパターンなので、実際もかなり腐敗した組織なのかな、と想像してしまいます。

この事件で逮捕された少年は再審で無罪判決を受け、現在は幸せになっているようなのでそこだけホッとしました。
他にも同じような冤罪で苦しんでいる人がいるのかな?いるのだろうな。

最後、弁護士がこの映画の締めに相応しいちょっとした演説をして希望の持てる終わり方をするのですが、ここに至るまでの展開が重苦しいため爽快感を感じられませんでした。
とはいえ、この苦味こそが韓国映画の醍醐味なのかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
polkmn