嘘を愛する女のレビュー・感想・評価
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観るかどうか迷ったが
他作品観に行った時に、頻繁に予告やってた本作。公開前でのネットでもネタバレ記載は無く、公開後は勿論ネタバレしてるだろが確認せず、折角なので本篇観ちゃえって事で鑑賞。
前半はグイグイのめり込めたりが、途中のコメディ路線おふざけ過ぎから気が抜けて....結果、後半の2転したネタバレ結果が思った程来なかった。やはり、全編シリアス路線で行って欲しかった。ストーリー全編で、ありきたりな話っちゃあそうだが、間延び感も無くテンポも良いので観てて苦痛は感じられない。おふざけ路線とそれを担当してる俳優もどき2人(誰とは言わないが)は要らないが。
長澤まさみは、まだまだ主役を張れる良い女優だなとあらためて。
いい映画なんだけど二人の生活感が足りないかな
いま人気の高橋一生君が素性の怪しい謎の男を演じるということで興味を惹かれ鑑賞。で、見た感想ですが、まず、高橋君の人気の理由がわかった気がしました。いい具合に力が抜けているので女性目線からの思い人役をするにはちょうどよい余白が残されていて、なるほどそこが魅力なんだなと思った。この映画でもいい感じでストーリーに溶け込んでいたと思う。ただ、映画は彼の正体を探るというこの一点だけで2時間引っ張るものですが、その分、長澤さん演ずる女性と何年も一緒に暮らした生活感が全く感じられないために途中から謎解き作業がダレてくる感は否めない。もっと映画の序盤で長澤さんとの生活エピソードをイメージショットだけでなく、春夏秋冬の小ネタ(伏線)を十分な尺をとっていくつか披露し、それから謎解きに入ればもっと感情移入できたかなと思った。その上で、あのエンディングなら男の自分にも少しは泣けたかもしれない。ぶっちゃけ謎解きのプロット自体はそれほど劇的なものはなく、ミステリー感は予告編がピークで、序盤であっという間に萎んでしまう。でも役者さんの演技はそれぞれ皆さん、あっこんな人いるよねって感じでギリギリ本当にありそうな話のリアリティをうまく醸しだしていてよかったと思う。ただ一つ気になったのが、誰が悪いわけではないですが、この映画だけに限らず最近の「働く女性」上げ「専業主婦」下げと思われる偏ったストーリ展開。自分にはこれがどうにも気持ち悪く感じてのれない。自分が男だからという意味ではなく、輝いている幸せな専業主婦の方も沢山いるはずだから「働く女性」だけでなく「幸せで輝いている専業主婦」の映画・ドラマをもっとバランスよく見たいという意味です。この映画を見た方はわかると思いますが、女性は家にいるとダメになるみたいなステレオタイプの話はもういいです(またそれかって感じ)
つまらない。けど寝ませんでした。
他の方のレビューにもありますが、二時間ドラマでやる作品を演者にお金掛けて映画にしたレベル。
最初の一時間から退屈で仕方がなかった…
淡々としたストーリーを退屈させない為か、たまに無理にハプニングを起こすシーンなども違和感しかなかった。
公開前の予告ではラブサスペンス的な内容かと思ってたら感動ラブストーリーでビックリしました。
高橋一生さんはとてもセクシーで美しかったので高橋さんお好きな方は割引がある時に鑑賞する方が良いと思います。
☆☆☆★★★ 原作は未読。 この監督の作品を観るのは初めて。 全体...
☆☆☆★★★
原作は未読。
この監督の作品を観るのは初めて。
全体を通して観ると、それ程とも言えるのだけれど。随所にキラリと光る箇所が有り、今後に期待を抱かせる。
予告編を見た限りでは。蒸発をした男を探す話だと思っていたが、多くの部分で違っていた。
全くこの予告編での巧みな【嘘】には騙された(苦笑)
このストーリー上の問題点として。主演の長澤まさみが、自分で彼のルーツを探しに行く為に、探偵役の吉田鋼太郎の存在感が薄まってしまっているのが残念な所。
勿論小説が基に有る話だし。映画化に向けての時間配分等を考えた時に必要な人物像で。この吉田親子と、彼の過去とを対比させる為の重要性は分かるのだが。結果的にこの過去の家族と、現在の吉田親子との関連性の、強引な描かれ方には違和感が付き纏う。
映画は、出演者の台詞やフラッシュバック映像等を通して、観客に向けて必要以上に過剰な説明をする。
個人的に1番「これはちょっと…」と感じたのが!
