今夜、ロマンス劇場でのレビュー・感想・評価
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美しい純愛の結末
ラストが美しくて良かった。
ハッピーエンド好きとしては、これもひとつのハッピーエンドかなと。
漫画「電影少女」とか「紅茶王子」みたいに、人間じゃない異世界のものが最後は人間になるという、ファンタジーでも、それも素敵だけど、こんなラストも美しくて良い。
手を繋ぐこともなく、ぬくもりすら感じられず、少しも触れることない。それでも、しわくちゃの老人になって死ぬまでそばにいるなんて、これ以上の純愛はあるだろうか。究極の純愛だ。
最後、病室で、綺麗なものを語るシーン、微笑みながら涙するヒロインに、こちらも涙が止まらない。
そして、看護師が発見した、最後のシナリオの世界が美し過ぎて、泣けた。
彼らに関係した色んな人が集まった広間で、みんなが笑顔で、姫は、健司の渡した花で色を持ち、世界はカラフルになり、そしていつまでも幸せに、、、
なんて美しい幸せな世界。
余韻のある良いラストだった。
あとは、間抜けな役だったハンサム俳優が、良い事言ったシーンも良かった!
「男が簡単に下を向くな」
「男の視線は常に未来」「好きな女との未来を見つめて生きるものさ」
「下を向いてたら今しか見えないぜ」
カッコイイ!!
ただ、全体的には、途中、ちょっと退屈したりしたので、低めの点数…
こんなに愛し合っているのに、手も触れられない……。今年最高のラブストーリーかも。
映画というのは、どんな設定をしようとも、設定そのものに対して観客は文句は言いません。
ただし、その設定を前提として、思い切り楽しませてくれることを観客は求めてお金を払っているわけです。
さてそこで、この映画の設定ですが、映画の中の白黒のヒロインと、後世の観客との間でロマンスが生まれたとしたら……という、ま、ムチャクチャな設定です。
しかし、お互いに好きで好きでたまらないのに、手を触れることすら、できない二人のあいだの愛の行方はどうなるの? という、骨太のテーマ。思い切り、うならされました。
これって、実はロミオとジュリエットを始めとする多くの作品と、構図としては同じなのですが、オリジナリティーに富んだ発想と肉付けによって、ロマンス映画として屈指の作品に仕上がったと言えるのではないでしょうか。
力のないシナリオライターだと、最後は「観客の想像力に任せる……」といいながら仕事を放棄し逃げてしまうであろう部分に至るまで、キッチリと書き切っており、しかも観客を感動させ尽くしている点など、お見事としか言いようがありませんでした。
想像していたよりもずっと観客数は少なかったのですが、この今期最高のラブストーリーは絶対のお勧めです。
ぜひともカップルで観に行ってください。
思いが伝わると思いますよ。
映画好きの心を打つ一本、映画の枠を超えて見せるラブロマンスに涙
この映画が地上波でやったのはちょうど緊急事態宣言が出た頃。映画館という特別な空間に行けない状況が続いていた。開館している今でも、あの空間の居心地の良さはたまらない。
主人公の健司は、助監督をしながらも近くのロマンス劇場で足しげく通って映画を観ていた。そんな恋したヒロインが突然画面から出て来て…。映画の世界で生きる人たちのキャラも強く、当時の勢いを感じさせる。映画会社所属のムービースターに、ちょっと権限の強い社長の娘だったりと、当時の世界も同時に楽しめる。ストーリーも、二人にそびえる高い壁を互い思いながら超えていこうとする姿に、涙が止まらなかった。
映画としての世界を楽しめると同時に、映画が好きだからこそ刺さるセリフなどもとてもよかった。どこまでも残る一本になるかは、最期にならないとわからないだろうか。
色彩豊かなファンタジーな映画ダネ!
この世はみんなが思っている以上に輝いている
なめてた。やられた。 前半は映画から抜け出した綾瀬姫によるコメディ...
綾瀬はるかのファッションショー
ラブコメディで塩梅はまずまず。 監督の映画好きが功を奏してる感じ。...
ラブコメディで塩梅はまずまず。
監督の映画好きが功を奏してる感じ。
どこまでいっても邦画クオリティ!!
君に読む物語ばりの語りも鼻につくし、
タイタニックを彷彿とさせるラストと白黒のあべこべはいいかもだけど、勘に触るよね。やったた感が勘に触る。
いいとこ取り切れぬ!残念!って感じの大衆娯楽映画。大衆向きで、娯楽で結構なんだけどね。てか、映画撮ってる時点で凄いんだけど。
でも、ジェームズキャメロンはやっぱり凄いわ。壮大で階級社会とかも盛り込むもんね。お国柄かな?
飛んで埼玉ばりに軽くぶっ飛んでる方が向いてるんだろうよ。
割と序盤の種明かしも冷めるな〜って。
最終的に2人の想いは奇跡を超えていなかったです。まあまあ予想できる2択のうちの1つって感じです。
なんやかんやで普通に泣きそうだったけど堪えたわ。頭沸いてんな。
ここの評価を疑う ?
