孤狼の血のレビュー・感想・評価
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2回目
現在、2023年12月1日。
2021年に観ていたけど、オーディブルで原作を聞き、
組名・人名ともに沢山出てきてややこしく、
やや投げ出した感じで聞き流してしまったので、
改めて鑑賞。
ありがとう😭白石監督とスタッフの皆さん。
ありがとう😭俳優の方々。
やっぱり良かった。
本だと、元々ヤクザモノに興味があるわけではないので、人間関係もギリ人情も、どうでもいいことやってるように感じてしまうのだけど、
映画では、なぜか「どうでもいいこと」と感じる間もなく、惹きつけられる。
まさしく、映画によって作品に命が吹き込まれた感じ。
あんなにどうでもよくなったのに、
2作目をオーディブルで聴きたいな〜という気になっている。笑
気合の入ったヤクザ&警察映画
昭和が終わるその頃、広島を舞台にして1人のマル暴刑事とヤクザたちの物語。
続編リリース間近の予習鑑賞。
主演の刑事役の役所広司さん。
実にうまい!
松坂桃李さんが大卒刑事の相棒として務まるのか?とヤキモキしながら見るところに引き込まれていく。
広島では広島大学卒業という特別のステータスがある。
それをこれでもかと役所広司さんのセリフに盛り込むのは本当にそういう意識が強いからだ。嫌味ではないのだ。
よく取材されていると感心。
広島でヤクザもの作品といえば言わずもがなの仁義なき戦い。
あまりに印象強く名作としてその名を馳せているので、この後追いはどうかと観ながら心配がよぎるが、そんな気持ちはすぐに払拭。
独自作品として非常に見応えがあり、これぞ日本映画と思わせる。
R+15とし演出、描写に一切の遠慮もなく凄みを十二分に発揮。
約2時間の作品だが、それ以上の時間観ていた感じのある分厚い映画でした。
恐ろしい
長らく生きて、邦画も洋画もアジア映画も‥色々見たけど、こんなに恐ろしい映像を見たことがない。
人間は恐ろしい。生物に凄惨で残忍なことをする、地上で唯一の生物だと思う。
大上も一ノ瀬も日岡も残忍で人間臭い。そして自分も彼らと同じ人間なのだと思うと背筋が寒くなる。
ラストシーンも実に爽快
昭和のどヤクザ物語、実に白石監督らしい作品です。
始まって早々、伊吹吾郎が出てきて吹きましたw
桃李くんと伊吹吾郎、シンケンジャーの二人を組ませたのは狙ってのことだろうか?すごいドキドキしましたよ。
昭和らしくドロっとさせながらも、どこか子気味良い仕上がり。
キャストがすごい豪華で、その中でも役所広司がやっぱり際立っていました。
自身の艶を出しながらも、桃李くんの芝居をぐいっと引き上げているのがすごい。
桃李くんこの作品で一皮剥けたのでは無いでしょうか?最初と最後でし全然顔つきとか変わってます。
当時の雰囲気を街並みから小物まで実に気を使って再現していて、自販機でビール買えるのとかすっごい懐かしい。
あと溺死体の再現度も中々でした。いや、実際見た事ないんですけどね。
後半からは想像以上にスリリングな展開を見せ、終盤の畳み掛ける展開は見事。
その逆転劇はゾクゾクとするようでした、ラストシーンも実に爽快だったなぁ。
なんだかんだと面白かい作品でした。
極上のバイオレンス!スクリーンからほとばしる熱気が伝わってくる。
冒頭からバイオレンス全開でありました。
役所広司の刑事なのにむちゃくちゃな横暴に振り回される松坂桃李が非常に面白く、どんどんと引き込まれる。
最近ではアウトレイジがヤクザ映画としてわかりやすいが、あちらはエンターテイメント感が高く、こちらは泥臭いドラマ性も高い。
キャストの人間臭さが伝わってくるし、広島弁とそれに合わせて凄む感じがスクリーンからほとばしる。
観ていて本当におもしろい、またエログロもありヤクザのリアリティーが表現されています。
続編も制作されているので、今から非常に楽しみ。
グロくてキモイシーンあり
昭和63年という、今とは異なる時代のヤクザと警察の攻防。初っぱなから、小指切られるシーンとか、耐えられる人用。コンプラ時代から観たら、あり得ないことばかり。綱渡り始めたら進み続けるしかない刑事が孤狼か。俳優陣は皆さん素晴らしかったです。
繰り返す抗争は「仁義なき戦い」を思い出す
あのシリーズがあって、広島は怖い町というトラウマができたけど、この映画もそんなトラウマに取りつかれる青少年がいるんじゃないかな。
抗争する2つの組織に割って取り入る警察、悪なのか正義の味方なのか曖昧なままドラマは進み、「なるほど」の結末。
役所広司と松坂桃李は「日本で一番長い日」でも共演したが、この作品では存在感ある役作りで良かった。特に、松坂桃李はただ純真なだけでの一本調子から脱してうまく演じたと思う。役所広司も、幅広い共演者に恵まれ、群像の中にうまく溶け込んでいるのがよい。この違いはストーリなのか、キャスティングなのか、監督の力量なのか。雲泥の差を感じた。
4
痺れた、、俳優たちの熱演ぶりが
本当に凄い、、本気のエネルギーというか圧倒。
やくざ映画なんだけど、ボコボコバンバン
だけじゃなく、しっかりと刑事もの映画で面白かった!