遂に突き止めた彼の過去。そして彼の心に重くのしかかっていた事件。
この場面を観客にはっきりと示すのだが。この場面の編集で、直後に長澤・吉田の2人が【その場】に立ち入る。
『令嬢ジュリー』や『野いちご』の名場面や。ジュールズ・ダッシンの『女の叫び』で、メリナ・メルクーリが【その場】に立ち入った瞬間《その惨劇》を見てしまう名演出などを考えた場合に、この場面の編集に於ける順番にはついつい疑問点を感じてしまった。
観ていて「もったいないなあ〜」…と、思った次第。
尤も、「お前の考えなんか知らねえよ!」と言われれば。「確かに…」としか言えませんが(u_u)
但し最後に素晴らしい場面が。
病室での長澤まさみの独白。
緊張感高まる長回し。
徐々に寄って行くカメラワーク。
この場面から、エンディングでの松たか子の暖かみの有る歌声。
この流れは完璧だったのではないだろうか?
長澤まさみは、全体を通しての演技面ではそれほど…なのですが。この場面の長澤まさみは本当に素晴らしかった。
この場面と共に、長澤まさみの脚を愛でる場面が有るだけに採点は甘め(//∇//)
なんだかんだ言いつつも、今後も見続けていきたい監督が現れたなあ〜と思う。
あ?川栄李奈の宮戸優光ばりな後ろ回し蹴りもお見事でした(^^)
2018年1月23日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン6
長澤まさみは今も旬なのか?!
この映画を観て長澤まさみがまだ主演をはり続けて行けるかどうかを考えた。演技はいいんだが、カットによったら老いを感じる。こんな内容な映画だったら長澤まさみを使う意義はないと思う。東宝製作だから使わざるを得ないと思うが、もはや2番手でも良い位置であるのは確かだ。早く結婚して主婦枠に収まる方が彼女のためだと勝手に思ってるのだが…。
しょうもない映画だったけど、でている役者陣の演技はいいから役者を見るのは一つの視点だと思う。悔しいが役者でないDAIGOの演技が悔しいがナチュラルで良かった。川栄李奈も雰囲気が良い。良い役者というので特筆すべきなのが田舎の小料理屋の女将さん役が黒木瞳だった。この映画で贅沢だと思ったのは黒木瞳の役柄。これは映画館かDVDで見てほしい。あんなちょい役で黒木瞳をだすか?と思った。
長澤まさみの、主演映画はまだ続くので次回作に期待したい。
ジトーッとしてますがじわーっと感情が染み渡る映画です。
まずタイトルが秀逸です。
そして特報くらいの情報で観るのが一番いいと思いました。
※この映画を観る前に、テレビ番組で特集をやってました。そこそこのネタバレだったので…
配役も長澤まさみさん、高橋一生さん、吉田鋼太郎さん、DAIGOさん(驚き)、川栄李奈さんの演技も見事でした。
物語は比較的早く本題に入るのでそこからはジトーッとした展開で最後までいきます。
色々な「不安」の中で長澤まさみさん、吉田鋼太郎さんらキャストが真相を求めていく。。。
ゆっくりとストーリーが流れるので、間延び感を感じてしまう人もいるかもしれないですが自分はストレスなく観れました。
そして終盤、正体がばれて、真意がばれる所のくだりは見事だなーって。
エンディングの少し前にある吉田鋼太郎さんのシーンでこの映画のメッセージ的なものを自分は感じました。
「人間は何度でもやり直せる」ではなく
「人間は何度でもやり直したいと思うもの」であると。。。
よき映画でした。
マジンガーZ
5年間交際し同棲してした半主夫の研究医がくも膜下出血で倒れて意識不明となり、警察から運転免許証は偽造で住所以外は全部嘘と告げられたことから、仕事が出来る?風のちょっと我が儘な女が探偵を雇い彼の素性を調べる話。
シリアス一辺倒ではないとはいえ、医療関係の仕事はしていたことありそうだったり、少しの収入の出所だったり、日常や靴を脱いだ駅周辺だったりと、調べるところはいくらでもありそうなのに何もせず、唐突なポストの件からの進展だったり、何の根拠もなく小説に傾倒した調査というのは安っぽい。
つまらなくはないし、サスペンスと言えばそうかも知れないが、謎の部分が解明していく様がいつも唐突で都合良くて面白味がなく、失速感がしてイマイチ盛り上がらなかった。
嘘について考えさせられました
嘘は良くない、結果はいつも最悪。
わたしも同棲をしていた彼にいつも嘘をつかれていました。
それでも二人でいた時間は嘘ではないと信じていたし、彼が好きだと言ってくれたことも真実だったと今でも思う。
それでもやはり嘘が真実になることはなかった。
長澤まさみ演じる川原由加利のようにわたしが反省しても、取り戻せないものがある。