「お転婆姫と三獣士」のモノクロ映画のシーンから始まる。
脳裏に浮かんだ、モノクロ映画「ローマの休日」。
この作品は、どんなロマンスを見せてくれるのか、期待するも、
「お転婆姫と三獣士」がちょっぴりダサくて(これも仕掛けか)、
レビューの評価を疑いつつ観る。
結果から言うと、ストーリーの面白さが最高でした。
笑えるところ、涙をこらえるところ多々あり、そしてラストに大満足。
映像も綺麗で、色の使い方が効果的。
これまで、どんなに感動した作品でも4.5で抑えていましたが、
初めて評価5をつけます。
本当に見てよかったと思える映画です。
人が年を重ねていくさまが、すごく自然に表現されている。
映像的に短時間で、長い年月の経過を、見る方に分からせてくれます。
映画の中からというか、メルヘンの世界からというか、
そこからやって来たお転婆姫の美雪と、映画をこよなく愛し、また映画製作の助監督をしている健司とのロマンスの話ですが、
自分は、間違いなくリアル世界の側にいるつもりで見ていたのに、
いつのまにかメルヘンの世界に、違和感なく入り込んでいることに気付く。
それは、細かい仕掛けが沢山あり。
何と表現していいのか、上手く書けないけど、
合わせ鏡を見ているような仕掛け、あるいはロシアみやげのマトリョーシカのような仕掛けが散りばめられています。
その仕掛けが複雑過ぎないよう、抑えられているので見る側は、混乱なし。
それらの仕掛けを追いかけているうちに、
メルヘンの世界を信じこむことに抵抗感がなくなっている自分。
メルヘン(映画)の世界の居心地の良さ。
登場するすべての人物に、悪意ある人がいないという、すがすがしさ。
見ると、満足感でいっぱいになります。
ラストがほんと、奇跡ですね。ますます映画が好きになりました。
純愛、ロマンチックで(インスタ好き向き)
ロマンチックで華やかなシーンがふんだんにあって、そういうの大好きな人は嬉しいかも。
私は終盤からはおもしろいと感じましたが、それまでは退屈で寝てしまいました…。
まず、綾瀬はるか演じる美雪の性格…魅力的?凛としたかっこよさでもないしおてんばのかわいらしさとも違う。ただただ、偉そう。こんな人が好きな健司も飛んだドMだなと。ただ、めちゃくちゃおしゃれで目の保養にはなりました。
それにしても映画から飛び出して来たのは、女優としての…ではなく役としての登場だし白黒で、その設定に困惑。それに、美雪は全く昔の女優っぽくない!もっと昔の女優は声が甲高くて独特の話し方では?なので、昔の女優と言われても全くピンと来ませんでした。
序盤の病院のはいらないな…と思っていましたが、見事な伏線に驚き。看護師が残念でしたが。
どんなラストがよかったか盛り上がれそう!
私は病院でそのままラストがよかった。ラストに健司が映画に登場なのが残念…。他にも現実の世界の人も映画に登場し、意味が分かりませんでした。何だこりゃです。
もう私も大人になったので、死ぬときに初めて手に触れられた…純愛!素敵!とはちょっと思えない。おじいさんと綾瀬はるかのキスシーン等々はナシなんだろな。それ以前にこのふたり50年連れ添ったように見えない…。
あまりないストーリーなので、不満要素はありつつもよかったです。北村一輝の役やその劇中劇は笑いました!健司のように2.5次元に恋した人は楽しいかも。
<土プレ 本編ノーカット>
映画館で観たかった
純愛!!!
最高でした。これぞ純愛。
まず画が最高。眼福すぎる綾瀬はるかさん。身につけているもの全てが美しく纏っていて、どこのお洋服屋さんそれともオリジナルってどのお洋服観ても考えてしまうくらい、可愛かった。
最初のあの映画のシーンから始まって、なんじゃこれはってなめてたけど、それがきっと、狙いなはず。だって、廃れちゃって、、、あぁ出会うから。
触れてはいけない、、、そして、最後抱けたこと、寄り添えたこと、目に見える寄り添いだけれど、この二人には心の中での寄り添いはずーっとあった。
そして、最後の脚本のラストも最高すぎた。
ちょいちょい、ナースさんが入ってくるのがちょうど良いリラックスタイムだった。
虹をみたときに、言う言葉がとても印象的だったのだけれど、坂口くん演じる、健司、しもべが発する言葉一つ一つに温かみがあって、優しくて、だからこそ、温もりを感じることができない美雪も幸せに暮らしていけたんだろうなぁ。
たくさんたくさん、泣きました。
カサブランカのシーンとマッチさせていたのも、最高。
触れること・老いること
そう期待せずに地上波録画を観ましたが、いやいや、素敵な作品でした。綾瀬はるかが美しいのなんのって。
そしてこんなご時世だからこそ、触れ合えることの大切さを実感しました。
ハンカチ越しの手繋ぎ、ガラス越しのキス。
触れると消えてしまう相手と一緒にいるためとは言え、このもどかしいほどの純愛の眩しいことよ。
加藤剛と綾瀬はるか…看護師さんにお孫さんと言われてしまうその見た目年齢のチグハグさも、人のしがちな愚かな追求「不老不死」が実はとても寂しいことであると静かに教えてくれます。
ステイホームで実感する、日常の有り難さ、外に出たら沢山の色鮮やかで美しい世界があること、人と距離を気にせず一緒にいられること。
このタイミングでこの映画を観られて良かった。
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