劇場公開日 2018年8月24日

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「暴走検事と良識検事の対決」検察側の罪人 ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0暴走検事と良識検事の対決

2018年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

キムタクとニノの検事対決見事でした。検事の行うべき「正義」について根本的な考え方の対立を迫力ある演技で見せてくれました。脇役陣の演技も見事でした。ブラックな松重豊や凛々しい吉高由里子には魅せられました。しかしながらこれほど各場面がしっかり作られているのに作品として心に響かなかったのはどうしてだろうか。主役の二人はあまりに類型化していて人間らしさが見えない。「歪んだ正義」と「正常な正義」の観念同士の戦いに見えてしまう。検事が犯罪に加担するありえない話なんだからもっとエンタメ性をいれてほしかった。原田監督の前作「関ケ原」での見事なエンターテインメントは今回は感じられなかった。

ガバチョ