ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女のレビュー・感想・評価
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史実とは異なるが、興味深い
ラストエンペラーと同じく波乱万丈の人生を生きたラストプリンセス徳恵翁主。
史実と異なる部分があまりに多すぎる。
日韓両国民双方の偏見を煽る内容だが、本筋には合致していると思うので、
悪役側日本の皆様は、ただ極端に誇張してあるだけと思えばよい。
南京大虐殺と同じで、極端な誇張ではあるが、本筋からは離れていない。
以下は笑い話
主人公が日本を脱出する場面で、日本の官憲の銃弾により脱出を助ける男の腹部から血が溢れでた翌朝、その男は何事もなかったかのように立ち上がった。
映画としての「誇張」は当然だが、単なる「オカルト」は止めて欲しい。
日本人も知っておかなきゃいけない
最初に「フィクション」と断り書きがあるとおり、Wikiなどを読むと事実と違うところはありそう。
でも、日本が韓国を併合しようとして何をしたのか、大戦中に何があったのか、日本の作品では描かれない側面がたくさんあり、是非とも見ておくべきだと思う。
ソン・イェジンもほんといい女優さんだなぁ。
悲しい美しいプリンセス
日韓併合の悲劇を背負った悲劇のプリンセスが愛する祖国に奇跡の生還を果たす迄の戦いの物語。
何度も何度も阻まれる帰国。
韓国映画の脚本は安易な好転を許さない。
主人公が窮地に追い込まれるごとに
ストーリーに引き込まれ
胸を締め付けられる。
プリンセスの苦悩を想像すると
更に辛い。
日韓には日本が作ってしまった悲劇の物語がたくさんある。
日本映画が、いつかそこを描いてくれる日が来ますように。
フィクション映画です
映画の最初に、この作品はフィクションだと明示されます。
小説を映画化した作り話・物語だと納得して鑑賞すると、大ラブストーリー待っています。かわいそうなプリンセスを一生をかけて救いだす男のファンタジー映画です。
老けメイクをも厭わないソン・イェジンとパク・ヘイルの抑制の効いた熱演も静かな情緒を醸し出します。生きぬけるためさまざまな変わり身を見せる悪役ユン・ジェムンも存在感があります。
おとぎ話として見るなら、囚われの身の翁主が、祖国に戻ることができて、めでたしめでたしといったところでしょう。往年の映画「ラストエンペラー」に通じるラストシーンも良かったと思います。
しかし、日本人の歴史的認識と随分違うものだと思いがめぐります。が、最初にフィクションだとはっきりいわれてしまうので、その思いは映画を見るにつれ封じこまれてしまうのです。
大韓帝国最後の皇女
昔の日本と韓国の関係を描いた作品。韓国併合やらなんやらで、完璧に日本に支配されつつある韓国。最後の皇女である主人公は、ほぼ強制的に日本に連れてこられます。
どうにかして祖国に帰りたい主人公ですが、長い間祖国に帰してもらえず、それどころかもう二度と祖国へ帰れないとも言われました。日本とアメリカの戦争で日本が負けて、ようやく祖国へ帰れると思っても、韓国からも入国を拒否されることに。
日本にも、祖国にも見捨てられた大韓帝国最後の皇女の運命の物語です。
感動的で楽しかった。
ガッカリした
ホ・ジノ監督なので期待したが、ガッカリしました。
日本の描き方がひどすぎる。紀元節祝賀会や工場場面など、ありえない。いきなり軍が出動して発砲、というのも、三文漫画じゃあるまいし。
史実とは異なる、と最初に字幕が出るけれど、あまりに安易な異なり方。徳恵翁主をネタにした反日映画。事実と違い過ぎて、これでは徳恵翁主も浮かばれない。こんな映画を見てやっぱり日本は嫌いと思う韓国民も哀れだ。
事実に基づかない反日で商売するのはやめてほしい。
こんな映画で熱演させられるソン・イェジンも気の毒。
どこまでがフィクションなんだろ。
日本帝国、悪だよなー、すっかり。
韓国最期の皇女、戦争に翻弄されて哀しすぎる一生でした。日本にも、祖国の韓国にも背を向けられて精神まで崩壊して…。
韓国らしい一大大河メロドラマ、ですね。
悲劇のヒロインを堪能
韓国ドラマにはハマりませんでしたが、韓国映画は大好きです。
さすが“泣き屋”の国!感情の表現がストレートで熱いパワーを感じます。
トークショーで監督が「日本で公開出来るかどうかわからなかった。」とおっしゃっていましたが…
確かに。
日本人として見てしまうと、耐えられない人も居るかもしれない描かれ方ですが、
「あくまでも歴史に翻弄された一人の女性の悲劇と、彼女を守ろうとした人々の物語。」と強調されていました。
そう!冒頭にも出てきますが、あくまでもフィクションなのです。
ココ大事!!
私のように、人生で大事なことは全て映画から学んできたような馬鹿は、全部信じちゃいますからね〜ww
そんで、散々泣いた後に事実と違っている事を知り「こら〜!私の涙を返せや!」なんて、実話詐欺に遭うことしばしば。(^◇^;)
でも、そもそもドキュメンタリーだって、映像に撮って編集した時点で、監督の意図が反映されるものでしょうから、映画に至っては何をか言わんや。
しかも本作は、“史実を基に”書かれた“小説を基に”作られた映画なので、相当フィクションらしいですww
映画として楽しんで、人物や歴史を知るきっかけになれば、とても素敵な出会いだと思います。
前置きが長くなりすぎましたが、見所は何と言っても女優さんの熱量の高い芝居!
主人公の感情に引きずりこまれます。
特に歳をとってからの不安定な芝居は圧巻です。
キュンキュンポイントも満載で「あなたの事は私がお守り致します。」とか(*´∇`*)
鉄板のシチュエーションは、やっぱり良いですよね。言われてみたいもんだわ〜。(笑)
侍女のコメディエンヌっぷりが見事で笑えますが、見せどころの熱い芝居にも感動( i _ i )
「その為に来ました。」と、死を覚悟して任務に就いている、独立運動家の緊張感も良かったです。
亡命作戦のくだりはドキドキハラハラ。
そして、母娘のシーンも感動的でした。
実の母であっても、元女官で娘より身分が低い為、娘の名前を呼び捨てにできない。
ラストシーンにも涙。゚(゚´Д`゚)゚。
悲劇のヒロインと、彼女を愛した人々の物語を堪能しましょう!
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