ザ・サークルのレビュー・感想・評価
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SNSへの警鐘❗️
FacebookにInstagram、Amazon等も含めて、今や私たちの生活や仕事に必要な情報、それに経済的物流もSNSのネットワークへの依存は、日々大きくなっている。特に、今回のコロナによる自粛時には、新たなSNSによる生活が生まれてきたのも事実。
そんなSNSの便利さとは裏腹の、個人情報流出やプライバシーへの侵害に怯える怖さを訴えてきます。
田舎の通販会社の派遣社員だったメイが、友人の推薦で一流SNS企業サークルに入社。前半は、サークルで力を発揮し、成功を収めていく、生き生きとしたメイの姿を映し出していきます。
しかし、後半からは、メイの幼なじみを死に追い込む事件をきっかけに、SNSによる怖さと共に、サークルの創業者の悪巧みを暴き、会社体質への反旗を翻していくストーリー。
メイ役のエマは、ハリーポッターのハーマイオニーのイメージから、随分と大人の女優に成長しました。トム・ハンクス相手に、スピーチするのはなかなか堂にいったシーン。ただ、最後があまりにもあっさり。せっかくトム・ハンクスを敵役に起用するなら、もう一捻り欲しかったのが残念。
益々、デジタル化される社会の中で、決して支配されてはいけない事を伝えたかったのでしょう。
キャスティングに負けた感じ
中途半端
面白くなりそうだったのに、なぜか中途半端に終わってしまった感あり。残念な作品。
初期の開発者がなぜかメイに秘密の場所を案内。そこで目にしたものは…!!となるのかと思いきや、何事もなかったかのように話は進む。
プライバシーにズカズカ踏み込む同僚・会社に最初は戸惑っていたメイだが、マーサーが会社に訪ねてきてメイに訴えたにも関わらず、全く反省も対処もせず。むしろ洗脳されたかのようにのめり込んでいく。「人探しツール」をプレゼンし、拍手喝采を浴びた辺りではまともではなかったのか?
自分のせいで死んだのに、復帰が早い。そしてやはり反省の色なし?
最後にCEO?のトムハンクスにカメラをつけてプライバシーを暴露しておしまい。脱力。
個人のプライバシーを利用して会社が巨大な富を得ている、かのような内容だったと思うけど、利用の仕方がよくわからないままだった。
マーサー役のコルトレーン、あまり見せ場もなく終わってしまって残念。
両親の病気や生活に関してもとても中途半端な描かれ方だった。
デスノートの新解釈
ソウルサーチが始まり、犯人が見つかった時、
何故がデスノートっぽいなと感じた。
世界の中で1人とか10人とかを逮捕や改善したとしても、世界は良くならない。性善説に基づき、世界の秩序を正したいのなら、カオスのシステムを正すべきだと、夜神月なら考えると思う。
新世界の神となるには障壁が多すぎるから、死神みたいなのものが出てこない限り、現代世の中を「理想」にするのは難しい。ただ理想に近付くには、このムービーで表現されてるビデオシステムは相当近付いている。だからこそ、プライバシーや、追い込みすぎることの危険性は見ての通りだ。
触れ込みでは、もっとSNS中毒で、インスタとかTwitterの話かと思ったけども、新SNSのフォーマットだったので、あまりバイアス無しに見れて、シンプルなサスペンス?に感じた。
ラストシーンは普通にシンプルだけれども、普通に起こり得る現実味のある部分だから逆にこう、ゾワっとする。そして、すでに起こっているのかも、、、
テクノロジーの使い方
サスペンススリラーを期待して見ると、全くそんなことはなかった映画。
ただ、現代人を取り巻くコンピュータ技術に対して考えさせられる内容であった。
主人公は、
「知識を得ることは基本的人権である、
秘密にすることはそれを奪っているのと同等だ。
だから私は全てをオープンにします。」
的なことをプレゼンで語っている。
一方で秘密を提供する側の人権はどうなるのか?
という疑問を持ちながら最後まで見ると
ラストでこれからテクノロジーと共にどう生きて行くべきなのか、
というメッセージを感じる気がする。
サークルのCEOたちの悪事が特にフォーカスされなかったことで、
世界をよくする目的のために、
決して悪気なくフォーカスしていない人々の人権を侵害していく描写が際立っていた。
分かりやすい悪がないことで、現代が危うい状況にいるという怖さを感じることができた。
テクノロジーによって世界は便利になり、全ての人を平等へ導いて行くけれど
その使い方によっては自由を奪い不平等を生むのではないか。
新しいサービスを開発して与える者、
ユーザーとしてサービスを与えられた者、
双方がテクノロジーに操られてはいけないし、
その脅威を理解しなくてはいけない。
「IT」って言葉を容易に使い、
簡単に誰でもテクノロジーに触れる時代となっている今、
扱う人間のモラルへの警笛に思えた。
ただ、なんでサスペンススリラーで宣伝したんだ!
入り込めないストーリー展開
ラストシーンの考察
SNSの怖さに警鐘を鳴らす映画。
ディフォルメされてはいるけれど、けして映画の中だけの世界とも言いきれないですね。文明や科学の進歩はメリットは多いけれどその使い方を一歩間違えれば大変な世界を創りあげてしまうかもしれません。
エマ・ワトソンはやはり可愛かったです。
(ラストシーンの考察)
ラストが曖昧な感じで終わっていますが、素直にとればエマ・ワトソン演じるメイが会社の幹部として残り会社の不正を是正しサイクルのシステムを正しく活用をするようにしていくハッピーエンドなのでしょうがそれだとあまり面白くない。
僕はメイが経営者のベイリーを陥れ、24時間ライヴ配信で人気を得たそのカリスマ性を利用して会社(サークル)を乗っ取り世の中を支配していくのではないかと思いました。メイはもともと上昇思考が強かったですし、常にベイリーの言いなりになり会社の思惑通りにプレゼンしたり会議で発言したりして、その結果として会社でのしあがっていった経緯があります。24時間配信も嫌がらずむしろ楽しんでいた。そして最後のベイリーの「してやられた」という呟きはメイの会社の乗っ取りに気づいたのではないか。そしてラストのカヌーのシーンでドローンがメイを撮影していたのも合点がいく。
きっと監督の意図と違うとは思うけど、もしラストシーンをメイの会社乗っ取りの策略と想像すればこの映画はけっこう伏線が効いていてすごくスリラーとして面白く感じられると思いました。
あれ?こんなもん?
エマ・ワトソンファンおススメ映画
若いコ向きな作品
テンポが良い展開。SNSにのめり込んでいく様は、まさに現代社会に潜む危険を反映しており、シンパシーを感じる人は多いと思います。
ただし、終盤に経営陣にもう少し大掛かりな仕返しがされると思いきや、意外にあっさり。それくらいで怯むような相手ではないと思いますが・・・
大風呂敷
最後それ何?
僕には最後よくわからんかった。
要は監視用の小型カメラは普通に採用されてるということ?
いずれにしても物足りない。
透明化したときの着替えやセックスはどうすんのかと期待したが、そこは何も語られず、トイレは3分切れるとは言っていたが。
代わりに両親のセックスを晒すことに。
何にしても、会社のトップの意図もよくわかんなかったし、暴露後の世界がどうなったかもわからなかった。
総じて物足りない。
結末が納得いかない
【作品のテーマは良かったのだが、深みが足りなかった作品】
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