勝手にふるえてろのレビュー・感想・評価
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松岡茉優という名の大女優
バラエティー番組でしゃべれる面白くて可愛い女優さんと言う認識でしたが、ここまで素晴らしい演技を見せてくれるなんて。また彼女自身もヲタクなんですよね(ハロプロの)
彼女の視界の片隅に居続けたイチ、彼にとっては
カレの世界の片隅でしかなかった"キミ"以上でも以下でもなかったヨシカ
あそこでとっさに、自分の名前を言ってもっと仲良くなればいいのにって思える人はきっと人生勝ち組ロードなのだろう
できれば共感したくないけど、
絶妙に共感してしまうもどかしい気持ち
あと二のキモさが異常
でもこういう奴いるよなあって思ってしまう
フィクションだと割り切ったり、こんな奴いるか?!って思いたかった人生
無敵感と罪悪感
松岡茉優主演、大丸明子監督作品。意外にも松岡茉優映画初主演。
中2から片思いのイチ、急に告白してきた同僚のニとの間で揺れる主人公のヨシカ。
今まで付き合ったことがなく、地味なオタク
女子のヨシカは友達もおらず、東京で一人暮らし。
ある事故をきっかけに死にかけ、一度死んだ身と割り切り、イチに会う決心をする。
そして巻き起こる衝撃の事実、イチとニとの関係は。
リアルSNS、リアルツイートなどと言われる本作品。
皆様々鬱憤があり、誰か人と人との繋がりが欲しいと思っている現代社会が表現されている。
行きつけのコンビニやハンバーガーショップの店員、最寄りの駅の駅長、バスで隣に座る人、公園でよく見かける人などなど縁があるようで縁がない、近いようで遠い。
そういった人と繋がりたいけど繋がれない。
思ってること、考えていることを押し殺し、そういったことはSNSなど呟く現代社会。
それをいっそのこと全部言ってしまった時の無敵感と罪悪感。
笑いがたくさんあり面白く、かつテンポも良い!
オカリナはヤバい笑
松岡茉優さん、いいですね~
類まれなるいいキャラ持ってます。この役(ヨシカ)が素のように感じてしまうくらいです。
でも私が観た作品だけでも『ちはやふる』『万引き家族』『蜜蜂と遠雷』『劇場』とそれぞれ全く違った役どころで大きな存在感を出しておられ、とりわけ美人というわけではないのですが(失礼!)数々台頭してきている若手女優の中でも将来が(いやすぐ次の作品でも)楽しみな女優さんです。
実際にこんな『こじらせ女』っているんでしょうか。『一』に対する一途な想い=純真(純粋)さ、と色々な意味での『わかんない人』を同居させているキャラクターに結構引き込まれました。
これを観てから上記の作品での役作りを順番に観るべきだったかなって思いました。
展開的には前半の進み具合と後半の若干だれ気味な流れが気になりましたが面白く観られました。正直最初に松岡茉優さんをバラエティ番組で見かけた時は、まだ若いのに結構はっきりとしたもの言い(悪くいえばタメ口っぽい?)が気になり何者?って思ってましたがその後の活躍が彼女の才能をよ~く物語っていると思いますね。
北村拓海さんは『キミスイ』で一躍有名になりましたがこの作品が後なんですね?いい味出してました!いい味と言えば『二』の渡辺大地さんのキャラもいいですね~彼『黒猫チェルシー』のVocalなんですね。(って名前しか知らないのに若ぶって、知ったかぶりです)色々とTV、映画でも活躍されているようでこの方もこれからが楽しみです。
また久しぶりに見た片桐はいりさんがとてもいいアクセント(名前や色々なヨシカへのアドバイス、最後の方のカップル立ち等々)で思わず「うまい!」って脚本?監督?の起用の仕方に感心しました。
なかなかこんな作品は観ることがなく結構楽しめました。
エースをねらえ岡ひろみ的ファンタジー
面白い
「いいパンチじゃねぇか、効いたぜ…」
頭で理解するより感じる映画
古き良き女優の最後の一人かも
公開3年ほどして初めてこの映画を見たけれど、それまで初主演映画がなかったことにそれはそれで驚き。
『劇場』も見ることができたが松岡茉優の演技は最近の演技の流行り傾向からするとどこか少し"やりすぎ"を感じる。映画のまとめ方としても"大団円に向けて"スパートをかける作り方もコロナ禍の中では現実の方がドラマチックでわずか3年もたずにこの映画を古くしてしまい、新型コロナウイルスの凄さ="いざ現実が大きく動く"と最近のドラマなどは蹴散らされてしまう。
とりとめもなく書いたけれど、これぞ演技、という舞台から派生した演技は松岡茉優で最後かもしれないと思ってしまった。
次に来るのは清原果耶のような"際立たない"演技かな。
松岡茉優さんの実力爆発😊
不器用女子の物語。
コミカルな、女子のメンヘラ
絶滅危惧種と孤独
昨日は酔ってました。
酔った状態で文を書いていたので、文体が気持ち悪かったです。書き直します...
