検察側の罪人のレビュー・感想・評価
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あれはなんだった?が多い
予告編からすると期待外れ
点数?難しいな
冒頭の場面
取り調べの可視化が始まった時の新人研修だ。
だから、その現在の状況がわかるかと思った。
映画として、小説として、エンターテイメント性を出しながら、どう表現するのか?かなり難しいとは思ったのだが。
その意味では期待にそぐわなないものだったと言わざるを得ない。
では、現代司法の問題点は全然扱っていないのかと言ったら、そうではない。女性のレイプ事件や極右の団体に事件が忖度されているのではということはサイドストーリーではあるが、扱っていたことには敬意を表したいと思う。
この映画は、ストーリー展開、役者同士のつばぜり合い、そして、日本ではなかなか見られない画面設定という意味では映画の面白さは十分にあった。
例えば、木村と二宮の確執、吉高の謎めいた言動、松重の不気味な存在感など、どれもハイウッド映画のいい部分を表しているように思った。
あり得ないことをありうることにするってことも映画ならではだから。
だから評価は難しいのだが、映画ならではの架空の世界にできるだけ現実を投影したという意味ではポジティブに評価したいと思った。
二部作でもよかった
俳優の演技力は★★★★
色々盛り込んであるのを楽しもう
キムタク主演、嵐二宮共演というマスに向けた映画で、排外主義がじわじわと力を持っていく現状への問題意識をストレートにぶつけてきたことに勇気づけられた。世の中にある娯楽は問題意識を持っていないか、みないふりをしているように見えるから。
とはいえ、物語の主軸となる話はあくまで個人的な暴走であって、インパール(無能な指揮官、責任の不在、無謀な作戦)とはちょっと違うような気がするし、丹野の事件とはうまくクロスしてはいない。これがあるから免罪しろと言ってるとなるとえ?あれ?ってなる。
絶対的な「悪」として、言動も不気味、中身も最悪な男の描写として、顔のあざが怪物性の記号となっていることに違和感を感じた。顔にあざのある人たちがそうやって排除されて苦しんでいるだろう現実を思うと。
冒頭は情報量が多く、テンポも早いのでついてくのが大変。
ダンスや音楽などコンテンポラリーな要素もうまく入れ込んでる。音楽がそれぞれ良いのでブチっと切れてしまうのがちょっと気になった。
TVでもお馴染みの俳優がたくさん出ているが、みなそれぞれいつもと違う顔で出ていて、演出でこんなに変われるんだなと日本の俳優たちを見直した。いつも同じ演技してるのはそういう演出しかされてないからなんだな。キムタクは彼自身のここ数年の立ち振る舞いが多声的にまとわりつき、複雑さを増している。
ホテルのシーンでこれはまさか恋愛関係?!と思ったけど違った。ラブホよりエロくない?あのホテル。
とにかく細かい気になるところがたくさんあって、本筋に関係ないといえばなかったりするので、情報量が多すぎて混乱する。そこを楽しめるかどうか。
検事であのマンション住める?
奥さんヤンキー風なのは静香揶揄?
恋愛要素を入れろと言われたので入れました感(どういうやり取りの後あの姿勢に?)
国選弁護人の奥さんのキャラ、事務所がなぜか工場の2Fで亀がいる
被害者の息子が警察署に乗り込んできたときの女刑事の凄み
性被害を起訴に持ち込もうとする女性検事のがんばり
副部長ってあんな広場に机並べさせられるの?
仕事ドラマとして、検事って大変なんだと興味深かかった。寿命短そう。そりゃ企業法務がいいよね。。そもそも拘置段階で検事と面談があることも知らなかった。あとタメ口。初対面でタメ口って、そういうの慣れちゃうと外の世界で苦労しそう。とにかくもっと稼ごうと思えばそういう仕事も選べる能力がありながら、あんな大変な仕事してるの偉いと思う一方、閉じた世界だなと感じた。
映画自体は面白いが、少しもの足りない
目の保養には良いかと…
権力側の罪人、歪んだ正義感
実話(?)
ラストが甘いかな。
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