「物語りを純粋に堪能できた」孤狼の血 バニラさんの映画レビュー(感想・評価)
物語りを純粋に堪能できた
孤狼の血2の予告を観て、気になり視聴。
ぬるくないバイオレンスさ、昭和63年の古さ、物語の構図、諸々含め良い作品だったと思う。
孤狼の大上(ガミさん)は、表面では傍若無人な振る舞いをみせるも、物語の深淵に迫るにつれて、存在の大きさを感じた。
そして、ヤクザ、警察、カタギからの人望が厚いのは、ガミさんの人と向き合う熱さと優しさに魅了されるからなんだと。
松坂桃李演じる日岡は、ガミさんとの時を共にして、頼もしい姿に成長していくだけでなく、映画シーンの中で何度かガミさんが言ってた「頭の中にある」。その知恵を受け継いで、新しい世代として頼もしく強く熱く渋くなっていたように思う。
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