スクランブルのレビュー・感想・評価
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内容が空っぽのおバカ映画
総合:50点 ( ストーリー:40点|キャスト:55点|演出:65点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
金はかかっているようだが、安物の少年漫画のように内容がすかすかのおバカ映画。格好良さを前面に出しているが、裏付けがないので出来もしないことを無理やり出来ることにしても逆にくだらない格好悪さだけが残る。暴力組織を襲って損害を与えておきながら、その親分に簡単に会えて交渉をする時に不躾な態度をとってもあっさりと許されて、しかもこちらの提案を信用されて受け入れられるなんて、呆れるほどに馬鹿馬鹿しい。
これだけ金をかけているのならば、もう少しまともな脚本と演出で制作したほうが良かったのではないか。クリント・イーストウッドの息子が出演しているのを初めて観たが、父親の近年の映画がしっかりとした骨太の作品が多いだけに、この落差が余計に目立った。
アナ・デ・アルマス
イマドキこの程度で満足するだろうか?
世界中に数台しか存在しないような車、もはや美術品と言っても過言ではないゴージャスな本物を、何十台もそろえて、惜しげもなく走らせるどころか、カーチェイスもやっちゃいます。
主人公のフォスター兄弟は超一流の車泥棒。兄のアンドリューは無口でスゴ腕のドライバー、弟のギャレットはメカの天才、母違いの兄弟は、固いきずなで結ばれ、お互いを尊敬しあうチーム。
このお兄ちゃん役に、スコット・イーストウッドが扮し、ドッキドキのアクションを体当たりで演じています。これが、お父さんのクリント・イーストウッドにそっくりで、しゃべり方なんか「真似しているの?」と思ってしまうほど似ています。映画でも、母親が違う弟と、父親について語り合うシーンがありますが、まるでクリント・イーストウッドのことを語っているようでニヤリとさせられます。実は、ヒュー・ジャックマンにも似ていますが、ヒューは昔からクリント・イーストウッドに似ていると言われていましたから、そりゃそうですよね。二代目ウルヴァリン役は彼で決まりでしょう。
恋人役のアナ・デ・アルマスもとってもキュート!こんな彼女がいたらそりゃ彼らも張り切って仕事しちゃいますよね。彼女は「ブレードランナー2049」にも出演していて、ブレイク間違いなし。個人的にはロマンティック・コメディーに、ライバル役なんかで出演して欲しいなんて思います。
ここまで見て、もしこの映画見てみたいと思った人はここから先は読まなくていいです。だって悪口しか書いてないから………
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本音を言えば、この映画、つまんなくはないけど、これと言って面白くもない。一番強く感じたのは「今、あえてこんな映画撮る意味あるのか?」ということです。出てくる車はれっきとした名車ばかり、フェラーリの250GTO、アストンマーチンV8、66年ジャガーEタイプ、、、とにかく書ききれないくらいたくさん出てきますが、若い人の「クルマ離れ」を思えば、まさに豚に真珠ですよね。例えばデートでこの映画を見に行ったとしても、彼女はきっとブンむくれるでしょう。だって女の人が魅力的に描かれていないからです。
まさに、女優さんは助手席に座っているだけのお飾り。アンドリューの恋人で一流のハッカーという設定になっていますが、一度もそんなシーン出てきません。「危険だから今回君とは組まない」なんて言われて腹を立てたりしますが、実際、敵に捕まって人質になるだけの足手まといにしかなりません。
いまや、「ワンダーウーマン」「ハンガーゲーム」「スターウォーズ フォースの覚醒」強い女性が主役の映画が当たり前の時代に、なんとも古臭い価値観。
売り物のカーアクションも、見たことのあるシークエンスばかりですし、肝心の名車のカーチェイスに至っては「ぬるい」「腰の引けた」「何とも迫力のない」ものばかりで、最近見た「ベイビードライバー」の爽快感に比べれば明らかに劣ります。もっと言えば、宣伝展開で使っている「ワイルドスピード」の名前も出さないほうがいいとも思います。ワイスピを期待してこの映画を見た人には、本当に迫力のないカースタントに映るでしょう。だって、本物を使って車に傷でも付けたり壊したりしたら、賠償どころか取り返しのつかない事になるから。だから、「手加減」したチェイスシーンしか撮れないのです。
主人公の乗る、世界に2台しかないブガッティは(実は)レプリカなので、ちょっと派手にぶつけたりしますが、車を盗まれたコレクターは、平気で銃をぶっ放したりします。35~6億で落札した車に向けて、発砲したり、マセラティで体当たりしたり、いくら頭に血が上っていても、このオーナーの行動は理解できません。
それと、ネタバレになってしまいますが、橋を爆破し、崩壊するさなか、その橋を車で走り抜けるシーンは、宮崎アニメでさんざん見てきたもので、実写作品なのにその迫力に負けてます。
実写で、本当に橋を爆破した「ダークナイトライジング」など、過去にド迫力の本物を見ているだけに、このシーンのCGくささには胸がしぼみますね。
宮崎アニメで、どうしても連想するのが「ルパン三世」
主役はイーストウッドの息子さんですし、表向きアップビートな、スタイリッシュな、軽いノリで鮮やかに盗みをやってのけるスタイルは、ルパンそのものです。そして、映画に「イマドキ」の要素がひとつもないことも含めると、ちょっとお金のかかったルパン映画の実写版が、山田康雄→クリント・イーストウッド→スコット・イーストウッドつながりで見れたってことで、良しとしましょうか。
2017.10.9
車の美しさに星5つ
ストーリーはまぁまぁ。最後 少しひねってきたけどほかの映画のほうがストーリー性はある。ワイルドスピードよりもアクションは少なめで、クラシックカーを第一に考えられた車好き向け映画。アクションは少ないとはいったものの少しはあるし、なんせ登場する車はとんでもなく豪華なので見ごたえはある。
しかし、突っ込みどころが少し多すぎた。走っているはずなのにメーターパネルはなんと「P」(パーキング)モードに入っていてサイドブレーキまでかかっているし、最後 車を盗み走る際 ガレージの一番手前にいたはずの Bugatti Type 57SC Atlanticがなぜか一番後ろ。手前からじゃないと車は出れませんよ?
