テルマ 特集: 【今最も“頭から離れない”映画】強烈、斬新、深遠スタイリッシュホラー──名匠トリアー監督を継ぐ《北欧の鬼才》の衝撃作がアカデミー賞代表作に!少女の“タブー”とは? 彼女に起こる“変化”とは?……

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テルマ

劇場公開日 2018年10月20日
2018年10月15日更新

【今最も“頭から離れない”映画】強烈、斬新、深遠スタイリッシュホラー──
名匠トリアー監督を継ぐ《北欧の鬼才》の衝撃作がアカデミー賞代表作に!
少女の“タブー”とは? 彼女に起こる“変化”とは? “本当の自分”とは?

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見た後にここまで“頭から離れない”作品は、何年ぶりだろうか――。観客を強烈な映画体験にいざなう1本が、北欧ノルウェーから上陸した。貞淑で無垢な少女に起こった謎の“現象”を描く美しきホラー「テルマ」(10月20日公開)だ。メガホンをとったのは、鬼才ラース・フォン・トリアー監督を親類に持ち、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された「母の残像」で注目を浴びた実力派ヨアキム・トリアー監督。幻想的な映像美と謎めいた物語が融合した本作は、あなたの心に深い余韻を残すだろう。


【無視できない1本】 映画祭、有力紙、批評サイトにまで“感染”拡大中──
大人への階段の先に待つ“恐ろしい秘密”――“脳裏に刻まれる”人々が続出!

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謎の発作に苦しむ少女。彼女の“本当の姿”とは――? 本作を見てしまったが最後、怪しく蠱惑(こわく)的な魅力から逃れられなくなる……。本国ノルウェーはもちろん、映画大国アメリカ、各国映画祭、そしてここ日本でも“感染者”が急増している。なぜこの映画は、私たちの心をとらえて離さないのだろう? ここでは、世界を股にかけた“現象”を紐解いていく。

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まず注目したいのは、アカデミー賞&ゴールデングローブ賞のノルウェー代表に選出されている点だ。つまり、それだけの圧倒的なパワーが本作には宿っているということ。その裏付けとなるのが、辛口の米批評サイト「Rotten Tomatoes」で初登場93%(2018年7月23日時点)の高評価を記録しているという事実。さらに世界各国のエッジーな作品を集めた第50回シッチェス・カタロニア国際映画祭では審査員特別賞と脚本賞の2冠に輝いている。最早、「無視する」という選択肢が難しい状況といえる!

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そして、早々にハリウッドリメイクも決定。「ラースと、その彼女」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」というアカデミー賞候補作を世に放った“映画ファンの安心印”クレイグ・ギレスピー監督が手掛けることがアナウンスされると、耳の早い映画好きはにわかに色めきだった。日本でも、見終えたばかりの映画のプロたちが「もっと咀嚼したい」と訴え、言語化できない状況になっているという――。国境や性別、人種を超えて人々の“心”に直接訴えかけてくる作品であることは、間違いない。


【映像・設定・物語】継承されたラース・フォン・トリアー監督の遺伝子──
そして映画好きなら気づく「ぼくのエリ」「キャリー」「RAW」との共通点

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ホラーと聞くと恐怖をあおる展開や、過激なシーンを想像するかもしれないが、本作は一味違う。「ぼくのエリ 200歳の少女」にも共通する静謐(せいひつ)な不気味さが画面に充満し、「キャリー」や「RAW 少女のめざめ」と同じく“変異する少女”を描いたテーマ性が異彩を放つ――。映画ファン好みの作品群の要素を内包しながらも、独自の世界観で魅了する本作の神髄、劇場で心ゆくまで味わっていただきたい。

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冒頭シーンから、強烈な美しさに心を奪われる。見渡す限りの氷原を歩く父親と幼い少女――“何か”が起こりそうな気配に満ちた本作は、観客を一瞬たりとも休ませず、衝撃のラストまで翻ろうし続ける。

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卓越した映像演出や編集も、大きな特長。森や建物の奥に潜む“何か”を探すようにさまようカメラワークは、私たちに眠る“第六感”を存分に刺激する。また、劇中では象徴的に蛇や鳥といった動物が意味深に登場し、少女の“欲望”“新たな自分の目覚め”をも想起させる。他に類を見ない浮遊感に、大スクリーンで酔いしれてほしい。

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信仰心が深く、抑圧的な両親のもとに育った少女テルマ(エイリ・ハーボー)。都市部の大学に通うため親元を離れた彼女は、同級生のアンニャ(カヤ・ウィルキンス)と初めての恋におちる。募る欲望と背徳感に引き裂かれながらも、奔放な彼女に強くひかれていくが……。そんな折、テルマは不可解な発作に襲われるようになり、周りでは“不気味な出来事”も立て続けに起こり始める。その原因は一体何なのか? じわじわと心を侵食する“ただ事でない雰囲気”に飲み込まれ、やがて待ち受ける恐るべき真実に圧倒されるに違いない。



【テルマに潜む“7つの謎”】 幾多の「なぜ?」の先に見えるものとは――
すべての真相が明かされたとき、この映画の“本当の姿”が立ち現れる

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抗いがたい魅力を漂わせる本作、その大きな要因が、劇中にちりばめられた“謎”の数々だ。冒頭、幼い娘に銃を向ける父親の姿を映した衝撃的なショットから、「なぜ?」が連続し、観客を画面に引きずり込んで離さない。一人暮らしを始めたテルマを異常に気に掛ける両親は、愛娘に向けた親心というには行き過ぎている真剣度だ。彼らは何を隠しているのか? また、テルマの発作のトリガーとなった“恋”には何の意味があるのだろうか? 奇妙な出来事との関連性は?

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さらに、中盤以降“驚きの事実”が続々と判明。なんと、テルマには幼少期の記憶がすっぽりと抜け落ちていた! そして、両親から亡くなったと聞かされていた祖母が、病院に入院していることも明らかに……。自分は果たして、何者なのか? 混乱するテルマの前に、予想しえなかった“真実”が突きつけられ――。次々と提示される謎が、終盤に見事な繋がりをみせていく。衝撃と戦慄の結末に、あなたは耐えられるか?

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