わたしも田舎から東京に出てきたので、劇中の「東京(都会)は人が多いから、一人死んでもわからない」のセリフに共感。
2時間の映画では物足りない内容だった。もう少し、嘘をついていた5年間の桔平の生活を知りたかったなと思う。
愚かで可愛い女ごころ
長澤まさみはよほど気が強くて負けず嫌いの性格なのだろう。どんな役をやってもそういうところが色濃く出てしまう。一度、気が弱くて周囲に蹂躙されるだけの悲劇のヒロインを演じるのを観たい気がするほどだ。
本作ではバリバリのキャリアウーマンを演じていて、キャリアウーマンと言えば自信と自己主張と気の強さの塊みたいなものだから、前半はほとんど素で演じられた感じがする。
しかしキャリアウーマンといえども人間的な弱さは持っている訳で、そのあたりの表現が彼女なりに難しい役柄だったのではなかろうか。そんな感じがした。
同病相憐れむというが、この作品では最初は高橋一生が憐み、次いで長澤まさみが憐れむという構造のプロットになっている。互いを理解するという面ではある程度成功しているし、観客にも伝わってくる。
現代の経済では、人は自分をスポイルして他者にサービスすることで生活の糧を得ている。つまり仕事だ。生きるために仕事をしている筈が、いつの間にか仕事をするために生きているように変わってしまう。仕事が大義名分を獲得したのである。だから、仕事だからと言えば大抵のことは大目に見られる。
仕事によって束の間の承認欲求は満たされるが、人間は仕事の面だけでできているわけではない。個性や経験は評価の外だ。愚かなキャリアウーマンは仕事の評価だけを自分の拠りどころとする。だから底の浅い薄っぺらな人格になってしまう。
しかし現実世界の違う側面と触れ合うことで、仕事で評価されることよりも大事なことがあることに気づくことがある。女の幸せとは何なのか。
この作品では、愚かだが可愛い女ごころを長澤まさみなりに懸命に演じていて、そこがとてもいい。瀬戸内を巡りながら、自分を騙していたた腹立たしい男が、いつしか愛しい存在に変わっていく。最後の方では少し泣ける場面があった。近い将来もっともっと深い女の情を表現できる日が来るだろう。
予告で感じた内容とは違った・・・
劇場で観てた予告が意味深で、どんな展開なのか!?と思ってauマンデー
最近は、脇役から主演まで難なく演じる長澤まさみと、只今一気にブレーク中の高橋一生のW主演
バリバリ働く女性の前に現れる癒しな男性との5年間・・・
素性を詳しく知らずよく暮らせるな!?ってツッコミは置いといて・・・
高橋さんの挙動不審な”うつろな目”演技は、ピカイチです!
ただ消えたパートナーが巻き起こすクライムサスペンスと思いきや・・・
吉田鋼太郎さんとまさみちゃんのチョッと切ない探偵物語的な作品でした^^;;;
連ドラの方が良かったかも!?の☆3つ
残念、大したことない~さすが「TSUTAYA」この程度~
「嘘を愛する女」49点。
「黒木瞳」ほとんど出てないやん!
「DAIGO」キショい。不要に長い髪。今頃そんな人いない。嫁さん泣くで。切りなさい!
「川栄李奈」もう見飽きました。出なくていいです!
「まさみ」ふつうやん!演技が繊細で素晴らしい?ウソやん!
「一生」ではなく「鋼太郎」やん!ヒロインの相手役は!
「松たか子」「坂元裕二」の詞を味わうどころの歌やないやん!
「監督」着想20年。100回以上書き直してコレ?「CM界の若き才能」?ウソやん!
「あざとい商売をする(人のこころをあこぎに利用する!)」「TSUTAYA」ではしゃあない。「罰」がこういうところに出る!
男の「過去・秘密・悲しみ・切なさ」は「既視感」あり。
「どんでん返し」にもなってないやん!
「ラスト」も予想できてしまった!む~ん残念。
ただ、「鋼太郎」の演技・持ち味はさすが!
「東京(都会)は人が多いから、ひとり死んでもわからない」のセリフにはうなる!
期待した分、キツくなってしまいました🍀
一緒に過ごした時間は本当
タイトルや予告編からの印象とは全く違った。
人は一見するとわからないけれどいろいろなものを抱えて生きている。多かれ少なかれ。
長澤まさみって
素のままなの?演じているの?みたいなところがたまらない。
高橋一生は
こういう少しだけの登場って役がとてもはまる。スパイスみたいでドキドキしてしまう。
今一歩という深みが感じられなかったけれど、見終わったら何だかほんのりと温かい。
つらい出来事は胸に秘めていないで誰かに聞いてもらってもいいんだよね。
途中はいつのまにかロードムービー風に。
誘われて美しい瀬戸内を訪ねてみようかな。
ほんとは仕事できない?