そして、「結婚してくれ」ってあの場面でいいますかね? あまりにもおかしすぎる。
ほかにも「弾が当たらなさすぎる」「明らかにレベルが低すぎる車をなかなか話せない空港でのシーン」などなど…
しかし登場している車はたまらない。
Ferrari 250 GTO、 Bugatti Type 57SC Atlantic、Alfa Romeo158、 BMW 327cabriolet、Shelby Cobra、Porsche 356 Speedster、 Aston Martin V8 Volanteq、Chevoolet Corvette C1、 Juguar XK120 drophead coupe、 Juguar E-type series1 4.2L、Austion-Healey 100-6、 Ford Musutang
「車がレプリカだから」と批判しているレビューがあるが、本物を出せるわけがないでしょ笑 数億のはなしではなく何十億というレベルだし、逆にあんなに荒く使ったらクラシックカー好きから大ブーイングになってしまう。250や57cと何台かはレプリカだそうだがそれ以外は本物だという。レプリカだとしてもすごいのに本物まで混ざっているのはすごすぎる。
ほかにクラシックカーがメインで出るような映画はなかなかないし、この珍しいクラシックカーたちがそろっているのを見れるのはこの映画くらいかもしれないから車好きなら見るべき映画なのかもしれない。
逆に車好き以外からすると全くと言っていいほど面白くはないと思う。
しかし!!登場している車の美しさ、かっこよさ、そしてスコット・イーストウッド, フレディ・ソープ, アナ・デ・アルマス等出演者の豪華さに星5
カーグラフィック映画
本家より若者世代にシフトした「ワイルドスピード」のスピンオフ映画のようですね、本物なら博物館行きのビンテージカーのオンパレードです。
・ブガッティタイプ57Sアトランティック1937
・フェラーリ250GTO1962
・ジャガーXK120 DHC 1953
・ポルシェ356スピードスター1956
・アルファロメオ158アルフェッタ
・アストンマーティンV8 1978
・オースチンヒーレー3000 1959
・BMW327カブリオレ1937
・ACコブラ427
・ダッジシックスDD1931
・シボレーコルベットC1 1959
・フォードマスタング1967
こんな車たちが南仏の山道を走りぬける抜けるシーンは圧巻ですね。ただ、いくら48億円のブガッティとしてもクラシックですから500馬力のマゼラッティ・クワトロポルテには勝てません。何しろお宝級の車なので、壊すなよとハラハラですから普通のカーチェイスものとは関心が異なります。(後で調べたら流石にブガッティもコブラもレプリカでした・・)
ヤクザ同士の抗争をうまく利用するプロットは黒澤映画の「用心棒」に似ていますね。
凄腕車泥棒という設定だが力技でトラックに飛び乗るやり方では芸が無いでしょう。恋愛モードが多いので中だるみ、弟のガールフレンドが頼もしいのは今風の青春ドラマなのでしょう。
「敵を欺くには観客から」カモは自分がカモだって気がつかないって、観客を小馬鹿にしているカモ
原題は Overdrive.
邦題はスクランブル
車好きの人にはたまらないでしょう。
クラシックカーがくねくね山道をあんなにキビキビと早く走るわけないけどね。
最後、なかなか渋い刑事のふたり(インターポールの必要ある?)が実は味方だった。「今度は運転させろよ」なんて行っていた。え~ 反則❗
キャストがみんな超有名俳優にどことなく似ているそっくりさんで固めている感じもあり、橋はぶっ壊すし、超豪華なB級映画で、業界ウケ狙い?