最近イチオシの松岡茉優。
松岡茉優が主演の映画の中でもかなり評価がいいので、結構期待して鑑賞。
面白かったです。
流石評価がいいだけの事はある。
しかし、期待してたより...と。
厳しめに評価していきますよ〜
OLのヨシカ(松岡茉優)は中学生の同級生で、一方的な恋心を抱いていたイチ(北村匠海)のことが10年経っても引きずっていた。
まず、この映画の見所を3つ。
1つ目、松岡茉優の演技力。
発狂してマジンガートークになり表情豊か。
ヨシカは松岡茉優にしかできない。最高級の演技力。
圧倒です。流石です。天才です。
2つ目、伏線の散りばめ方。
至る所に伏線を置きまくり、綺麗に回収。
脚本すんばらしい。どゆこと?が最後にはスッキリ。
3つ目、テンポの良さ。
次々と話が進んでいき、スムーズ。
飽きることが1度もなかった。
そして、この映画の欠点2つ。
1つ目、羞恥心。
ヨシカはダメ駄目人間ではなく、仕事もできるしコミュ力が皆無という訳では無い。なのにおどおどしたり、恥知らずの行動をする。2もそう、シンプルに気持ち悪い。恋愛初心者の人と分かってする行動かいな。イヤと言った瞬間ストーカーですから。
2つ目は、心情の変化。
結局北村匠海はか20分もでなかったので、1から2へとヨシカが気が割りした理由が不明のまま。
しかもよくバレんかったの!ww
名前が無ければ、人は孤独で死んでしまう。
勇気も無ければ、これまた孤独死してしまう。
人間寂しさを埋めるために恋愛してんのか、寂しくなりたいから恋愛してんのか。
脚本と松岡茉優には圧倒されました。
タモリ倶楽部だから、金曜日は無理!
良い作品でしたよ。
松岡茉優のひとり勝ち
辛くても前を向ける優しい世界
原作既読。
恋愛経験のない江藤ヨシカの成長物語。
松岡茉優さんの演技がすごく自然で、妄想オタク女子にぴったりでした。
原作も勿論良いのですが、映画はそれ以上。
原作ではイチがカッコ良くて、ニは結局ウザいし、ヨシカはイタい女に感じてしまうのですが、映画ではニはカッコよくて、ヨシカも全然イタくなく、むしろ応援したくなるそんな風に描かれていて、良かったと思います。
渡辺大知さんのなんとも言えないウザさ(勿論褒め言葉です)で完全にニ派になってしまいました。
映画前半はヨシカの妄想やミュージカル調を挟みながらなので、普通の映画といった感じですが、後半の嘘をつくあたりからの盛り上がりがお見事です。
映画の個性的なオリジナルキャラクターもいい味を出していました。
恋愛以外でも何か壁に当たったり、社会の荒波に飲まれそうになったりした時に観たい一作。
きっとアンモナイトと前を向いて明日も頑張れる、そんな映画でした。
騙されないで、この映画は単なるラブコメではない!
これからも日本映画界の中心を間違いなく担っていくであろう松岡茉優の初主演作は、映像を通じて自分のイタい経験を掘り起こされる感覚に陥って身悶えし、それでいて最後には爽やかな感動を残す、文句なしの傑作でした!
なんと言っても、フレディ・マーキュリー似の上司へのイジり、空耳アワー好きには堪らない小ネタなど、あらゆる技を駆使して観客を笑わせながら、同時に非常に自然体である松岡茉優の演技には舌を巻くばかりです。一歩間違えばデフォルメ化された、現実味のない人物になりかねない役を見事に体現していました。
しかし、中盤に訪れる「あるどんでん返し」には思わずギョッとさせられ、それまでゲラゲラ笑っていたシーンが180°違って見えてくるのです。彼女が内面に抱えていた孤独、自身が願う理想と現実のギャップの大きさに愕然とさせられました。
既に見た方はお分かりかと思いますが、試写会でも大九監督や松岡茉優が語る通り、この映画の主眼は「イタい女子が繰り広げるラブコメディ」ではなく、「人は何故辛い現実に向き合い、他者や世界と関わるのか」という至極ストレートなメッセージに置かれているのです。
それを踏まえると、タイトルの「勝手にふるえてろ」とは、世界と関わることを選んだ彼女が、未だ自身の中に残る恐怖を鎮めるために、自分自身に言い聞かせた台詞のように感じられました。
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