「気合の入ったヤクザ&警察映画」孤狼の血 零式五十二型さんの映画レビュー(感想・評価)
気合の入ったヤクザ&警察映画
昭和が終わるその頃、広島を舞台にして1人のマル暴刑事とヤクザたちの物語。
続編リリース間近の予習鑑賞。
主演の刑事役の役所広司さん。
実にうまい!
松坂桃李さんが大卒刑事の相棒として務まるのか?とヤキモキしながら見るところに引き込まれていく。
広島では広島大学卒業という特別のステータスがある。
それをこれでもかと役所広司さんのセリフに盛り込むのは本当にそういう意識が強いからだ。嫌味ではないのだ。
よく取材されていると感心。
広島でヤクザもの作品といえば言わずもがなの仁義なき戦い。
あまりに印象強く名作としてその名を馳せているので、この後追いはどうかと観ながら心配がよぎるが、そんな気持ちはすぐに払拭。
独自作品として非常に見応えがあり、これぞ日本映画と思わせる。
R+15とし演出、描写に一切の遠慮もなく凄みを十二分に発揮。
約2時間の作品だが、それ以上の時間観ていた感じのある分厚い映画でした。
はじめまして。零式五十二型さん。
みかずきです。
共感&フォローありがとうございます。
10年くらい映画レビューを書き続けていますが、
こちらのサイトには本年2月の登録したばかりです。
宜しくお願いします。
さて、本作、個性的なベテラン刑事役の役所広司と
新米刑事松坂桃李の組み合わせが良かったです。
役所広司の生々しい正義と松坂桃李の若々しい正義のぶつかり合いが
面白かったです。
仰る様に、役所広司は演技巧者なのでどんな役でも熟しますね。
うまいという言葉がピッタリ当てはまる演技でした。
決してクリーンとは言えない正義を貫いていく姿に
泥臭い迫力がありました。
一方の松坂桃李は、真っ直ぐな若々しい刑事が成長していく姿を好演していました。ラストシーンは二代目誕生を感じさせました。
では、また共感作で交流させて下さい。
-以上-