アマ・デ・アルマス様は美しかったけど、ほかのアメリカ人女優でもよかったような陰りのまったくない役。ガイア・ワイス(フランス人女優)に、ここは花を持たせた感じ。彼女の役はすごく役得でした。女スリ師で、昔は毎週日曜日にフェラーリ166乗っていて、最後もモリエールを爆死させるお手柄で、マッチに書いてある暗証番号で、今度はフリントのフェラーリを頂いちゃう。
ブガッティ・アトランティック タイプ57SC?高級ヴィンテージクラシックカーなんか全然よくわからないし、4100万ドルが円だといくらなんだかもよくわからない。話が超豪華で窃盗団も大人数なのにメインキャストが? フォスター兄弟がまた見た目優男なのに強過ぎる。共感持てる身近な人物がいないから、みんな点数からいんでしょうね。ミニカーだって揃えるの大変でしょ。
尻すぼみ感
高級車カーアクション
多少甘いところもあるが
色々と雑な部分とか余計なの多くね?みたいな部分もありつつもまあ気軽に楽しめたかなと。
都合良すぎる展開とかまどろっこしい処とかいつどう処理したのその辺?省略しすぎじゃない?みたいな部分も多いがその辺も大味として楽しめれば勝ち。
車の見本市みたいなシーンもあったりと車好きにはそのコレクションを見るだけでも楽しめるか?
車強盗を生業とするフォスター兄弟。今回も順調に仕事を終えたはずだった…狙った車がマフィアのモノだったばかりに彼らは敵対マフィアから車を盗むように言われるが…
冒頭、兄弟の無茶苦茶な強盗を見せて、二人の関係や生業などを説明してくれる。
そこからマフィアに拉致られて、車のショータイム笑からの脅迫と取引…
さて、ネタバレありなのでまあ結論までダラッと書きますが
結論から言えば、ターゲットとした敵対マフィアからではなく、脅してきた側のマフィアから車を盗んでしまおうという計画なわけですよ。
そこに至る紆余曲折?も適度にね挟みつつ盛り上げていくわけなんですが…
簡潔に書けるあらすじは良いんですよ、この手の映画では(むしろ下手にこねくり回さない方がよい)。しかしながらムダなくだりとか説明不足感がモヤッとしたりもします。
以下
無くても良かった?シーン
ビーチでの水着シーン(サービスショット)
マフィアの依頼を果たすために、敵対マフィアに近づくために、飛行機を停めるという(最終的な結果を見れば)金の無駄遣い
銃を持った刺客との追いかけっこ
父親との思い出を語るとこ
女スリ師とのラブシーン(サービス)
もう少しは描いて欲しかったシーン
いつの間にか増えてたメンバー(描写なし)
兄弟及びメンバーの分け前的な描写
ヒロイン捕まったシーンも含め、計画の詳細など省略部分
悪人とは言え、容赦なく殺しすぎじゃね?と思う処も…
細かい処が描かれていなかったり、余計な部分も多いけど、インターポールが実は…的な展開は嫌いじゃないし、爆発やらクラッシュはそれなりにかましてくれたので、気楽に観ればオッケーな作品。
気軽に楽しめる作品です。
名車専門の窃盗団である異母兄弟と恋人が、マフィアに脅されて、敵対組織の名車を盗み出すストーリー。
明るく、テンポが良く、気持ちの良い作品です。
冒頭での強奪シーンも格好が良くストーリーに見事に引き込まれました。中盤でのシンジゲートやインタポールの圧力、そしてクライマックスの見事などんでん返し。構成もしっかりとして飽きさせません。
軽い気持ちで楽しく鑑賞するのに最適な、とても楽しい作品だったと思います。
古き良きワイルドスピード
たまりません
【スコット・イーストウッドを観に行ったのだが、アナ・デ・アルマスの美しさにノックアウトされた作品】
知らない人(仲間)がいっぱい出てきます 笑
「世界の名車を盗む」というテーマから、ルパン三世的なイメージをしてたけど、全然違いましたね 笑 スタイリッシュ感は全然感じられなかった。
世界の名だたる名車が見れるっていうのが魅力なんだろうけど、それだけだとちょっと弱いですよね。とにかく、出てくるキャラクターたちが魅力的じゃなかった。どっかで見たことある薄っぺらいキャラクターでした。しかも、いつの間にか、めちゃくちゃ大所帯になって、しかも大半が名前すらわからない人たち・・・。海辺の教会に集合した人の多さに笑ってしまった 笑 これじゃ感情移入もクソもないですね。最後も、モリエール邸に大集団で突入するシーンで笑いをこらえるのに必死だった。
クランプ邸を襲うと思わせて、モリエール邸を襲う展開や、モリエールとの2vs2など見どころはあったけど、全体的にイマイチでした。
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