メキシコ　地獄の抗争

出だしから入り込み易く、良作の予感がしました。これまで「ナルコス」(シーズン3まで)、「ボーダーライン」等を観ましたが、主人公が普通のオッサンであるせいもあって、また違った感じで面白かったです。主人公は20年ぶりに故郷に戻りますが、弟の未亡人がエロかったので、母子を養うために麻薬組織に入る決意をします。寂れた町なので、やりたい事をするより、できる事をやるという前向きさが良く伝わってきました。特に何も娯楽がなく、のんびりした日常と殺戮が隣り合わせなのが上手く描かれていました。組織に誘ってくれた友人が、モーフィアスみたいで存在感がありました。個人的には、ボスの魅力が薄いのが残念でしたが、「フォールアウト ニューベガス」のようなワクワク感があり、思わぬ出会いを楽しむ事ができました。