アイスと雨音

劇場公開日:

アイスと雨音

解説

「私たちのハァハァ」「アズミ・ハルコは行方不明」などを手がけてきた松居大悟監督が、現実と虚構、映画と演劇の狭間でもがきながら生きる若者たちの姿を、74分ワンカットで描いた意欲作。ある小さな町で舞台が上演されることになり、オーディションで選ばれた6人の少年少女が初舞台に向けて稽古に励んでいた。しかし突然、舞台の中止が告げられてしまう。キャストは、「笑う招き猫」「ソロモンの偽証」などに出演した森田想、映画「るろうに剣心」で知られる田中偉登ら、すでに映画や舞台で活躍している者から演技未経験者まで、演技経験不問のオーディションで選出された。音楽をアコースティックギターのUKとMCのアフロから成る2人組ヒップホップバンド「MOROHA」が担当。

2017年製作/74分/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2018年3月3日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
松居大悟
プロデューサー
行実良
阿部広太郎
直井卓俊
遠田孝一
林武志
共同プロデューサー
時田曜子
撮影
塩谷大樹
照明
西尾慶太
録音
戸村貴臣
MIX
戸村貴臣
美術
片平圭衣子
衣装
KEISUKEYOSHIDA
ヘアメイク
吉村英里
音楽
MOROHA
制作主任
谷口雄治
制作進行
丸山陽介
舞台監督
津江健太
演出助手
川名幸宏
プロデューサー捕
吉川亜未
ポスタースチール
高木美佑
ドキュメンタリー
エリザベス宮地
全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12

(C)「アイスと雨音」実行委員会

映画レビュー

0.5芸術、音楽、演劇、テレビ、スポーツは全てク◯。勿論、この舞台も◯ソ♥

2024年1月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサシ

3.0【”葛藤と、鬱屈からの解放、そして情熱”】

2023年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■小さな町で演劇公演が予定されていた。 オーディションで選ばれた少年少女たちは初舞台に意気込むが、舞台は中止になってしまう…。

◆感想

・演劇公演がチケットが売れずに公演中止になり、それまで稽古に励んでいた若者達の夫々の反応。
ー 仕方が無いと諦める者や、どうしても演劇したいという想いと現実の狭間で葛藤する女性。-

<松居大悟監督は、「アズミ・ハルコは行方不明」以降の作品は全て鑑賞しているが、(特に好きなのは「くれなずめ」と「ちょっと思い出しただけ」)初期作品は初鑑賞である。
 一部作りが粗いし、ショートフィルムの影響もある前半から、ラストに向けての若者達の演劇への情熱が炸裂するシーンは良かったかな。>

コメントする (0件)
共感した! 2件)
NOBU

3.0コロナ禍の舞台事情とかぶる

2021年9月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
neko

3.5演劇を知る松居大悟監督だからこそなせる技

2021年7月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

圧倒されるような熱量と、それに応えられなかったこちら側の感情の綻び。それすら悪くなかったと思える意欲作。

森田想のポテンシャルがとにかく高い。『タイトル、拒絶』でも思っていたけど、ここまで上手いとは。しかもワンカットで1ヶ月を描くわけで、スイッチの切り替え方に乱れぬ息遣い…全てが彼女のスイッチで回る。間違いなく本物の女優だし、もっと彼女を重宝しないと行けない気さえする。

その他にも『きれいのくに』などで話題に上がっている青木柚や『ジオラマボーイ・パノラマガール』の主要キャストの一人であった若杉実森(現・若杉凩)など、キャストも重層的。ただ、作中演劇同様に無名な人ばかりだったと思うと、改めてその選球眼と演技力に驚かされる。

舞台の中止に対しての悔しさは1番松居大悟監督が知っている。畑がそっちということもあって、温度やカラクリを生かした、ワンカットならではのトランスフォームも魅力的。そして、そこに漂う温度があまりにも詰まっていて辛かった。どれだけの準備をして、稽古をして、公演に立つのか…それを知っているからこその若者讃歌。しかもそれをMOROHAが代弁する。ちゃんと聴いたことはなかったが、優しい語りから転調しサビに入ると強い歌へと入る。スッと染み入る言葉に殴られて涙を流しながら、行き場のない若者たちのもがきを見ていた。ワンカットならではのラスト、大いに痺れてほしい。

ワンカット故に演劇パートを挟みながら1ヶ月を過ごすので、少々粗く物語として掴みにくいところはあるものの、魂がぶつかり合う刹那は見逃せない。泥臭くて真っ直ぐな、シモキタ舞台の若者讃歌。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たいよーさん。

他のユーザーは「アイスと雨音」以外にこんな作品をCheck-inしています。