「是非、海外での配給を!」勝手にふるえてろ bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)
是非、海外での配給を!
原作は未読ですが、綿矢りさがここまで、キレまくった女の子を描いていたとは驚きでした。また、脳内に充満した妄想をここまで、遠慮会釈なく描破しきった大九監督の手腕も鮮やかでした。松岡茉優の迫真の演技にも拍手、です。できれば、海外にも配給してこの極めてユニークな作品を知らしめてもらいたいものです。(尤も、そうなったら、膨大な量の字幕が必要になるのでしょうが・・・)☆を半分減らしたのは、最後のセリフの意味が、私の頭の中で消化しきれなかったからです。「勝手にふるえてろ」って、一体、どういうことなのでしょう。うーん、判りません。
そうは云っても、見終わった後、ことばでは云い尽くせない爽快感が残る作品です。2017年の日本映画を象徴する一本であることは、間違いないでしょう。
コメントする