孤狼の血のレビュー・感想・評価
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映画『孤狼の血 LEVEL2』が2021年8月20日(金)に公開
2度目の鑑賞
続編が公開されると聞いて
原作未読
バイオレンス映画で定評がある白石監督
時代は88年
翌年は平成
ポケベルとか懐かしい
昔の実録ヤクザ映画を彷彿させる静止画とナレーション
オマージュだろう
東映ヤクザ映画最高!
やっぱりヤクザ映画といえば広島弁が一番
「平和都市」に暴力団がよく似合う
新聞記者までヤクザっぽい
役所演じるマル暴の破天荒なベテラン刑事と松阪演じる本署から異動してきた学士様の若手刑事のコンビ
ヤクザ役の中村倫也が良い
TEAM NACSの最年少音尾琢真も良かった
一番年下という事実を受け入れ難い
石橋蓮司はここでも組長
暴力と暴言にに特化して「無駄」を削ぎ落とした『アウトレイジ』に比べると女優陣も若干華やかでヤクザ絡みでたしかにグロいが娯楽性は高い
おっぱいもたくさん出る
真木ようこは乳出さないけど
広島市は実名で呉原は架空という謎
エンドロールカッコいい
続編は役所広司無しで不安だが必ず観ようと思う
物語りを純粋に堪能できた
綱の上に乗ってしまったガミさんとヒロダイ
機内(2018.5.)の小さい画面から一応普通の大きさの画面で中断されることなくやっと全貌を見ることができました。
役所広司の演技の幅広さはもう超人的です。松坂桃李の変貌(成長とも言う)と頬が痩けて鋭くなっていくのよかったです!ピエール瀧と石橋蓮司、適役。江口洋介と(特に)竹野内豊は意外でしたがとてもかっこよかったのでもっと場面が欲しかった!ショートヘアの真木よう子の着物の衿合わせと衣紋の抜きが凄い!完全に玄人さん、似合ってました!一度やってみたいが絶対にできない!
昭和がもう終わる頃が舞台なんだ。自動車電話用の太くて真っ直ぐで頑丈なアンテナが懐かしい。
ガミさんは天使だったんですね。LEVEL2に行く準備できました❗️
昭和の匂いが漂う漢の映画
悪と悪のぶつかり合いの末見えてくる人間の本性
山田孝之主演の「凶悪」でも人間の持つ悪を見せてくれた白石和彌監督。本作でも、警察とやくざの激しい抗争がリアルに描かれており、過激な裏社会の実態を存分に見せていました。話題を呼ぶのも納得のいく映画です。
まずなんといっても役所広司のキャラクター性がストーリーに引き付けてきます。刑事なのに裏社会の危ない人たちと繋がっており、まさに「マル暴」です。悪を成敗する立場の人間が悪の道で生きている。なんとも理解しがたいけど面白さを感じます。殺人、賄賂、闇金といった悪事が鮮明に見えてきました。そんな刑事に振り回されるのが松坂桃李演じる若手刑事。彼も彼で、悪事はしてはならないと思っているもののなかなか過激なことはしており、役所広司演じるマル暴刑事の悪態が目に見えて体に染みついている感じがしました。
キャスト陣も豪華です。「MOZU」での刑事役で有名な真木よう子や滝藤賢一、中村獅童、ピエール滝、石橋蓮司、江口洋介といった名優が集います。ただ、個人的に一番興味をひかれたのが、中村倫也演じるやくざの永川です。そこまで主要なポジションではないものの、普段テレビで見るような温厚そうな中村倫也が荒々しい人殺しのやくざを演じており、彼に対する概念が少し覆りました。やはりどんな役にでも染まるのが俳優というものです。そして、こんなカッコいいやくざいないだろうなと思ったのが江口洋介です。「コンフィデンスマンJP」でも、はめられてばかりのやくざの頭を演じていましたが、「孤狼の血」でのやくざは違います。彼らしいスタイルで悪の人間を残忍かつスタイリッシュに演じていました。
今年8月に続編の公開が控える「孤狼の血」。役所広司は出てこないみたいですが、松坂桃李が主役ということで機会があったら見てみたいです。前作越えのテイストを期待します。
【一線の引き方】
これは、ヤクザ映画というより、実は刑事ドラマではないかと思う。
戦後、暴力団は必要悪のように言われる時期もあった。
ずっと昔、亡くなった祖母が、「やくざって何?」と聞く僕に、困ったように、あれこれ説明した後、「普通の人には悪いことしないから大丈夫」と付け加えていたことを思い出す。
あれこれ説明されたことは忘れたけど、付け加えたところは覚えていて、後々「やくざは堅気には手を出さない」という意味だったんだと思い返した。
こうした線引きがあったからこそ、ヤクザ映画が人気を博した時代もあったのだと思う。
しかし、バブルの時代になると構成員が増大し、違法薬物への関与に加え、地上げ行為の中心的存在となったことで資金力がつき、島というのか地域を跨いだ抗争に発展することも多くなり、社会不安を煽るとして、1992年の暴対法の施行に繋がった。
この作品は、その暴対法前夜に、
大上という刑事が、
●暴力団同士の余計な抗争は避ける、更に、
●一般の人間、つまり、堅気には手を出させないという、
2点のみから、法的な解釈とは関係なく自らの行動に白黒の一線を引き、行動する姿が迫力満点で描かれている。
確かに、思い返すと、関西の暴力団組織が、東京にも進出か?とか、〇〇系暴力団が報復みたいなニュースが飛び交っていた時期だし、それだけ東京を中心にした大都市圏の地価の高騰は魅力的だったのだと思うし、都市部を中心に全国各地で暴力団の抗争が勃発していたことは想像に難くない。
そして、大上の自らの命を、自ら守る術が、警察官僚と暴力団の癒着の実態把握というのは、こうした事実を描いた映画が複数あることからも、リアリティが増す気がする。
また、「孤狼の血」が秀逸なのは、大上の一貫した行動様式の裏に潜む人間臭さが、物語の進行とともに観る側の想像を掻き立てるところと、日岡の僅かずつだが確実に変貌していく様がきめ細かく描かれているところだと思う。
役所さんと松坂さんの演技が光るところだ。
そんなことで、僕は、この作品は、刑事ドラマではないかと思うのだ。
とにかく、あれこれ考えるより、ストーリーに惹きつけられる映画だ。
他のキャストも抜群で、真木よう子さんは相変わらずだが、阿部純子さん演じる薬剤師の桃子がグッとくる映画だった。
結構、キーパーソンだと思う。
桃子が大上の墓参りで日岡にばったり出くわして、「ただで、わたしのおめこおがましてやったき、ええじゃろ」って明るく言い放つ姿には、何とも言えず、唖然として笑ってしまった。
これから、「孤狼の血 LEVEL2」完成披露特別上映会に臨みます。
2を前に今さら観賞
2回目
気合の入ったヤクザ&警察映画
昭和が終わるその頃、広島を舞台にして1人のマル暴刑事とヤクザたちの物語。
続編リリース間近の予習鑑賞。
主演の刑事役の役所広司さん。
実にうまい!