自分が好きになった人が身分を偽っていたら?
このプロットで全編を押していく佳作である。
瑕瑾はいっぱいある。由加利(長澤まさみ)の自己中ぶりには辟易するとか、ストーカーまがいの心葉(こんな漢字書くんや)(川栄李奈)はいらないキャラクターだとか。
由加利の成長も描くという意図があったのなら、まあありなのかと納得すると、終盤の病室での長回しのシーンは、長澤まさみも力が入っていただろうし、中江和仁監督も勝負どころだったと思うし、うまくいっていたと思う。
オリジナル脚本というのが好感度が高い。
桔平(高橋一生)の過去を探るのがメインになっているのだが、ひとつ気になる点がある。
由加利と海原(吉田鋼太郎)が造船所で働くトシにたどり着くのは綿密に描いているのでそれはOK。だが、桔平の行方を探していた広島の警察がトシにたどり着くのは納得がいかない。あの造船所はどこにあった? 由加利たちは広島の話を聞いてから橋(瀬戸大橋?)を渡っていなかったか。
犯罪者でもない桔平を探すのに、なんの情報も得られていない四国の造船所にわざわざ担当の警察が来るだろうか。地元に照会して終わりではないか。
いろいろ考えられるが、どれもしっくりこないので、少しご都合主義かな、と。
これも終盤の長回しで水に流そう。
長澤まさみの数回見える谷間チラに0.5点。
仕事で妻子をほったらかしそれが理由で妻は病み子を殺めてしまいその後トラックに轢かれ死ぬ(自殺に近い)。それから1年もしないうちに新たな女性(長澤まさみ)と出会い付き合うことになり金銭援助も受けることに。無職であるからだ。長澤まさみと喧嘩すると出会い系で新たな女性(川栄李奈)とも繋がるとやりたい放題である。この男の葛藤は意識を失っているため1人町を歩く姿、この男が仕事をせずに書いていた700ページ未完の長編小説でしか表現されておらず、その小説においても自分の幼少期の思い出と長澤まさみと子ども2人と仲良く暮らすというような内容しか映画で出てこない。真実を知った長澤まさみの愛を感動的に描きたいならもう少し男側の苦しみ、葛藤を表現しなけばそれは全く伝わらない。
一度止まって気が付く、愛する気持ち
私、おっさんですが恋愛経験豊富とは言えません。ですが、恋愛について語っちゃいます。
長澤まさみさんと高橋一生さん、少し前に映画館でやっていた宇宙飛行士のCMの雰囲気が良かったので、二人が共演の本作を楽しみにしてました。
ですが、終わってから気付くと二人の直接的な絡みは少な目でした。
しかし、そんな事が気にならないくらい、のめり込んで鑑賞できました。
パートナーと過ごす日常の中で、愛情や想いがぼやけてきてしまう。そんな時、それを失いかけたり、愛が一時停止した事で、自分の愛情や想いの深さに気付く場合がある。
よくある話ですが、この作品はそれをミステリアスな設定にしつつも、しっかり見せてくれたと思います。
長澤さん演じる川原由加利、小出の正体を探る旅の過程で、 彼女の中の彼への想いや愛情に気付きます。
そして、それに気付く事で人間的にも少し変わります。
謝らない彼女が、吉田さん演じる探偵に頭を下げるシーンは象徴的ですね。
一方、高橋さんの演じた小出、彼はパートナーへの想いが完全に止まってしまう出来事を経験していました。
そんな彼が、かつての自分の様に仕事に明け暮れる由加利と出会い、新しい愛が動き始めます。
そして、苦悩する彼の秘めた想いが、自分と同じ方に向いていたと由加利が分かるストーリーの流れは良かったと思います。
次にブランコに乗る時には、二人は同じ方を向いて乗ると思えます。
素敵な作品だったと思います。
クレーン撮影
予備知識なく、ただ新人監督の作品とのことで余り期待しなかったのですが、楽しめました。出だしから、てらいもなく肩ひじ張ることなく固定カメラで抑え気味な語りに却って引き込まれました。
レヴューを見ますと余り評判は芳しくないみたいなのが意外です。
最後桜の季節、病室から窓外を眺める長澤まさみの顔にそよがれた白いカーテンが揺らめく一瞬、時が止まりかけ高橋一生の目覚めへと流れるシーンは、やはり震えを覚えました。
面白かったのはもう1つ。小説の中に出てくる灯台をとうとう見つけ出すシーン、車が灯台を目指し突き進むそのシーンが今までの固定カメラから勇躍クレーン撮影にと展開していくところも胸打たれました。次回作期待したいです。
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