続編のビジュアル、松坂桃李がだいぶ
仕上がってるな〜(笑)
ヤクザ映画の復興
竹野内豊はドラマ「ヤンキー母校に帰る」を思い出しながら「仁義なき戦い 広島死闘篇」で千葉真一が演じた大友勝利をイメージしたり、強引に松方弘樹のポジションの江口洋介は「狂気の桜」を、駿河太郎は川谷拓三的役割で中村倫也は悪魔のキューピーみたい。
石橋蓮司は散々な扱いだった「アウトレイジ」と変わらないキャラが専売特許、脱がない真木よう子より役所広司とMEGUMIの濡場の方が見たかった!?
これは「仁義なき戦い」ってより「県警対組織暴力」の方がしっくり来る、中島哲也の「渇き。」で似たような役柄の役所広司は断然こっちが良い、白石監督の方が巧い、最近のヤクザ映画と言えば"アウトレイジ三部作"で最近の北野武より白石和彌の方が巧い。
物語終盤、正義という名の悪にジワジワと染まったかのような松坂桃李はマイケル・コルレオーネ、ヴィゴ・モーテンセンが演じた「イースタン・プロミス」も、それは大袈裟に言い過ぎかもしれない。
TVドラマばかりのイメージでは役者が可哀想、役所広司は映画俳優として確かな存在、今やイケイケの松坂桃李、江口洋介や竹野内豊、中村倫也など本域で演技をする姿が映画のレベルを高みに、このジャンルを撮らせたら白石和彌に敵う監督は見当たらないなぁ。
素晴らしかった
最初のシーンで衝撃を受け、観るのやめようかな…と思った。
最後まで観てよかった。
観終わった後は燃え尽きたような感覚が。
豪華俳優陣。
出演時間これだけ?!と思う方もたくさん。
だけど、それぞれにしっかりとした存在感があり、誰がどの役をやっていたかも、はっきり覚えている。
それは、物語と俳優さんがマッチしているからだと思う。
今の時代、いろいろな物をあんなにリアルに描いても大丈夫なのかとどきどきした。だけど、こういうのが観たかった。
日本が誇るヤクザ映画。
様々なものがあるけど、傑作といわれるものの中に、この作品は間違いなく入るだろう。
ヤクザ、警察内部のドロドロの世界感、日本映画も面白い
昭和世代の映画かと思ったが、2018年の公開と知りビックリ。
確かに、松坂桃李が準主演だが、役所広司、江口洋介など俳優陣も素晴らしく、引き込まれた。
警察官僚・現場警察のドロドロ感、ヤクザの抗争などもあって日本映画も捨てたもんじゃないと再実感。
原田芳雄が大上だったら…
ただ一点、
原田芳雄が存命で大上を演じていたら、
との思いが最後までつきまとった。
役所広司はさすがに上手い俳優で、
この映画の役にも驚くほどに成り切って
演じていた。しかし、本来、
彼はアウトローを演ずる俳優で無い。
この役は彼の俳優像としての
アイデンティティとは異なり、
やたら原田芳雄を思い浮かべながらの観賞
になってしまった。
彼だったら演技をも超えて大上そのもの
だったような気がして、
改めて原田芳雄を失った日本映画界の痛手
を感じる作品でもあった。
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