松坂桃李さんが大卒刑事の相棒として務まるのか?とヤキモキしながら見るところに引き込まれていく。
広島では広島大学卒業という特別のステータスがある。
それをこれでもかと役所広司さんのセリフに盛り込むのは本当にそういう意識が強いからだ。嫌味ではないのだ。
よく取材されていると感心。
広島でヤクザもの作品といえば言わずもがなの仁義なき戦い。
あまりに印象強く名作としてその名を馳せているので、この後追いはどうかと観ながら心配がよぎるが、そんな気持ちはすぐに払拭。
独自作品として非常に見応えがあり、これぞ日本映画と思わせる。
R+15とし演出、描写に一切の遠慮もなく凄みを十二分に発揮。
約2時間の作品だが、それ以上の時間観ていた感じのある分厚い映画でした。
恐ろしい
ラストシーンも実に爽快
昭和のどヤクザ物語、実に白石監督らしい作品です。
始まって早々、伊吹吾郎が出てきて吹きましたw
桃李くんと伊吹吾郎、シンケンジャーの二人を組ませたのは狙ってのことだろうか?すごいドキドキしましたよ。
昭和らしくドロっとさせながらも、どこか子気味良い仕上がり。
キャストがすごい豪華で、その中でも役所広司がやっぱり際立っていました。
自身の艶を出しながらも、桃李くんの芝居をぐいっと引き上げているのがすごい。
桃李くんこの作品で一皮剥けたのでは無いでしょうか?最初と最後でし全然顔つきとか変わってます。
当時の雰囲気を街並みから小物まで実に気を使って再現していて、自販機でビール買えるのとかすっごい懐かしい。
あと溺死体の再現度も中々でした。いや、実際見た事ないんですけどね。
後半からは想像以上にスリリングな展開を見せ、終盤の畳み掛ける展開は見事。
その逆転劇はゾクゾクとするようでした、ラストシーンも実に爽快だったなぁ。
なんだかんだと面白かい作品でした。
極上のバイオレンス!スクリーンからほとばしる熱気が伝わってくる。
グロくてキモイシーンあり
昭和63年という、今とは異なる時代のヤクザと警察の攻防。初っぱなから、小指切られるシーンとか、耐えられる人用。コンプラ時代から観たら、あり得ないことばかり。綱渡り始めたら進み続けるしかない刑事が孤狼か。俳優陣は皆さん素晴らしかったです。
繰り返す抗争は「仁義なき戦い」を思い出す
4
ヤクザ映画の復興
竹野内豊はドラマ「ヤンキー母校に帰る」を思い出しながら「仁義なき戦い 広島死闘篇」で千葉真一が演じた大友勝利をイメージしたり、強引に松方弘樹のポジションの江口洋介は「狂気の桜」を、駿河太郎は川谷拓三的役割で中村倫也は悪魔のキューピーみたい。
石橋蓮司は散々な扱いだった「アウトレイジ」と変わらないキャラが専売特許、脱がない真木よう子より役所広司とMEGUMIの濡場の方が見たかった!?
これは「仁義なき戦い」ってより「県警対組織暴力」の方がしっくり来る、中島哲也の「渇き。」で似たような役柄の役所広司は断然こっちが良い、白石監督の方が巧い、最近のヤクザ映画と言えば"アウトレイジ三部作"で最近の北野武より白石和彌の方が巧い。
物語終盤、正義という名の悪にジワジワと染まったかのような松坂桃李はマイケル・コルレオーネ、ヴィゴ・モーテンセンが演じた「イースタン・プロミス」も、それは大袈裟に言い過ぎかもしれない。
TVドラマばかりのイメージでは役者が可哀想、役所広司は映画俳優として確かな存在、今やイケイケの松坂桃李、江口洋介や竹野内豊、中村倫也など本域で演技をする姿が映画のレベルを高みに、このジャンルを撮らせたら白石和彌に敵う監督は見当たらないなぁ。
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