「無自覚?な選択肢」テルマ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
無自覚?な選択肢
ライフルを突きつける場面が徐々に活きてくる序盤からホラーと言うより超常現象モノへと突き進む印象、そんなダークな雰囲気はなかったかのようにLGBT映画をハッピーエンドに描く恋愛モノとして終わらせる物語に驚愕してしまう。
弟や父親、彼女に対する思いが何かしら違う形でありながら邪魔な存在として無自覚で無意識のままなのであろう、果たされてしまう残酷でもある現象、己の力を悟りながらも自分の幸せを選ぶ選択肢だけは残されたが制御不可能な自分自身の行く末と将来は不安定。
幼いながらの嫉妬心と従いながらも幻滅に陥り、正しき意志を掻き乱される嫌悪感からの愛情だけは真実に委ねられる。
母親に対する気持ちだけは平常心を保ちながら!?
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